2012年2月29日水曜日

雪が降っているが

私の名前には
いつも雪が降っている

松の木の枝に
雪が積っている

月が様子をみに来ているが
キザな詩を書いて良しとしよう

待っているよりも
出かけて行け

帰ってしまうよりは
待ちなさい

2012年2月28日火曜日

近くにいるあなたに

近くにいるあなたに
話をする
声を出さずに
気持ちを露さずに

近くにいるあなたを
たまに見る
表情を変えずに
息を止めて

近くにいるあなたを
遠くに連れて行く
傘をささずに
雨や雪の中を

近くにいるあなたに
説明しない
嫌われても
奇妙に思われても

近くにいるあなたに
優しくしよう
あしたか
あさってには

2012年2月27日月曜日

あなたを忘れるために

あなたを忘れるために
生まれて来たの

今日が去って行くために
太陽を沈めるの

ごしごし掃除して
なかったことにするの

なにも残らない
目を凝らしても
なにも聴こえない
耳を傾けても

明日も生きて行くために
私をベッドに放り投げるの

放り投げた私は
なかったことにして

目が覚めたら また
あなたを忘れるために
生きていくの

ポエガールの図 6次元

2012年2月26日日曜日

失われたもの

ひまわりが咲いていたから
あれは
夏だったのだろう
青空の向こうから
一人の若い女がやってきた

私の前で微笑むと
声も立てずに
走っていった
私は
追いかけるしか選択肢がなかった

それから
雲が流れる空を眺めながら
草むらに寝転んで
耳許に草の葉擦れの音を聞きながら
私たちは時間が経過するのも忘れて
永い間お喋りをした

疲れて眠る子どものように
そのシーンが回転しながら飛び立っていくのを
草むらを包み込む地上から眺めていた

青い空は夕焼を映し
ひまわりはうなだれて
自らの目的を失っていた

2012年2月25日土曜日

絶望の谷で

首をくくろうか
と 君は言いかけて
その言葉をのみこんだ

振り向いた顔が
あまりにも寂しげで
もうこれ以上どうにもならないと
悟ったから

ビルの谷間には
絶望が溜まっていた
おまけに
冷たいビル風が
埃を舞い上げて吹き荒れていた

私たちは
後ずさりしないでいるのが
やっとだった

首をくくろうか
と 言いかけて
君が 発した言葉は

たかを
くくろうか

私たちは
か弱い
一歩を踏み出すだけだった

2012年2月24日金曜日

去っていく者

君の家に行ったのは
夏の終わりごろ
そのころの僕は毎日
自分の夢の中の道を必死に
歩いていた
君は
お母さんの作ったカレーとデザートを
テーブルに並べながら
君の夢と未来と今の生活とを
混ぜこぜにして語ってくれた
僕は
カレーを食べながら
君の夢と僕の夢が
一緒の世界にある幸せを感じていた

あれから
もう随分と時間が経ち
あの頃の世界は
過去に流れ去り
夢さえも見えないところに行ってしまった

君はいま遠くの街で
何を考えているのか
僕は
一度この街をはなれて
また
戻ってきたんだ

季節は春になろうとしている
君の街はいまどんな天気なのだろう
僕は
また
君のうちに行くことが
できるかい?

カレーを食べながら
また夢を重ね
語らうことができるだろうか

冬が
春に追いたてられて
去ろうとしている
さよならを言うべきか

いや
春に挨拶するのに精一杯で
不器用な僕は
去っていく者のことを
気遣うことができない

2012年2月23日木曜日

滅多にいない

西に向かう電車に
多勢の人が乗っている
時間を戻せば
まちまちに東に向かっていた
大勢の人は
なにかを掴んで今電車に
乗っているのでしょうか

いいえ
そんな顔をしている人は
見当たりません
滅多にいないのでしょう

2012年2月22日水曜日

衣服の下が

衣服の下がどうなっているのか
私は知りたい
少し露出していて
カタチは現れているけれど
そこはかとなさすぎて
全体像を結ばない

透視するように
触診するように
その衣服の下の様子を
間近で感じ
問いながら
確かめながら
知りたい

誰をも介在させず
時間にさえ邪魔されず
記憶力も味方に引き入れて
その色と質感
触感も総動員して
私の中心部に定着させたい

あなたは
私の問いに答えなければならない
答え続けなければならない
外界との通信を断ち
私の探求に身を任せなければならない

衣服の下がどうなっているのか
あなたは
最後までその衣服を
枯葉のようにハラリと床に落とすことはなかった

私は無力なのだ
衣服の下に
エネルギーがあり
そこに行きつかないまま
燃料切れしてしまった
ポンコツ自動車のよう

2012年2月21日火曜日

私はあなたを愛していると思った

愛していると思っていたら
いつの間にか冷めていた
だが
カフェのカウンターで
コーヒーを飲んでいたら
また
愛していた

愛している感情に溺れて
白いシーツのベッドから
木の床に降りた
降りてから
部屋を歩き回っていると
余計に愛していると
思えてきたが
あなたからのメールを受け取り
きょう会えるかも知れないということになったら
愛は冷めてきた

