わたしはいなくてもいいひと
いないほうがいいひと
ひつようとしてくれているひともいるが
きらっているひともいる
かみさまにいかされているが
また
かみさまにみすてられてもいる
いきているめんどうが
つみかさなる
とうひしたいおもいが
ながれこんできて
こきゅうができなくなる
きべんのきりくちから
ちがながれて
とまらない
みつめることはできるが
うごくことはできない
とおくのみかづきが
だぶってみえる
わたしのめでは
もうくっきりとみられない
おもいでがあふれて
こぼれだす
へやのゆかが
つかいものにならなくなる
いきていきたいひとが
しにたいひとをひはんする
ひはんにあたいする
とおもう
はるのくうきは
あたたかくて
にんげんのあたまをひやせない
まんかいのさくらとともに
ちるのだけは
さけたいものだ
せめて
つきのでていないよるに
できれば
まちのくらがりで
いっしゅんのひかりをはなち
きえさりたいもの
2011年4月7日木曜日
2011年4月6日水曜日
質問するよりも
どこの誰に
質問したらいいのか
さっきから考えている
校庭のテニスコートの金網のもっと向こうにある
鉄の柱が
気になる
一部を黄色く塗装された仮設の柱
しかし
その鉄の柱は
答えてくれないだろう
☆
いつのまにか風に流されてきた雲が
マントを着た旅人のように思える
(青空を見るには少し眩しい
露出を絞りこまなければ)
その旅人に訊くのは違うだろう
旅人は盗賊のように去っていく
質問する相手を思い描いては
否定する
そのことを繰り返している
校庭では
サッカー部が大きく陣取って
サッカーボールを回している
息を切らしている奴をみていたら
自分の呼吸も引っ張られて苦しくなる
☆
通り雨
ぬるい雨
シャツが濡れて肌に張り付いたが
もう乾いてきた
文通相手に手紙を出して質問してみたらどうか
一瞬頭をよぎったが
そんな高度な手紙が書けるはずがない
それに迷惑だろう
☆
いったい誰が
質問を受け止めてくれるだろう
ネットの占い師?
マクドで
iPhoneで
詩の日記を書く
プレミアムアイスコーヒーを飲む
週末の約束が
ケータイに届く
こんな人間でも
会ってくれる人がいる
(街とは便利なものだ
人を酔わせることができる)
☆
自分は何を質問したいのだろう
それは
大事なことではないように
思えてくる
☆
放射能物質が風に乗って
飛んでくる
旅人の頭上を追い越し
雨にまぎれて
柱の黄色のところで
ちょっとたじろいだけれど
プレミアムアイスコーヒーのところまでくると
ジャンプして飛び込み
カップの中で溶けた
質問を
確かに受け止めた
質問したらいいのか
さっきから考えている
校庭のテニスコートの金網のもっと向こうにある
鉄の柱が
気になる
一部を黄色く塗装された仮設の柱
しかし
その鉄の柱は
答えてくれないだろう
☆
いつのまにか風に流されてきた雲が
マントを着た旅人のように思える
(青空を見るには少し眩しい
露出を絞りこまなければ)
その旅人に訊くのは違うだろう
旅人は盗賊のように去っていく
質問する相手を思い描いては
否定する
そのことを繰り返している
校庭では
サッカー部が大きく陣取って
サッカーボールを回している
息を切らしている奴をみていたら
自分の呼吸も引っ張られて苦しくなる
☆
通り雨
ぬるい雨
シャツが濡れて肌に張り付いたが
もう乾いてきた
文通相手に手紙を出して質問してみたらどうか
一瞬頭をよぎったが
そんな高度な手紙が書けるはずがない
それに迷惑だろう
☆
いったい誰が
質問を受け止めてくれるだろう
ネットの占い師?
マクドで
iPhoneで
詩の日記を書く
プレミアムアイスコーヒーを飲む
週末の約束が
ケータイに届く
こんな人間でも
会ってくれる人がいる
(街とは便利なものだ
人を酔わせることができる)
☆
自分は何を質問したいのだろう
それは
大事なことではないように
思えてくる
☆
放射能物質が風に乗って
飛んでくる
旅人の頭上を追い越し
雨にまぎれて
柱の黄色のところで
ちょっとたじろいだけれど
プレミアムアイスコーヒーのところまでくると
ジャンプして飛び込み
カップの中で溶けた
質問を
確かに受け止めた
2011年4月5日火曜日
最高指令
原発の必要性を訴えるために
この際
計画停電を効果的にやらなければならない。
産業も病人も生かさず殺さずが方針だ。
多少の犠牲は出てもいい。
悲痛な面持ちでお詫びすればいい。
消費者心理を掴み
ニュースをコントロールして
エキセントリックな人々も利用して
悲劇を演出し
カッコつけたがりの権力者をうまく使いこなし
我々の組織を守らなければならない。
今までそうしてきたように。
我々の必要性を認識させ、
成長しなければ苦労の意味がない。
我々は産業界のエリートだ。
かつて銀行を国民の負担で救ったように
我々も救われるべきだ。
責任をとってやめなければならない者たちは
決して見捨てることはしないから
ここをうまく乗り切って
次のステージで好き好きやってくれ。
具体的には
秘密組織を発足したので情報を集約し
戦略を立て指示をくだす。
事故の影響が幅広いので
撹乱に使う情報と
ヤバイ情報の出し方が勝負だ。
さあ
取りかかれ。
これが最初の作戦だ。
---そうして
いつものように
資料が配られる
この際
計画停電を効果的にやらなければならない。
産業も病人も生かさず殺さずが方針だ。
多少の犠牲は出てもいい。
悲痛な面持ちでお詫びすればいい。
消費者心理を掴み
ニュースをコントロールして
エキセントリックな人々も利用して
悲劇を演出し
カッコつけたがりの権力者をうまく使いこなし
我々の組織を守らなければならない。
今までそうしてきたように。
我々の必要性を認識させ、
成長しなければ苦労の意味がない。
我々は産業界のエリートだ。
かつて銀行を国民の負担で救ったように
我々も救われるべきだ。
責任をとってやめなければならない者たちは
決して見捨てることはしないから
ここをうまく乗り切って
次のステージで好き好きやってくれ。
具体的には
秘密組織を発足したので情報を集約し
戦略を立て指示をくだす。
事故の影響が幅広いので
撹乱に使う情報と
ヤバイ情報の出し方が勝負だ。
さあ
取りかかれ。
これが最初の作戦だ。
---そうして
いつものように
資料が配られる
2011年4月4日月曜日
あなたのほう
待ち合わせの約束をしたまま
忘れてしまった日
取り返しのつかないことばかりが
思い出される
涙が枯れ果てた夕日のベランダで
傷ついたのは自分ではないことに気づいた
待ち合わせをしたまま
忘れられたのは私のほう
そのことを覚えていたのは
あなたのほうだった
忘れてしまった日
取り返しのつかないことばかりが
思い出される
涙が枯れ果てた夕日のベランダで
傷ついたのは自分ではないことに気づいた
待ち合わせをしたまま
忘れられたのは私のほう
そのことを覚えていたのは
あなたのほうだった
2011年4月3日日曜日
あのコのことはわたしがいちばんよく知っている
あのコはスキ
あのコはキライ
あのコはまあスキかな
あのコはウザい
あのコは超便利
あのコはムカつく
私は?
あのコが店に入って行く
あのコがスマホでメールしてる
あのコがホットペッパーみてる
あのコが買い物してる
あのコがカレシと笑ってる
あのコが猫にお菓子あげてる
私は?
あのコが神社で手を合わせてる
あのコが男に怒鳴られてる
あのコが料理を作っている
あのコが泣けずに唸っている
あのコが友だちを慰めている
あのコが嘘ついて誤魔化してる
私は?
あのコは私の友だち
あのコは私の鏡
あのコは私のライバル
あのコは私の監視者
あのコは私の愚痴を聞いてくれる
あのコは私を遠慮なく叱る
あのコは私
私はあのコと同じ
あのコは私と同じ?
あのコはキライ
あのコはまあスキかな
あのコはウザい
あのコは超便利
あのコはムカつく
私は?
あのコが店に入って行く
あのコがスマホでメールしてる
あのコがホットペッパーみてる
あのコが買い物してる
あのコがカレシと笑ってる
あのコが猫にお菓子あげてる
私は?
あのコが神社で手を合わせてる
あのコが男に怒鳴られてる
あのコが料理を作っている
あのコが泣けずに唸っている
あのコが友だちを慰めている
あのコが嘘ついて誤魔化してる
私は?
あのコは私の友だち
あのコは私の鏡
あのコは私のライバル
あのコは私の監視者
あのコは私の愚痴を聞いてくれる
あのコは私を遠慮なく叱る
あのコは私
私はあのコと同じ
あのコは私と同じ?