風の吹く街を
仕事がうまく回らないと
ふてくされて歩いていたら
あなたが
自分の同志のように思えてきて
一緒に勇気を出すんだと
信じられることが分かった

あなたは
待っているという
さっきまで
こちらが待っていたのだ
あなたは
自分の好きな場所で待っている

好きな場所で待つとは 
素晴らしいことだ
私はあなたを愛していると
思った

2012年2月20日月曜日

雨には濡れずに

敗北感という上着でも
外に出るときは
着ていたほうがましだろうか

胸ポケットに
ボールペン差して
なにかあったら
書いてやるぞという勢いで
せめて約束したことを
別れないように
メモする

もらったものは
鞄にしまい
食べられるものは
食べる
いらないものは
いらないことを確かめて
すててやる

自分をすてることは
できないし
迷惑だから
食べられるものは食べ
いらないものは捨てることで
バランスをとる

バランスも
いらなくなるだろうか
そのうちに

ベランダに置いておいた
物入れが
雨にぬれて
まだ何も入れていない
物入れの中の空気を守っている

私は
雨には濡れずに
何を守っているのか

元気?

元気?
美しい笑顔であなたは私に訊く
その「元気」とは
どれほどの
どのような「元気」を指しているのだろう

私はいつも黙りこみそうになるが
やっとの思いで
元気だよ
と こたえる

こたえて
嘘っぼくなかったか
いつも心配になる

私は元気なのだろうか
そう訊いてくる「あなた」は
きっと「元気」なのに違いない
私はあなたに
「あなたは元気?」
と聞き返す

会話が氷の上を滑っている
あなたはすかさず笑顔で答える

そして
ポイントを切り替えるのに一瞬の間を置くことになる
次に言葉を発するのは
あなたの方と決まっている

あなたが言葉を発する時
私は決まって準備ができていない
そして
あなたが発した言葉は
私の尻を浮かせる

私達が乗ったジェットコースターは
いきなりクライマックスの急降下なのだ

遠くでとびたった鳥の群れが
どこに行ったのか
その答えも見届けぬまま
私たちは加速度に振り回されるのを誤魔化して
階段を降りて
地下鉄に乗るのだ

2012年2月19日日曜日

私という歯車

私という歯車は
必要ですか
磨耗したら取り替えますか?

えっ!
磨耗する前に取り替えるんだ
えっ!
昨日もう取り替えてたんだ
本人にはなにも告げずに

2012年2月18日土曜日

曇り空

薄暗い夕方に
窓の向こうの花壇の向こうの
松の木の向こうの芝生の向こうに
水仙の葉っぱがざわめきながら揺れていた

その仲間に入ることができないと
悔しがっていたのは  ぼく
母と妹の気配を隣室に感じながら
いつも何かを見つめていた中2の春のこと

今あの場所はもうない
あの窓は壊され庭は整地され誰かの家が立てられた
玄関の扉はぼくたちにお別れを言っただろうか
聴こえないほど小さな声で

路上に駐車した預かりの車の中から
切り取られたどんよりした雲を見ていると
ミルクセーキを思い出す
牛乳と卵はいまも変わりなくスパーで売られているが
雲は変わってないだろうか

四カ月を遠い異国で過ごし
住み慣れたここに戻ってくると
ここは
なにも変わっていなかった

私は  何かに
だまされているのだろうか
私は私に質問することができない
何かのバリアに弾かれるのは
忘れてしまった約束の
仕返しなのだろう

2012年2月17日金曜日

こんな気持ちで立ち止まるのは初めてだ

改札口で立ち止まった
こんな気持ちで立ち止まるのは初めてだ
これからやるべきことは分かっている
たやすいことにちがいない

右手がポケットのなかで
携帯を握り締めている

足を互い違いに出して
前に倒れこめば自然と歩いて行けることもわかっている

だが最初に倒れこむ勇気が
いつから身についたのか
たどってみても何処にも行き着かないのだ

不幸な友だちのことと
不幸な幸せのこと を考えても
雑踏はその形を変えながら
いつもと同じように人々が混ざっているだけで無関心だ

ビルのガラスに夕日は反射するだろう
ガラスのビルにこの街は映り続けるだろう
ビルのガラスは気候の変化に不満はないだろう
ビルのガラスは中からも見えるだろう

夕日は背中を押してこない
前から眺めているだけ

靴紐がほどけたら
どうやって結んだらいいだろう
目的地に着いたら
どうやってカバンを下ろしたらいいのだろう

改札口は口を開けて
呼吸をしている
風邪を引いた人が
出入りしている

前から
お迎えが近づいてきた
こちらを見つめながら小走りでやってくる
この人のいうことを聞けばいいのだ
脳を平行移動させて行けば
何処かに無事にたどり着く

そこでやるべきことをやって
その幸せをかみしめて
家に帰ればいいだけだ
目を瞑って眠ればいいのだ
傷は癒えるものだ
むき出しの部分は
傷つくことを
いつでもやさしく受け入れている