2011年4月2日土曜日
寄付をする人
大きなお金を寄付するとき
彼は幸せな気分ではない
誰かと何かを共感できるとは
思っていない
彼の目的は共感ではないし
ましてや感謝されようなどもど思ったことはないのだ
彼は寄付を済ませたあと
いつでも孤独になる
云い知れぬ寂しさに襲われ
しばらくは黙して悶絶する
彼が得たものは
このような時間なのだ
だが
彼はその孤独こそが
一番大切なものだといつからか知るようになった
引き合う孤独の力が
宇宙を形成し
人は愛について語りさえする ☆
宇宙が彼を包み
彼は自分の考えたことが
記憶という海から溢れ出し
銀河を流れ去っていく様子を見る
もはや
どこに視点があるのか分からなくなる
所在無げな彼のポストに
乱れのない文字で記された
一通の礼状が届き
指先がその冷たさに出逢った
☆ この連は著名な詩の表現を引用しました
彼は幸せな気分ではない
誰かと何かを共感できるとは
思っていない
彼の目的は共感ではないし
ましてや感謝されようなどもど思ったことはないのだ
彼は寄付を済ませたあと
いつでも孤独になる
云い知れぬ寂しさに襲われ
しばらくは黙して悶絶する
彼が得たものは
このような時間なのだ
だが
彼はその孤独こそが
一番大切なものだといつからか知るようになった
引き合う孤独の力が
宇宙を形成し
人は愛について語りさえする ☆
宇宙が彼を包み
彼は自分の考えたことが
記憶という海から溢れ出し
銀河を流れ去っていく様子を見る
もはや
どこに視点があるのか分からなくなる
所在無げな彼のポストに
乱れのない文字で記された
一通の礼状が届き
指先がその冷たさに出逢った
☆ この連は著名な詩の表現を引用しました
2011年4月1日金曜日
2011年3月31日木曜日
雨の遣い
あなたは外でつらいことがあって
その小さな部屋に逃げ帰ってきた
ベッドの上に体を投げ出したまま
動けなくなってしまった
シャワーを浴びたいのに
じっとして自分を癒すしかなかった
窓の外で雨が降り出したが
気づく様子もない
その雨は私が遣いにやったのだ
あなたは
雨の音を聴きながら
それが何であるのか認識できない
幸せだったあの頃の
遠い歌声が
聴こえているような気がしているだけだ
その小さな部屋に逃げ帰ってきた
ベッドの上に体を投げ出したまま
動けなくなってしまった
シャワーを浴びたいのに
じっとして自分を癒すしかなかった
窓の外で雨が降り出したが
気づく様子もない
その雨は私が遣いにやったのだ
あなたは
雨の音を聴きながら
それが何であるのか認識できない
幸せだったあの頃の
遠い歌声が
聴こえているような気がしているだけだ
2011年3月30日水曜日
子どもたちへ
海から魚の女の子がやってきて
町は海の底に沈んでしまった
女の子は人間になったかな
このあとの世界は
君たちがすきなように作るといい
絵を描いてみて!
僕が大人たちを説得するよ
どんな町を作りたい?
町は海の底に沈んでしまった
女の子は人間になったかな
このあとの世界は
君たちがすきなように作るといい
絵を描いてみて!
僕が大人たちを説得するよ
どんな町を作りたい?
2011年3月29日火曜日
ノ
ノノノノノ
ノノノノノノノノノノノノノノノノ
のののののののの
nonononononono
nononononononoノノノノノ
ノノノノノnono
あなたは私が間違っているという
ラジオにのせて
夕暮れ時に...........
ノノノノノノノノ
針葉樹の葉の
ノコギリ
ノノノノノノノノ
ノノノノノノノノノノノノノノノノ
ノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノ
ノノノノノノノノノノノノノノノノ
のののののののの
nonononononono
nononononononoノノノノノ
ノノノノノnono
あなたは私が間違っているという
ラジオにのせて
夕暮れ時に...........
ノノノノノノノノ
針葉樹の葉の
ノコギリ
ノノノノノノノノ
ノノノノノノノノノノノノノノノノ
ノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノ
2011年3月28日月曜日
夜はおやすみ(私の願い)
人命救助だって
夜はおやすみ
記者会見も
記者クラブも
監督官庁も
夜はおやすみ
眠れないのは
あなたとわたし
そして
人が操れないもの
電車だって
会社だって
役場だって
夜はおやすみ
でも本当は
働いている人がいる
起きている人がいる
眠れない人がいる
でも
誰かが蓋して
夜はおやすみ
ニュースは時々目を覚ます
再放送はボタン一つ
ニュースライターは夢の中で
徒競走
大事なことは
朝になるまで知らないことにします
そのほうが都合がいいこともあります
夜はおやすみなさい
それが大人の約束
どうか
朝には目覚めますように
明日こそ できごとを先送りしませんように
夜はおやすみ
記者会見も
記者クラブも
監督官庁も
夜はおやすみ
眠れないのは
あなたとわたし
そして
人が操れないもの
電車だって
会社だって
役場だって
夜はおやすみ
でも本当は
働いている人がいる
起きている人がいる
眠れない人がいる
でも
誰かが蓋して
夜はおやすみ
ニュースは時々目を覚ます
再放送はボタン一つ
ニュースライターは夢の中で
徒競走
大事なことは
朝になるまで知らないことにします
そのほうが都合がいいこともあります
夜はおやすみなさい
それが大人の約束
どうか
朝には目覚めますように
明日こそ できごとを先送りしませんように
新聞記事より
原発20キロ圏内、捜索進まず…1657人不明
読売新聞3月27日 21時13分配信
福島県大熊町や双葉町などの県警双葉署管内では、今も1657人が行方不明のままで、遺体は12体しか発見されていない。
同県警は「原発の20キロ圏内に遺体が何千体残されているか、わからない」としている。
読売新聞3月27日 21時13分配信
福島県大熊町や双葉町などの県警双葉署管内では、今も1657人が行方不明のままで、遺体は12体しか発見されていない。
同県警は「原発の20キロ圏内に遺体が何千体残されているか、わからない」としている。
2011年3月27日日曜日
念のため 見殺しに
念のため
この辺りの野菜は廃棄してください
10年食べ続けると
健康を害するおそれがありますもので
念のため
乳児に水を飲ませないでください
どうしても必要な場合は
大丈夫ですので飲ませてください
念のため
避難地域を広げます
いつ帰れるかは
わかりませんが
念のため
この辺りには近づかないでください
生存者は
見殺しにする方針です
この辺りの野菜は廃棄してください
10年食べ続けると
健康を害するおそれがありますもので
念のため
乳児に水を飲ませないでください
どうしても必要な場合は
大丈夫ですので飲ませてください
念のため
避難地域を広げます
いつ帰れるかは
わかりませんが
念のため
この辺りには近づかないでください
生存者は
見殺しにする方針です
2011年3月26日土曜日
ソファに坐って寛いでいる人
さっきからソファに坐って寛いでいるあの人は
ここが自分の部屋だと思い込んでいるらしい
煙草を吸い
ツマミを次々と口に運び
ビールを美味しそうに飲む
その態度は
あまりに堂にいっているので
私のほうが他人の家に来ているような錯覚に襲われる
出前でも注文しそうな勢いだ
大きなあくびをした
あの人には
私が居ることが分かっていないのだろうか
わたしは透明人間ではないのに
あの人はあの人の日常をそのまま抱えて
この部屋に来ている
わたしは
わたしの日常をかき集めて
勝負しなければ と思えてくる
そうしないと
私の存在のほうが希薄化してしまう
しかしなぜこんなことになってしまっているのだろう
いくら考えても思い当たるフシがない
いつの間に来たのだろう
なぜ 私は気づかなかったのだろう
第一 私はいま何処にいるのだろう
ソファの後ろのパソコンのところか
いいや
パソコンは付いているが
私が居る気配がない
そのとき
耳鳴りのようにサイレンが鳴った
まただ
と思った瞬間
汗のようなものがタラタラと
床に流れ落ちた
ここが自分の部屋だと思い込んでいるらしい
煙草を吸い
ツマミを次々と口に運び
ビールを美味しそうに飲む
その態度は
あまりに堂にいっているので
私のほうが他人の家に来ているような錯覚に襲われる
出前でも注文しそうな勢いだ
大きなあくびをした
あの人には
私が居ることが分かっていないのだろうか
わたしは透明人間ではないのに
あの人はあの人の日常をそのまま抱えて
この部屋に来ている
わたしは
わたしの日常をかき集めて
勝負しなければ と思えてくる
そうしないと
私の存在のほうが希薄化してしまう
しかしなぜこんなことになってしまっているのだろう
いくら考えても思い当たるフシがない
いつの間に来たのだろう
なぜ 私は気づかなかったのだろう
第一 私はいま何処にいるのだろう
ソファの後ろのパソコンのところか
いいや
パソコンは付いているが
私が居る気配がない
そのとき
耳鳴りのようにサイレンが鳴った
まただ
と思った瞬間
汗のようなものがタラタラと
床に流れ落ちた
2011年3月25日金曜日
友だちがやってきた
友だちがやってきた
一人ぼっちの夜に
まえぶれもなく
突然やってきた
いつの間にか
傍らに立っていた
やさしい表情で
言葉もなく微笑んだ
私も言葉を発しなかった
ただ友だちの眼を見つめた
気がつくと
友だちの手を握っていた
しっとりとして
あたたかかった
一人ぼっちの夜に
まえぶれもなく
突然やってきた
いつの間にか
傍らに立っていた
やさしい表情で
言葉もなく微笑んだ
私も言葉を発しなかった
ただ友だちの眼を見つめた
気がつくと
友だちの手を握っていた
しっとりとして
あたたかかった
2011年3月24日木曜日
別のものが宿る
何かの形にみえるが
そこには別のものが宿っているといっておこう
それが何であれ だ
そのことを知らずに近づけば
しっぺ返しを食ってしまう
例えばそれは大きな圧力釜の形をしているが
本当は200年以上前に戦火で焼けた掛け軸だ
日輪と一人の人物が描かれていた
また隣にあるプールは
砂漠に落ちてきた隕石のかけらだ
有名なサハラ砂漠に埋まっている
いまも埋まったままだが
そこに宿って顔を出している
その近くにあるまた別のプールは
中国 唐の時代の瀟洒な門だ
海岸線の形をしているものは
娼婦エレンディラのガーターベルトだ
そのガーターベルトには
いま数学の教科書が宿っている
数学の教科書には
ニューヨークのスタンドで1980年に売られたプレッツェルが宿っている
という具合だ
あの日
沿岸に大きな津波がやって来てから
この世は大きく変わってしまった
あらゆる形あるものに
別のものが宿っていった
宿ることで
よく変わったものもあれば
あまりよく変わらなかったものもあった
だが 悪くなったものは
わずかだった
何かの形に見えるものが
別の何かに宿られる世界ができていったとき
その大きな動きに
人々はあまり気がつかなかった
いや 気付けなかった
気づいた人は思った
なぜこんなことになってしまったかわからない
証明のしようがない
そこで詩人は詩を書いた
詩は少しずつ広がっていった
詩人に何が宿っているかは
語られていない
そこには別のものが宿っているといっておこう
それが何であれ だ
そのことを知らずに近づけば
しっぺ返しを食ってしまう
例えばそれは大きな圧力釜の形をしているが
本当は200年以上前に戦火で焼けた掛け軸だ
日輪と一人の人物が描かれていた
また隣にあるプールは
砂漠に落ちてきた隕石のかけらだ
有名なサハラ砂漠に埋まっている
いまも埋まったままだが
そこに宿って顔を出している
その近くにあるまた別のプールは
中国 唐の時代の瀟洒な門だ
海岸線の形をしているものは
娼婦エレンディラのガーターベルトだ
そのガーターベルトには
いま数学の教科書が宿っている
数学の教科書には
ニューヨークのスタンドで1980年に売られたプレッツェルが宿っている
という具合だ
あの日
沿岸に大きな津波がやって来てから
この世は大きく変わってしまった
あらゆる形あるものに
別のものが宿っていった
宿ることで
よく変わったものもあれば
あまりよく変わらなかったものもあった
だが 悪くなったものは
わずかだった
何かの形に見えるものが
別の何かに宿られる世界ができていったとき
その大きな動きに
人々はあまり気がつかなかった
いや 気付けなかった
気づいた人は思った
なぜこんなことになってしまったかわからない
証明のしようがない
そこで詩人は詩を書いた
詩は少しずつ広がっていった
詩人に何が宿っているかは
語られていない
2011年3月23日水曜日
マイページ
¥眠って
眠って起きることと
死んで生まれることは
どれほどの差があるのだろう
毎日目を覚まし
今日をどう生きようかと思案し
床に就く時
あやふやに
きょうへの思いと
明日の予定が混ざり合う
死んでゆく時
きょうまでの過去を振り返り
自分の死後に思いを寄せる
瞼に祭りの列が通り過ぎる
喜びを湛え苦悩を祓いながら
だが次の瞬間には
祭りの列の中で鳴り物をならし
舞を舞い
見物の人に愛想を振りまき
カメラに納められる
毎日眠り
毎日生きる
この役目を毎日担当して
マツザキヨシユキ46年4か月
¥ドングリ
ドングリとお魚で
ドングリトット
という
¥いつの間にか去っていった友
樹々の筆先ミドリ
キギノフデサキミドリ
という
誰も超えられない
初夏の峠のような言葉をのこして
きみが友であったことに
今初めて気づいた
2011/3/23
¥おさるさん
おさるさん
とんで行って助けてよ
籠を担いで
助け出しておくれよ
友だちを
小田原提灯ぶらさげて
暗い道を行っておくれ
¥僕の詩は
僕の詩は
もっとオトナにならなければ
ならないにだろうか
¥行方が分からない
不安はサーチライトにならない
不満は燃料にならない
心配は愛情にならない
この足で歩き
あなたを見つけ出したとき
郵便が届くように
愛が来る
誰から届いたかは知れずに
眠って起きることと
死んで生まれることは
どれほどの差があるのだろう
毎日目を覚まし
今日をどう生きようかと思案し
床に就く時
あやふやに
きょうへの思いと
明日の予定が混ざり合う
死んでゆく時
きょうまでの過去を振り返り
自分の死後に思いを寄せる
瞼に祭りの列が通り過ぎる
喜びを湛え苦悩を祓いながら
だが次の瞬間には
祭りの列の中で鳴り物をならし
舞を舞い
見物の人に愛想を振りまき
カメラに納められる
毎日眠り
毎日生きる
この役目を毎日担当して
マツザキヨシユキ46年4か月
¥ドングリ
ドングリとお魚で
ドングリトット
という
¥いつの間にか去っていった友
樹々の筆先ミドリ
キギノフデサキミドリ
という
誰も超えられない
初夏の峠のような言葉をのこして
きみが友であったことに
今初めて気づいた
2011/3/23
¥おさるさん
おさるさん
とんで行って助けてよ
籠を担いで
助け出しておくれよ
友だちを
小田原提灯ぶらさげて
暗い道を行っておくれ
¥僕の詩は
僕の詩は
もっとオトナにならなければ
ならないにだろうか
¥行方が分からない
不安はサーチライトにならない
不満は燃料にならない
心配は愛情にならない
この足で歩き
あなたを見つけ出したとき
郵便が届くように
愛が来る
誰から届いたかは知れずに
2011年3月22日火曜日
朽ちて美しくなろうとしている
朽ちて美しくなろうとしている
深く身を沈め
永遠に近づこうとしている
陽ざしも 夜の冷気も
遠くから聞こえてくる音も
潮風の香りも
人が戯れる音も
食べ物の味も
どれも同じものであると
初めて気づいたのだ
だが
その気づきもまた
同じものの一つだ
気づかないものとも
同じなのだ
もう言葉は存在しない
すべての差異が埋められてゆく
このような安定は初めてだ
誰もここにはこない
近くにいるのに
なんと遠いことだろう
朽ちていくことは
生まれていくこと
ただ
その時間の流れを
計るモノサシは
この世に存在しない
波音は繰り返し
語りかけてくる
去ったものたちは
すべてに同化して
言葉で伝えるべき物語はない
深く身を沈め
永遠に近づこうとしている
陽ざしも 夜の冷気も
遠くから聞こえてくる音も
潮風の香りも
人が戯れる音も
食べ物の味も
どれも同じものであると
初めて気づいたのだ
だが
その気づきもまた
同じものの一つだ
気づかないものとも
同じなのだ
もう言葉は存在しない
すべての差異が埋められてゆく
このような安定は初めてだ
誰もここにはこない
近くにいるのに
なんと遠いことだろう
朽ちていくことは
生まれていくこと
ただ
その時間の流れを
計るモノサシは
この世に存在しない
波音は繰り返し
語りかけてくる
去ったものたちは
すべてに同化して
言葉で伝えるべき物語はない
2011年3月20日日曜日
被災した電車さん
津波にさらわれて
線路を外れ
原っぱに倒れている
あなたに
電気を送る電線はない
あなたを操った
運転手も車掌さんも
常連のお客さんの姿もない
あなたの中には
瓦礫と林の木
電線の切れ端と電柱の一部
屋根の瓦や襖の残骸
畑でてきかけた作物の茎と葉
本屋の看板
子供のオモチャ
それから海に帰り損ねたものたちが
入っている
おおらかなきみ
よろけんで受け入れ
彼らを救おうとしたのだろう
かつて きみは
颯爽と海辺の線路を駆け抜けてきた
もっと昔には
都会のビルの間や
新しく作られたトンネルを走ったこともあった
そんなきみが
いまは横たわり
動きだす気配すらない
こんなにゆっくり
星空を見上げたことがあっただろうか
きみは僕たちの問いに答えるように
小さな聞こえない声でこたえてくれる
クモハ
クハ
モハ ……
線路を外れ
原っぱに倒れている
あなたに
電気を送る電線はない
あなたを操った
運転手も車掌さんも
常連のお客さんの姿もない
あなたの中には
瓦礫と林の木
電線の切れ端と電柱の一部
屋根の瓦や襖の残骸
畑でてきかけた作物の茎と葉
本屋の看板
子供のオモチャ
それから海に帰り損ねたものたちが
入っている
おおらかなきみ
よろけんで受け入れ
彼らを救おうとしたのだろう
かつて きみは
颯爽と海辺の線路を駆け抜けてきた
もっと昔には
都会のビルの間や
新しく作られたトンネルを走ったこともあった
そんなきみが
いまは横たわり
動きだす気配すらない
こんなにゆっくり
星空を見上げたことがあっただろうか
きみは僕たちの問いに答えるように
小さな聞こえない声でこたえてくれる
クモハ
クハ
モハ ……
2011年3月19日土曜日
盛大な拍手
地上よりもう一つ上の階で
パーティーが始まったが
皆 心配顏
行き先を告げずにきてしまった
いろいろとやりっぱなしで
離れてしまった
会場がざわめく
モニターに地上の様子が映し出されるたび
すまないと思う
あの惨状の中に置き去りにしてしまって
周りを見渡すと
知らない人がおおぜいいるが
なぜか旧知の親友や家族のように思える
恋人もいるに違いない
戻ることはできない
ここから眺めるだけなのだが、
会いにゆくことより祈ることのほうが尊いと思える
そのほうが役に立つのだ
パーティー会場では舞台の上で
スピーチが始まる
司会者がうまくて感心だ
登壇者の話に
皆がスッキリとした笑顔を見せる
そしてみるみる
気持ちが軽くなってゆく
皆、ありがとう
という言葉が心から湧き上る
地上の空に朝焼けが現れ
海に浮かぶ島を照らし出す
サイレンとともに
車が消えてゆく
人々が集まって
対策を練り
壊れたものを直し
さらには作り直そうとしている
パーティー会場では拍手の渦がわく
拍手の音は届いただろうか
確かに盛大な拍手だったのだが
パーティーが始まったが
皆 心配顏
行き先を告げずにきてしまった
いろいろとやりっぱなしで
離れてしまった
会場がざわめく
モニターに地上の様子が映し出されるたび
すまないと思う
あの惨状の中に置き去りにしてしまって
周りを見渡すと
知らない人がおおぜいいるが
なぜか旧知の親友や家族のように思える
恋人もいるに違いない
戻ることはできない
ここから眺めるだけなのだが、
会いにゆくことより祈ることのほうが尊いと思える
そのほうが役に立つのだ
パーティー会場では舞台の上で
スピーチが始まる
司会者がうまくて感心だ
登壇者の話に
皆がスッキリとした笑顔を見せる
そしてみるみる
気持ちが軽くなってゆく
皆、ありがとう
という言葉が心から湧き上る
地上の空に朝焼けが現れ
海に浮かぶ島を照らし出す
サイレンとともに
車が消えてゆく
人々が集まって
対策を練り
壊れたものを直し
さらには作り直そうとしている
パーティー会場では拍手の渦がわく
拍手の音は届いただろうか
確かに盛大な拍手だったのだが
2011年3月18日金曜日
懐かしい場所へ
何故か懐かしい と 思ったので
そう通信した
ルートは波形(なみがた)をしている
それが最短距離なのだ
進むために燃料は要らない
いってみれば
そう希うことで進むことができる
光の速さを殊更に意識しなくてもいい
光は違う種類の人間だ
いくつもの集落が
粒状の
光の小山として見える
そう通信した
山はいくつもある
音はほとんどしない
音を出さないのは
神様の声を聞くためだと思われる
かれらはそれぞれに
崇高に生きようとしているのだ
わたしは汚れたものだな
これは通信しなかった
明るい天体の向こうに回りこむと
小さな天体は光に邪魔されて見えなくなった
しかしそこには
あたたかい島があった
島には波が打ち寄せ
人々が穏やかに暮らしているようだ
波間から水にもぐると
水の粒が光に向かって昇っていった
青い空が水の底にもあった
鮮やかな色とりどりの貝やサンゴが星のように光っている
そう通信した
ルートは波形(なみがた)をしている
それが最短距離なのだ
進むために燃料は要らない
いってみれば
そう希うことで進むことができる
光の速さを殊更に意識しなくてもいい
光は違う種類の人間だ
いくつもの集落が
粒状の
光の小山として見える
そう通信した
山はいくつもある
音はほとんどしない
音を出さないのは
神様の声を聞くためだと思われる
かれらはそれぞれに
崇高に生きようとしているのだ
わたしは汚れたものだな
これは通信しなかった
明るい天体の向こうに回りこむと
小さな天体は光に邪魔されて見えなくなった
しかしそこには
あたたかい島があった
島には波が打ち寄せ
人々が穏やかに暮らしているようだ
波間から水にもぐると
水の粒が光に向かって昇っていった
青い空が水の底にもあった
鮮やかな色とりどりの貝やサンゴが星のように光っている
2011年3月17日木曜日
命は 失われていない
私は大きなものを失った
私は大きなものを失った
私は大きなものを失ったけれど
それは
自分の命ではない
あのひと
でも、ない
あのひとの
命、でもない
私は大きなものを失った
私は大きなものを失った
私は大きなものを失ったけれど
それは
失っても
仕方のないものばかり
あのひとは
大きなものを失った
あのひとは
大きなものを失った
あのひとは
大きなものを失ったけれど
それは
命、ではない
数えられない命が
去っていった
数えられない命が
去っていった
数えられない命が
去っていったけれど
それはあのひとから
失われた訳ではない
私は大きなものを失った
私は大きなものを失った
私は大きなものを失ったけれど
それは
失われても
仕方のないものばかり
あのひとは
あのひとたちは
大きなものを失った
あのひとたちは
大きなものを失った
あのひとたちは
大きなものを失ったけれど
それは
命ではない
命は
去っていっただけ
命は
失われていない
失ったものは
仕方のない
ものばかり
失ったものは
仕方がない
ものばかり
命は
失われていない
去っていっただけ
命は失われていない
どこかに
去っていっただけ
去っていっただけ
どこかに
私は大きなものを失った
私は大きなものを失ったけれど
それは
自分の命ではない
あのひと
でも、ない
あのひとの
命、でもない
私は大きなものを失った
私は大きなものを失った
私は大きなものを失ったけれど
それは
失っても
仕方のないものばかり
あのひとは
大きなものを失った
あのひとは
大きなものを失った
あのひとは
大きなものを失ったけれど
それは
命、ではない
数えられない命が
去っていった
数えられない命が
去っていった
数えられない命が
去っていったけれど
それはあのひとから
失われた訳ではない
私は大きなものを失った
私は大きなものを失った
私は大きなものを失ったけれど
それは
失われても
仕方のないものばかり
あのひとは
あのひとたちは
大きなものを失った
あのひとたちは
大きなものを失った
あのひとたちは
大きなものを失ったけれど
それは
命ではない
命は
去っていっただけ
命は
失われていない
失ったものは
仕方のない
ものばかり
失ったものは
仕方がない
ものばかり
命は
失われていない
去っていっただけ
命は失われていない
どこかに
去っていっただけ
去っていっただけ
どこかに
だれ
だれかいませんか
声が空気をノックする
だれかいませんか
ぼくは
なんども
目を覚ます
だれか
いませんか
その声を
聞き逃すまい
その声の主を
やり過ごすまい
空き地の横の
砂利道を
一緒に歩いた
きのう
きょうは
その
あした
きのうは
きょうの
きのう
おとといの
あした
小学生の
名札
名前
書いてある
滲んでいる
書いた名前
名前
海
風
涙を
飛ばした
海の風
つめたい
まぶしい
日差し
砂
砂
なにが
できますか
なにか
できますか
なにが
月
やがて
積もる
雪
きれいな
結晶
綿
雪
星
かたち
まっすぐ
でも
ゆらめく
あの日
雪
雪の
夜
声
サカナ
きこえる
さあ
声が空気をノックする
だれかいませんか
ぼくは
なんども
目を覚ます
だれか
いませんか
その声を
聞き逃すまい
その声の主を
やり過ごすまい
空き地の横の
砂利道を
一緒に歩いた
きのう
きょうは
その
あした
きのうは
きょうの
きのう
おとといの
あした
小学生の
名札
名前
書いてある
滲んでいる
書いた名前
名前
海
風
涙を
飛ばした
海の風
つめたい
まぶしい
日差し
砂
砂
なにが
できますか
なにか
できますか
なにが
月
やがて
積もる
雪
きれいな
結晶
綿
雪
星
かたち
まっすぐ
でも
ゆらめく
あの日
雪
雪の
夜
声
サカナ
きこえる
さあ
2011年3月16日水曜日
純愛プロジェクト
純愛でいこう
愛って尊いもの
傷ついてもすぐ治る
相手を信じる強さが大事
自分を信じることは
もっとむずかしいけど
逃げてる場合じゃないんじゃない
結論をだそう
すぐ決めよう
迷いを蹴っ飛ばせ
空に高くジャンプしよう
疲れはてて乗り込む終電
焦燥が襲う帰り道
忘れ物のような日々に
問いかけなくてもいい
無用な心配はもうしないで
することは何
いますぐいこう
迷わずに行こう
直感を信じて
全力で進もう
キミと二人の
新しい日々
夢の情熱を持って
進んでいく
愛って尊いもの
傷ついてもすぐ治る
相手を信じる強さが大事
自分を信じることは
もっとむずかしいけど
逃げてる場合じゃないんじゃない
結論をだそう
すぐ決めよう
迷いを蹴っ飛ばせ
空に高くジャンプしよう
疲れはてて乗り込む終電
焦燥が襲う帰り道
忘れ物のような日々に
問いかけなくてもいい
無用な心配はもうしないで
することは何
いますぐいこう
迷わずに行こう
直感を信じて
全力で進もう
キミと二人の
新しい日々
夢の情熱を持って
進んでいく
あやふやさん
1
あやふや 宙ぶらりん
ゆらゆら 揺れるので
そわそわ
気持ちが悪い
わたしを
いいかげんに投げ上げて
キャッチボールしないで!
空は好きだけど
落ちる感覚は嫌いなんだから
おっ、キャットがスキャットしてるわ
あんなところで
デベソなのね
ルビーの指輪
失くなったって
言っていたでしょ
芝生で
ゴロゴロしてたら
見つけたよ
しょんぼりしないで
「いつかきっといいことがある」
って何度言わせたら気が済むの(怒!)
アホ!
怒った?
あした起こしてくれる?
結婚するの?
んなはずないか
ペンギン観に行かない?
クラッカー投げよう
食べるかな
きみじゃあるまいし
豊島園にいるかな?
夜何時までだっけ
夢佳にきいてみる
あっ 夢佳はしならいな
メールするね
どんとこい
日曜日
関係ないけど
2
ぼくはやくにたちますか
いるだけじゃまですか
つかってください
すててもいいので
すてられて
はじめていきる
よそじかな
3
顕微鏡で見ちゃイヤ!
4
温泉行く?
5
苦労した?
6
ハリウッド仕込み?
7
飽きた?
8
そちのほうがいい。
いまのほうがいい。
あやふや 宙ぶらりん
ゆらゆら 揺れるので
そわそわ
気持ちが悪い
わたしを
いいかげんに投げ上げて
キャッチボールしないで!
空は好きだけど
落ちる感覚は嫌いなんだから
おっ、キャットがスキャットしてるわ
あんなところで
デベソなのね
ルビーの指輪
失くなったって
言っていたでしょ
芝生で
ゴロゴロしてたら
見つけたよ
しょんぼりしないで
「いつかきっといいことがある」
って何度言わせたら気が済むの(怒!)
アホ!
怒った?
あした起こしてくれる?
結婚するの?
んなはずないか
ペンギン観に行かない?
クラッカー投げよう
食べるかな
きみじゃあるまいし
豊島園にいるかな?
夜何時までだっけ
夢佳にきいてみる
あっ 夢佳はしならいな
メールするね
どんとこい
日曜日
関係ないけど
2
ぼくはやくにたちますか
いるだけじゃまですか
つかってください
すててもいいので
すてられて
はじめていきる
よそじかな
3
顕微鏡で見ちゃイヤ!
4
温泉行く?
5
苦労した?
6
ハリウッド仕込み?
7
飽きた?
8
そちのほうがいい。
いまのほうがいい。
2011年3月15日火曜日
あした出掛ける
線路のところまできた
彼方で曲線を描いて消えていく
耳の奥に かたっ かたっ …
響いている音
夕日が列車のように反映してやってくる
車内アナウンスの声に
女子高生たちが話しながら笑っている声が重なる
列車はいってしまったけれど
またいつか戻ってくる
わたしがここにいるから
あなたに逢うためになら
わたしは待っていよう
いや
あした
出掛けていこう
書きかけの手紙はそのままにして
彼方で曲線を描いて消えていく
耳の奥に かたっ かたっ …
響いている音
夕日が列車のように反映してやってくる
車内アナウンスの声に
女子高生たちが話しながら笑っている声が重なる
列車はいってしまったけれど
またいつか戻ってくる
わたしがここにいるから
あなたに逢うためになら
わたしは待っていよう
いや
あした
出掛けていこう
書きかけの手紙はそのままにして
2011年3月14日月曜日
あの部屋
あの部屋のドアを開けて
何度出ていっただろう
何度帰っていっただろう
数えきれないほどの思い出があった
辛いときには涙も流した
夢を一杯抱えて出ていったこともあった
帰っていったこともあった
楽しいこと
憂鬱なこと
嬉しい思い
儚い気持ち
様々な思いが巡った
窓を開けて見あげた星
明け方に鳴きやむ秋の虫
雪景色を見渡した夜
頬に火照りを感じながら
愛する人のことを思った
皆 あの部屋の中のことだ
皆 あの部屋の天井が
見守っていてくれた
わたしは別の部屋に移り住み
あの部屋は
今はどこよりも遠く
いくことはできなない
だが思い出すことはできる
心に思い浮かべて入っていくことはできる
部屋の明かりを暗くして
わたしは何を思おうか
どんな未来を描こうか
部屋に尋ねてみたい
部屋のドアを開けて
部屋に入り
また部屋を出てゆくまでの
わずかなあいだに
何度出ていっただろう
何度帰っていっただろう
数えきれないほどの思い出があった
辛いときには涙も流した
夢を一杯抱えて出ていったこともあった
帰っていったこともあった
楽しいこと
憂鬱なこと
嬉しい思い
儚い気持ち
様々な思いが巡った
窓を開けて見あげた星
明け方に鳴きやむ秋の虫
雪景色を見渡した夜
頬に火照りを感じながら
愛する人のことを思った
皆 あの部屋の中のことだ
皆 あの部屋の天井が
見守っていてくれた
わたしは別の部屋に移り住み
あの部屋は
今はどこよりも遠く
いくことはできなない
だが思い出すことはできる
心に思い浮かべて入っていくことはできる
部屋の明かりを暗くして
わたしは何を思おうか
どんな未来を描こうか
部屋に尋ねてみたい
部屋のドアを開けて
部屋に入り
また部屋を出てゆくまでの
わずかなあいだに
2011年3月13日日曜日
ラジオをやりましょう
ラジオをやりましょう
優しい陽射し
冷たい風
遠くをゆく電車の音
水が流れる音は聞き耳を立てても聴こえない
あなたとやりたいことは
ラジオ
あなたと聴きたいものもラジオ
乾電池を詰め込んで
でかけましょう
いつ帰ってくるか
きめなくていい
きままな旅
腰に下げていた不安は
いつの間にかなくなるよ
旅をしながら放送するラジオは
メールで番組表が届きます
どこかの町のカフェから放送したあとには
そのカフェに居座り
コミュニティーをつくってしまったりします
素敵だね
素敵なあなたと
ラジオをするって
優しい陽射し
冷たい風
遠くをゆく電車の音
水が流れる音は聞き耳を立てても聴こえない
あなたとやりたいことは
ラジオ
あなたと聴きたいものもラジオ
乾電池を詰め込んで
でかけましょう
いつ帰ってくるか
きめなくていい
きままな旅
腰に下げていた不安は
いつの間にかなくなるよ
旅をしながら放送するラジオは
メールで番組表が届きます
どこかの町のカフェから放送したあとには
そのカフェに居座り
コミュニティーをつくってしまったりします
素敵だね
素敵なあなたと
ラジオをするって
2011年3月12日土曜日
行方不明
暗い夜の海から
救難信号がでている
ひとり波にさらわれたあなたが
私に向けて発しているのだ
長大な夢をさまようさなかに
わたしはそれに気づいた
いくつもの物語が混ざり合い
濁流を作って
流れ過ぎる
その信号を受けるまで
わたしはいつのまにかあなたの記憶を奪われ
無目的に生きていた
どこまでが夢で
どこからが覚醒していたかは
どうでもいいことだ
ただ いま
その信号に答える方法が見つからない
あなたは遠いところに行ってしまった
そこで
幸せを掴んでいることを願う
救難信号がでている
ひとり波にさらわれたあなたが
私に向けて発しているのだ
長大な夢をさまようさなかに
わたしはそれに気づいた
いくつもの物語が混ざり合い
濁流を作って
流れ過ぎる
その信号を受けるまで
わたしはいつのまにかあなたの記憶を奪われ
無目的に生きていた
どこまでが夢で
どこからが覚醒していたかは
どうでもいいことだ
ただ いま
その信号に答える方法が見つからない
あなたは遠いところに行ってしまった
そこで
幸せを掴んでいることを願う
2011年3月11日金曜日
よろめきドラマ
よろめくよ
よろめきドラマは
たわむれる
ひがな一日
あいしてる
来る日も来る日も
いちゃついて
くんずほぐれつ
闇雲に
言うが早いか
抱き合って
とろけるまなざし
強く出て
押しては引いて
さえぎられ
よもやと思い
仮りそめに
居ても立っても
いられない
24時間週七日
ろくろくものも食べないで
そればっかりに熱中し
いやよいやよもスキのうち
盛って磨いて光らせて
パワースポット巡礼し
たたんでのしてまたひらき
くるくるまわり押し上げて
お釈迦様にも分かるまい
メーメーコヤギメー牛山
出かけるときは忘れずに
ゆるく締め上げきつく打つ
水分補給忘れずに
ヒアルロン酸1000ミリグラム
慌てず騒がず冷静に
くるぶしまではいいことに
ドーンと構えてさびしがる
よろめきドラマは
午後1時
よろめきドラマは
たわむれる
ひがな一日
あいしてる
来る日も来る日も
いちゃついて
くんずほぐれつ
闇雲に
言うが早いか
抱き合って
とろけるまなざし
強く出て
押しては引いて
さえぎられ
よもやと思い
仮りそめに
居ても立っても
いられない
24時間週七日
ろくろくものも食べないで
そればっかりに熱中し
いやよいやよもスキのうち
盛って磨いて光らせて
パワースポット巡礼し
たたんでのしてまたひらき
くるくるまわり押し上げて
お釈迦様にも分かるまい
メーメーコヤギメー牛山
出かけるときは忘れずに
ゆるく締め上げきつく打つ
水分補給忘れずに
ヒアルロン酸1000ミリグラム
慌てず騒がず冷静に
くるぶしまではいいことに
ドーンと構えてさびしがる
よろめきドラマは
午後1時
2011年3月10日木曜日
こわいものしらずのきみが
こわいものしらずのきみが
なにか必死にかんがえている
その顔はとても迫力がある
見ているほうも力が入る
こわいものしらずのきみが
かんがえるのをやめて笑う
笑顔の造形が美しい
角度を変えてもまた美しい
こわいものしらずのきみが
暗く沈んでだまっている
言葉が閉じ込められている
醗酵してお酒になりそう
こわいものしらずのきみが
ぼくのまえにいる
こわいものしらずの性格が
吊り橋をスタスタわたって
ぼくのなかに入ってくる
★要約
こわいものしらずのきみが
ぼくのなかに入ってくる
なにか必死にかんがえている
その顔はとても迫力がある
見ているほうも力が入る
こわいものしらずのきみが
かんがえるのをやめて笑う
笑顔の造形が美しい
角度を変えてもまた美しい
こわいものしらずのきみが
暗く沈んでだまっている
言葉が閉じ込められている
醗酵してお酒になりそう
こわいものしらずのきみが
ぼくのまえにいる
こわいものしらずの性格が
吊り橋をスタスタわたって
ぼくのなかに入ってくる
★要約
こわいものしらずのきみが
ぼくのなかに入ってくる
2011年3月9日水曜日
キミとの顛末 その一部
キミと
こんもりした山の
坂道を登っていっく
息が切れるけど気にしない
(でも気になる)
ちょうどいい歩幅の段々がつづく
ずんずん先を行くキミ
あとからついて行くぼく
てっぺんまではあとどのくらい?
てっぺんはどうなっているの?
キミは無言でてっぺんを通りすぎて
下り坂に入る
ぼくは「ここがてっぺん?」
と聞く
キミは別の話に夢中ななりながら
どんどん先を行き
いきなり民家に入っていく
知っている人の家らしい
ぼくもおそるおそる民家に入る
するとそこには香りのいい花が乾かされて刻まれて袋に詰められ棚に並べてある
さらにアロマオイルやシャンプーやバスソルトなども並んでいる
キミはその一つを手にとって出てきた男に目配せした
犬が跳びかかってぼくたちをナメる
股間に鼻を押し当ててくる
キミはその家を出ると
無言で歩き出す
古い門の上に月が出ている
ぼくはそれを写真に撮る
キミは前方に洒落た店を発見し
ぼくに合図をする
ぼくは
「入ろうか」という
キミとぼくは店に入り
メニューを一緒に見て注文を決める
外では月が笑っているだろう
きょうは三日月よりも少し細い月
ニヤけた笑いだ
おあいにくさま
こんもりした山の
坂道を登っていっく
息が切れるけど気にしない
(でも気になる)
ちょうどいい歩幅の段々がつづく
ずんずん先を行くキミ
あとからついて行くぼく
てっぺんまではあとどのくらい?
てっぺんはどうなっているの?
キミは無言でてっぺんを通りすぎて
下り坂に入る
ぼくは「ここがてっぺん?」
と聞く
キミは別の話に夢中ななりながら
どんどん先を行き
いきなり民家に入っていく
知っている人の家らしい
ぼくもおそるおそる民家に入る
するとそこには香りのいい花が乾かされて刻まれて袋に詰められ棚に並べてある
さらにアロマオイルやシャンプーやバスソルトなども並んでいる
キミはその一つを手にとって出てきた男に目配せした
犬が跳びかかってぼくたちをナメる
股間に鼻を押し当ててくる
キミはその家を出ると
無言で歩き出す
古い門の上に月が出ている
ぼくはそれを写真に撮る
キミは前方に洒落た店を発見し
ぼくに合図をする
ぼくは
「入ろうか」という
キミとぼくは店に入り
メニューを一緒に見て注文を決める
外では月が笑っているだろう
きょうは三日月よりも少し細い月
ニヤけた笑いだ
おあいにくさま
2011年3月8日火曜日
未来旅
ペットボトルから山の水を流し込んで
からだの中に川を作る
次にその辺に転がっている雑多なものを積み上げて
岸を作る
太陽の光を浴びて草花と木を生やし
あなたを呼びにゆく
あなたは渦巻く風となって
水を波立たせ
草花と木を揺する
その風景の中で
わたしはあなたと手をつないでかけてゆく
そこには夕焼けがあるが
それにはお構いなく
二人はずっと未来の朝の陽ざしの中のいる
からだの中に川を作る
次にその辺に転がっている雑多なものを積み上げて
岸を作る
太陽の光を浴びて草花と木を生やし
あなたを呼びにゆく
あなたは渦巻く風となって
水を波立たせ
草花と木を揺する
その風景の中で
わたしはあなたと手をつないでかけてゆく
そこには夕焼けがあるが
それにはお構いなく
二人はずっと未来の朝の陽ざしの中のいる
2011年3月7日月曜日
ホットケーキ気分
フライパンの上で
泡立っている
どれだけの時が流れたのだろう
あなたは
料理を作るのが好きだ
ホットケーキを作るのは
ものの五分
その五分間に
あなたは人生のすべてを詰め込もうとしている
あなたがいだいてきた思いの数々
知っているはずだ
振り向けばあの日のお母さんが
あなたのためにおやつをつくっている
その意味を
ホットケーキの裏面は
こんがりと日焼けした背中のよう
ちょっとだけ塩を加えようか
潮風が手伝ってくれる
お礼を言っても構わない
風が涙を飛ばしてくれる
泡立っている
どれだけの時が流れたのだろう
あなたは
料理を作るのが好きだ
ホットケーキを作るのは
ものの五分
その五分間に
あなたは人生のすべてを詰め込もうとしている
あなたがいだいてきた思いの数々
知っているはずだ
振り向けばあの日のお母さんが
あなたのためにおやつをつくっている
その意味を
ホットケーキの裏面は
こんがりと日焼けした背中のよう
ちょっとだけ塩を加えようか
潮風が手伝ってくれる
お礼を言っても構わない
風が涙を飛ばしてくれる
2011年3月6日日曜日
yokokuーhen
夕べの流星群はすごかった
町をすっかり掃き清めてしまった
あなたが見る夢の背景を
星の群れg,kが照らし
hはあなたの過去を照らした
あなたの胸の前で結ばれた手に中には
いつのまにか
itunomanikaが入っていた
震えて光っているものだ
先ほどから降り出したアメノナカニデテミルト
それは優しい雨で
町のよごれをきれいに流してしまった
そしてそれとは別に
窪地に集まった水は
命をhagukumu機会を
待ち始めた
町をすっかり掃き清めてしまった
あなたが見る夢の背景を
星の群れg,kが照らし
hはあなたの過去を照らした
あなたの胸の前で結ばれた手に中には
いつのまにか
itunomanikaが入っていた
震えて光っているものだ
先ほどから降り出したアメノナカニデテミルト
それは優しい雨で
町のよごれをきれいに流してしまった
そしてそれとは別に
窪地に集まった水は
命をhagukumu機会を
待ち始めた
2011年3月5日土曜日
おとなになって
すいかキャンディ
がらくたの大きな箱
イソギンチャクのワッペン
こどものころに
すきだったもの
貝殻のついた鉛筆
リトマス試験紙とスポイト
エキゾチックなピンナップ
こどものころに
自慢していた
でも
いまは
どこにあるのか
わからない
さがそうとしたら
あなたにであった
おとなになって
すきになった
こどものころには
知らなかった
あなた
がらくたの大きな箱
イソギンチャクのワッペン
こどものころに
すきだったもの
貝殻のついた鉛筆
リトマス試験紙とスポイト
エキゾチックなピンナップ
こどものころに
自慢していた
でも
いまは
どこにあるのか
わからない
さがそうとしたら
あなたにであった
おとなになって
すきになった
こどものころには
知らなかった
あなた
2011年3月4日金曜日
首を伸ばしてきみを
ろくろっ首だよろくろっ首
首吊りして伸びたんだよ
古い家の太い梁にぶら下がったんだよ
ぞっとしたよ
さめざめしたなあ
ろくろっ首だよろくろっ首
見せ物じゃないよ
やりたかっただけだよ純粋なんだよ
はっきりしたよ
後悔はしないさ
ろくろっ首だよろくろっ首
ぶらさがったよあいつらのうえに
もうしたくないよ首伸びちゃったよ
引っ込まないよ
引っ込みもつかないよ
ろくろっ首だよろくろっ首
伸びちゃったろくろっ首だよ
引っ込みつかないろくろっ首だよ
きみが好きだよ
きみに首ったけだよ
首吊りして伸びたんだよ
古い家の太い梁にぶら下がったんだよ
ぞっとしたよ
さめざめしたなあ
ろくろっ首だよろくろっ首
見せ物じゃないよ
やりたかっただけだよ純粋なんだよ
はっきりしたよ
後悔はしないさ
ろくろっ首だよろくろっ首
ぶらさがったよあいつらのうえに
もうしたくないよ首伸びちゃったよ
引っ込まないよ
引っ込みもつかないよ
ろくろっ首だよろくろっ首
伸びちゃったろくろっ首だよ
引っ込みつかないろくろっ首だよ
きみが好きだよ
きみに首ったけだよ
2011年3月3日木曜日
あなたのためにある
あなたの美しい瞳は
砂埃の中でも濁ることがない
指は擦れてもまた艶をとりもどす
つらいことがあっても
あなたの笑い声が消えることはない
寒さが包みこむ厳しい冬に
あなたを守っているバリアは
あなた自身が作ったものだ
寂しい時間が奏でた音色が
あなたの耳の奥で鳴り続けても
心臓の鼓動が高まったとき
あなたは楽し気な音楽を聴いている
あなたの家の屋根に
月の光が降り注ぎ
光のカーテンが揺れながら覆う
あなたは知らないかも知れない
わたしはそれを見ている
あなたの部屋の中で
優しい夢が寄り添って
あなたは子どものような寝顔で
甘えている
この世界は
あなたのためにある
砂埃の中でも濁ることがない
指は擦れてもまた艶をとりもどす
つらいことがあっても
あなたの笑い声が消えることはない
寒さが包みこむ厳しい冬に
あなたを守っているバリアは
あなた自身が作ったものだ
寂しい時間が奏でた音色が
あなたの耳の奥で鳴り続けても
心臓の鼓動が高まったとき
あなたは楽し気な音楽を聴いている
あなたの家の屋根に
月の光が降り注ぎ
光のカーテンが揺れながら覆う
あなたは知らないかも知れない
わたしはそれを見ている
あなたの部屋の中で
優しい夢が寄り添って
あなたは子どものような寝顔で
甘えている
この世界は
あなたのためにある
2011年3月2日水曜日
七つの戯言
1
人を愛することより自分を守ることを優先するようになってしまった人
本当は守るものなどないのに
部屋に飾ってある金色に光るオブジェにしがみついて
自分が影になっていることに気付こうとしない
いまや
漬物石のほうが世の役に立っている
※注1
※注1 この人の皮肉には誰も共感しない。ユーモアのセンスも感じられない。慰めてもらいたくてもそれは無理な相談だ。
2
雨にぬれて光る道を歩きながら
何事も考えることができない
3
月のようだと思った瞬間に
その人は月の話をし始めた
陰りのない月に照らされて
わたしは
自分が何者か分からなくなる
※注2
※注2 かっこつけているようで気持ちがわるい。
4
オーロラって何に見える?
5
小さな宇宙同士が出会うと
まず爆発を起こして眩しい光が放たれる
秩序と混沌、生と死、善と悪、原因と結果など
陳腐なものも含め、対立する概念が
激しく争いあう
その激しさの度合いや規模が
相性や愛の分量、スピード感を決める
※注3
※注3 宇宙を擬人化してどうするつもりなのか。
6
ひとは振り返りながら生きるべきだ
と
ひとは振り返らずに生きるべきた
ということの
TPOを間違うと
うまくいかない
※注4
弱い人ほど振り返れずに
失敗する
※注4 当然のことを詩の行を割いて言ってくれるな。
7
詩人は詩的でない詩を書くべきだ
無害なロマンチシズムをおっかけてどうなる
詩なんか書かなくていい
頼まれたものを適当にちょちよっとやって
魂は別のものに捧げるべきだ
逃げ足が早くても
追いかけてくれる人はいない
人を愛することより自分を守ることを優先するようになってしまった人
本当は守るものなどないのに
部屋に飾ってある金色に光るオブジェにしがみついて
自分が影になっていることに気付こうとしない
いまや
漬物石のほうが世の役に立っている
※注1
※注1 この人の皮肉には誰も共感しない。ユーモアのセンスも感じられない。慰めてもらいたくてもそれは無理な相談だ。
2
雨にぬれて光る道を歩きながら
何事も考えることができない
3
月のようだと思った瞬間に
その人は月の話をし始めた
陰りのない月に照らされて
わたしは
自分が何者か分からなくなる
※注2
※注2 かっこつけているようで気持ちがわるい。
4
オーロラって何に見える?
5
小さな宇宙同士が出会うと
まず爆発を起こして眩しい光が放たれる
秩序と混沌、生と死、善と悪、原因と結果など
陳腐なものも含め、対立する概念が
激しく争いあう
その激しさの度合いや規模が
相性や愛の分量、スピード感を決める
※注3
※注3 宇宙を擬人化してどうするつもりなのか。
6
ひとは振り返りながら生きるべきだ
と
ひとは振り返らずに生きるべきた
ということの
TPOを間違うと
うまくいかない
※注4
弱い人ほど振り返れずに
失敗する
※注4 当然のことを詩の行を割いて言ってくれるな。
7
詩人は詩的でない詩を書くべきだ
無害なロマンチシズムをおっかけてどうなる
詩なんか書かなくていい
頼まれたものを適当にちょちよっとやって
魂は別のものに捧げるべきだ
逃げ足が早くても
追いかけてくれる人はいない
2011年3月1日火曜日
今日、しよう
とっ手がついていて
とっても持ちやすいのよ
リサが言っている言葉が
理解できない
さわらないで
いれて見せてみて
脚は遊ばせあそばせ
飯は召し上がらずに
わざと災いがくるように
市内で竹刀でしないで
ふざけているのか
携帯がおならしたの
そう聞こえたわ 着信が
着ているものをだんだんに脱ぎながら
話すのをやめない
病める会話は止めない?
いいことについてだけ話そ
明日はあたし
はしたないことはしたくない
きょうしよう
とっても持ちやすいのよ
リサが言っている言葉が
理解できない
さわらないで
いれて見せてみて
脚は遊ばせあそばせ
飯は召し上がらずに
わざと災いがくるように
市内で竹刀でしないで
ふざけているのか
携帯がおならしたの
そう聞こえたわ 着信が
着ているものをだんだんに脱ぎながら
話すのをやめない
病める会話は止めない?
いいことについてだけ話そ
明日はあたし
はしたないことはしたくない
きょうしよう
2011年2月28日月曜日
悩みの解決
まず、箱に入れる。
透明な箱の中に。
入れたらた
「困ったこと、悩み、負の感情」。
箱を振って
混ぜてみる。
混ざらない。
もちろん消えない。
箱を開けて
マッチで火をつけてみる。
燃えた。
煙。
燃えかす。
燃えカスを指でくだいて
ゴミ箱へ。
手を洗う。
消毒。
ついでに
シャワー。
シャンプー。
トリートメント。
洗顔。
体もゴシゴシ。
鼻歌。
呻(うめ)くような。
タオルタイム(わたし流呼び名)
パウダーパタパタ。
ローション。
保湿液。
歯磨き。
うがい。
パジャマ着る。
灯りを消す前に
透明な箱。
じゃまにならないところに置く。
布をかける。
寝る。
自分にも
布を掛けて。
透明な箱の中に。
入れたらた
「困ったこと、悩み、負の感情」。
箱を振って
混ぜてみる。
混ざらない。
もちろん消えない。
箱を開けて
マッチで火をつけてみる。
燃えた。
煙。
燃えかす。
燃えカスを指でくだいて
ゴミ箱へ。
手を洗う。
消毒。
ついでに
シャワー。
シャンプー。
トリートメント。
洗顔。
体もゴシゴシ。
鼻歌。
呻(うめ)くような。
タオルタイム(わたし流呼び名)
パウダーパタパタ。
ローション。
保湿液。
歯磨き。
うがい。
パジャマ着る。
灯りを消す前に
透明な箱。
じゃまにならないところに置く。
布をかける。
寝る。
自分にも
布を掛けて。
2011年2月27日日曜日
シャワータイム
シャワーを浴びている
シャワーを浴び終わって
扉を開けると
君がいる世界に
きっと
繋がっているだろう
と 思えてくる
シャワーを浴びていると
いつシャワーを浴び始めたのか
季節はいつか
何年何月か
混沌としてくる
シャワーを浴び終わり
タオルで水滴を拭う時
現れたてきた世界を
生きていくしかないのだろう
それでいい
それしかない
君はシャワーを浴びず
湯船で
体を泡だらけにして
半身浴をしている
微笑みかける君は
僕の手のひらに触れる
シャワーを浴びない君は
別の世界の人なのか
シャワーを浴びながら考えてみたけれど
それがいつのことだったのか
だれのことだったのか
混沌とする
シャワーよ
勢い良く
水滴を放出し
体を刺激せよ
何も考えずに
無数のアタックをさせてくれ
シャワーを浴び終わって
扉を開けると
君がいる世界に
きっと
繋がっているだろう
と 思えてくる
シャワーを浴びていると
いつシャワーを浴び始めたのか
季節はいつか
何年何月か
混沌としてくる
シャワーを浴び終わり
タオルで水滴を拭う時
現れたてきた世界を
生きていくしかないのだろう
それでいい
それしかない
君はシャワーを浴びず
湯船で
体を泡だらけにして
半身浴をしている
微笑みかける君は
僕の手のひらに触れる
シャワーを浴びない君は
別の世界の人なのか
シャワーを浴びながら考えてみたけれど
それがいつのことだったのか
だれのことだったのか
混沌とする
シャワーよ
勢い良く
水滴を放出し
体を刺激せよ
何も考えずに
無数のアタックをさせてくれ
2011年2月26日土曜日
未来 -ある朝に-
いつ始まったのかわからなかったが
周りに朝が来ていた
あなたが抱える銀色の小さなケースの中には
あなたの過去が詰まっているの?
箱にあなたと僕が映っている
耳を近付けて箱を揺すると
小さな鉄琴が
小さな音を響かせ静まった空気を揺らした
過去は美しい秘密
未来は開いた手のひらの
指の間を掠めて
床に散らばった
拾う必要はない
拾わなければ未来は
無限に降り注いでくる
周りに朝が来ていた
あなたが抱える銀色の小さなケースの中には
あなたの過去が詰まっているの?
箱にあなたと僕が映っている
耳を近付けて箱を揺すると
小さな鉄琴が
小さな音を響かせ静まった空気を揺らした
過去は美しい秘密
未来は開いた手のひらの
指の間を掠めて
床に散らばった
拾う必要はない
拾わなければ未来は
無限に降り注いでくる
2011年2月25日金曜日
2011年2月24日木曜日
あなたが見たもの
あなたの眼が見てきたものを
わたしも見たいのに
わたしに見えるのは
荒れた日照りの道を歩いてゆく
あなたの眼
あなたの姿
そして
あなたの唇を塞ぐ
砂混じりの風
あなたが旅立った訳を
あなたは知らない
知ることは縛られることと分かっていたから
あなたは自らに問いかけることなく
旅立っていった
すべてをそのままにして
あなたがわたしの前に現れたとき
わたしはあなたに夢中になった
あなたはあなたを
わたしに惜しげもなく差し出した
次々とボタンを外して
すべての服を脱ぎ捨てて
あなたのからだは
夜の中で陶器のように輝いた
触れ合った部分が熱を帯びて
しっとりと引き合った
あなたの長い脚はわたしに絡みつき
わたしの手はあなたの膨らみをおおった
あなたが見てきたものの中に
わたしも含まれるのだろうか
わたしはあなたの眼になって
見えるものを見て見たいけれど
あなたを見るわたしの眼は
何を望んでいるのだろう
眼をつぶりあなたを見る
眼をあけると
あなたはわたしを見ていないから
わたしも見たいのに
わたしに見えるのは
荒れた日照りの道を歩いてゆく
あなたの眼
あなたの姿
そして
あなたの唇を塞ぐ
砂混じりの風
あなたが旅立った訳を
あなたは知らない
知ることは縛られることと分かっていたから
あなたは自らに問いかけることなく
旅立っていった
すべてをそのままにして
あなたがわたしの前に現れたとき
わたしはあなたに夢中になった
あなたはあなたを
わたしに惜しげもなく差し出した
次々とボタンを外して
すべての服を脱ぎ捨てて
あなたのからだは
夜の中で陶器のように輝いた
触れ合った部分が熱を帯びて
しっとりと引き合った
あなたの長い脚はわたしに絡みつき
わたしの手はあなたの膨らみをおおった
あなたが見てきたものの中に
わたしも含まれるのだろうか
わたしはあなたの眼になって
見えるものを見て見たいけれど
あなたを見るわたしの眼は
何を望んでいるのだろう
眼をつぶりあなたを見る
眼をあけると
あなたはわたしを見ていないから
2011年2月23日水曜日
あなた
久しぶりにあなたの夢をみて
あなたの香りが私を満たした
寝過ごして目覚めるとカーテンの間から陽が差し込んで
部屋の中に眩しい陽だまりを作っている
一瞬 季節が分からなくなったのは
あの夏の日のつづきと錯覚したから
幸せなことだ
あなたはいないのに
いるような気がする
ブランコから飛び降りて
駆け出した
少年時代の息の乱れ
喉の奥で予感した未来の中
突然抱きしめ合うことになったあなたは
消える運命だったのか
白い2つの山が
息をするたびに小さく波打ち
愛という異人の接近を押し返していた
あなたの香りが私を満たした
寝過ごして目覚めるとカーテンの間から陽が差し込んで
部屋の中に眩しい陽だまりを作っている
一瞬 季節が分からなくなったのは
あの夏の日のつづきと錯覚したから
幸せなことだ
あなたはいないのに
いるような気がする
ブランコから飛び降りて
駆け出した
少年時代の息の乱れ
喉の奥で予感した未来の中
突然抱きしめ合うことになったあなたは
消える運命だったのか
白い2つの山が
息をするたびに小さく波打ち
愛という異人の接近を押し返していた
2011年2月22日火曜日
こえ
たすけてください というこえも
もう ききとれない
ほしのひかりが じめんにあたるときの わずかな おとよりも
ちいさくなってしまったから
あとは まぶたを いっしょうけんめいに あけて
ゆびさきを さしだして
あのひとに つたえるしかない
まだ おとなになったばかりなのに
からだがしびれ いきがくるしい
くびすじには
ははの ての やさしいかんしょくが
まだ のこっている
かがみのまえにたつと
わたしは つよいめをして みらいをゆめみていた
はしりだせば
だれもおいつけなかった
くつひもをむすび
かばんをもって
まいあさ でかけた
でんしゃの わっかに つかまって
いやほんからきこえる おんがくにききほてれていた
それが いま
わたしは
じめんに はうように よりそって
じぶんの しんぞうのこどうも いたみとしてしか かんじられない
なにかが わたしを とりのぞこうとしている
まけたくない
という ふとでた ことばが わたしに まけをおもいしらせた
たすけてください
と いってみた
じぶんにもきこえないよ と
つっこみをいれた
もう ききとれない
ほしのひかりが じめんにあたるときの わずかな おとよりも
ちいさくなってしまったから
あとは まぶたを いっしょうけんめいに あけて
ゆびさきを さしだして
あのひとに つたえるしかない
まだ おとなになったばかりなのに
からだがしびれ いきがくるしい
くびすじには
ははの ての やさしいかんしょくが
まだ のこっている
かがみのまえにたつと
わたしは つよいめをして みらいをゆめみていた
はしりだせば
だれもおいつけなかった
くつひもをむすび
かばんをもって
まいあさ でかけた
でんしゃの わっかに つかまって
いやほんからきこえる おんがくにききほてれていた
それが いま
わたしは
じめんに はうように よりそって
じぶんの しんぞうのこどうも いたみとしてしか かんじられない
なにかが わたしを とりのぞこうとしている
まけたくない
という ふとでた ことばが わたしに まけをおもいしらせた
たすけてください
と いってみた
じぶんにもきこえないよ と
つっこみをいれた
2011年2月21日月曜日
お月さん バンコンワ
心にフィルターがかかり
いつもの街の上を動き回る人々が
よく見える
自分の様子もよくわかる
夜になりライトアップされたオブジェの赤い色が
くっきりと見える
足を交互に投げ出して
歩くことができる
友だちと話すこともできる
うまく喋っているつもりでも
どこかがおっかなびっくりなところがあるが
相手のいたわりが感じられ
気を遣う
最近忙しすぎた上に
過大なストレスを抱えてしまったのだろうか
普段の流れから弾かれ
改札口で歩くことができなくなり
友だちからかかってきた電話にすがりついた
間もなくやってきた友だちは
明るい笑顔とハキハキした態度で
肩を抱えて
歩いた
カフェにはいると
きょうは何か食べたか尋ねられ
食べていないと答えた
運ばれてきたパスタを食べてみた
美味しいのかどうか、いつまで食べたらいいのか
考えた
友だちは心配していた
私も心配していた
何がどうなってしまったのだろう
やるべきことをするため
休むことにした
周りの人が助けてくれるだろう
かえっていいかもしれない
それまでよりもっとうまくいくかもしれない
家に帰り
友だちにコーヒーをいれてもらった
こんなありがたいことは初めてだ
窓の外の空に
月がこうこうと輝いていた
死んだおばあちゃんにおぶられて見た月だ
お月さん バンコンワ
コンバンワではない
おばあちゃんは何度も繰り返していた
お月さん
バンコンワ
いつもの街の上を動き回る人々が
よく見える
自分の様子もよくわかる
夜になりライトアップされたオブジェの赤い色が
くっきりと見える
足を交互に投げ出して
歩くことができる
友だちと話すこともできる
うまく喋っているつもりでも
どこかがおっかなびっくりなところがあるが
相手のいたわりが感じられ
気を遣う
最近忙しすぎた上に
過大なストレスを抱えてしまったのだろうか
普段の流れから弾かれ
改札口で歩くことができなくなり
友だちからかかってきた電話にすがりついた
間もなくやってきた友だちは
明るい笑顔とハキハキした態度で
肩を抱えて
歩いた
カフェにはいると
きょうは何か食べたか尋ねられ
食べていないと答えた
運ばれてきたパスタを食べてみた
美味しいのかどうか、いつまで食べたらいいのか
考えた
友だちは心配していた
私も心配していた
何がどうなってしまったのだろう
やるべきことをするため
休むことにした
周りの人が助けてくれるだろう
かえっていいかもしれない
それまでよりもっとうまくいくかもしれない
家に帰り
友だちにコーヒーをいれてもらった
こんなありがたいことは初めてだ
窓の外の空に
月がこうこうと輝いていた
死んだおばあちゃんにおぶられて見た月だ
お月さん バンコンワ
コンバンワではない
おばあちゃんは何度も繰り返していた
お月さん
バンコンワ
2011年2月20日日曜日
長い一週間
六角形の紙に
手紙を書き
水曜日にだした
木曜日に着いた手紙の返事は
金曜日に書かれ
土曜日に出された
月曜日
返事の手紙が届いた
七角形の紙に
誤解を解くための手紙を書き
火曜日にだした
もうすぐ一週間
手紙を書き
水曜日にだした
木曜日に着いた手紙の返事は
金曜日に書かれ
土曜日に出された
月曜日
返事の手紙が届いた
七角形の紙に
誤解を解くための手紙を書き
火曜日にだした
もうすぐ一週間
2011年2月19日土曜日
うつむく力はあるか
澄んだ空気を吸う
吐き出す空気には湿気が混じる
空気が沢山私を取り巻いている
足元には湿った路
服に身をまとい
靴を履いて
鞄を持っている
心のなかには思い出がある
思いがある
傷もある
周りにいる人の顔を見る
姿を見る
笑顔や無表情を見る
今まで生きてきた
これからも生きていく
確認するまでもないほどの
私
(うつむく力はあるか)
吐き出す空気には湿気が混じる
空気が沢山私を取り巻いている
足元には湿った路
服に身をまとい
靴を履いて
鞄を持っている
心のなかには思い出がある
思いがある
傷もある
周りにいる人の顔を見る
姿を見る
笑顔や無表情を見る
今まで生きてきた
これからも生きていく
確認するまでもないほどの
私
(うつむく力はあるか)
登録:
投稿 (Atom)