2012年2月16日木曜日

学ぶ人へ

自然なことばで
話ができれば
あなたは合格

ドアの外に出ることと
中に入っていくことを間違えなければ
きっとうまくいく

ありがとうとすみませんの
意味の差も理解しているね
愛されると愛するの違いも

今夜は
明日の夜より
寒い

明日の昼は
昨日の朝より
あたたかい

日に日に気候は暖かくなり
あなたの影は短くなって行き
言い表わせる事柄が増えていく

それは変化と呼ばれるが
あなたの成長と競争している
とも言える

あなたは学生だ
それでいいよね
学生さん

2012年2月15日水曜日

あなたの朝と私の朝と

白い布にピッタリと覆われた丘の向こうから
日が登ってくる
風に草むらが揺れ湿り気を発散する
その香り
懐かしい夏の誰もいない朝の海の香り
あなたのそばに
私はいるようでいないのは
私はあなたの中にはいりこんでいるから
そのまま眼を開けないで
開ければ
ものがたりをまた最初から語り始めなければならないから

2012年2月14日火曜日

バケットを抱える私

ひとにもらったバケットを抱えて
雨上がりの夜道を帰るのは気分いい
しくじってけなされてバカにされたけど
足取りは軽い
強い北風がたまに吹くが
寒くはない

バケットを
バズーカ砲みたいに持っている
あした
ムシャムシャたべるのだ

2012年2月13日月曜日

くよくよ詩てるけどいい?

誰かにそばにいて欲しいときは
誰を呼ぶの
その人がいない時は
別のいいことを思い出せる?

一人になりたい時は
どこにいくの
そこに行けない時は
別の日にしてもいいのでは?

堂々巡りが嫌な時は
どうやって抜け出すの
渦中にいて避けられないなら
誰かにポンと押し出してもらえば!

2012年2月12日日曜日

星の手紙

星の光を封筒に詰めて
花の切手を貼って
投函した寒い日
風がくるくる私の周りを
回っていました

あなたには
何が届いたでしょう
あなたは
何を感じたでしょう

訊く機会がないまま
長い年月がたち
暖かい日
返事の手紙がとどいた

切手には夜空と星が描かれていた
封を開けると
花の香りがこぼれて床に落ちた

2012年2月11日土曜日

古いカバンの仕掛

古いカバンに入っている
新しい手袋
財布
ペンケース
お気に入りのノート

古いカバンの中で
夢みて
旅をする

星空の下で取り出すと
火傷するほど熱を帯びている

誰が仕掛けたのだろう

2012年2月10日金曜日

階段を昇った新しい木のテーブルの詩

新しい木のテーブルを抱えて階段を昇っていくことは
新しい夢を抱えて未来に向かって行くことに似ている
新しい木のテーブルは
ワークとダイニングにつかう
機能的で綺麗な灯りでテーブルの天板を照らせば
木目の流れの中に水音が聞こえ
風が吹き
きっといい未来が照らしだされるに違いない

木のテーブルは何も語らずに支えている
部屋の空気を浄化しながら
階段の思い出を大切に 
その胸に仕舞いながら

2012年2月9日木曜日

あいつ

初めて会ったばかりのあいつと
喧嘩がはじまりそうだ
コテンパンにしてやりたい
ぐうの音もでないほどに

間合いなど取らず
事情などお構いなしに
いますぐにやっつけたい

何かを言おうとしたら
間髪入れずに口を塞いで
そのまま倒してやるつもりだ

なんという挑発的な眼つきだ
こちらも負けじと睨み返すが
眼力に押されてしまう

まだ刃を交えてないというのに
汗が出てくる
もんどり打って知能作戦へ!
気持ちを萎えさせる一打を
打ち出す

駄目だ
繰り返し攻めても
利いているか
確かめられそうもない

何かいい手はないのか
いっそ味方に引き入れて仕舞ってはどうか
愛で包んだふりをして
泳がしてみては

いつかこの世を去るまで
味方を演じきる
いつもそばにいて
愛の台詞をささやく
寄り添って
監視する

そしてやがて死が訪れ
もう睨み合うこともできなくなった時
木の箱に閉じ込めて焼いてしまうのだ
火の中にくべて
骨だけを残して
きれいに燃え尽きるまで

いや
私の中に
燃え尽きた闘志も残して

2012年2月8日水曜日

ギフトショーに詩のデザイン商品出品!

名前も知らないで

名前も知らない
けれど
その笑顔を知っている

何度でも
再生して
自分だけのスクリーンで
見ることができる

青い波の上を行く
白い綺麗なヨットのように
あなたは揺れている

私も合わせて
左右に揺れる

そのとき
2人は互いに静止している
揺れているのは世界のほうだと
そう思えてくる

何と都合のいいイメージなのかと言われても
もう二人は立ち去っていて
地平線の彼方へと歩いてる
リュックには
二十億光年の孤独
などという詩集が入っていたりして
ちっとも孤独じゃない私たちは
やがて長い旅を終えて
最初に会った場所まで戻ってくる

そうしておもむろに尋ねる
名前を教えてもらえませんか?

もう誰もいなくなったその場所で
蛇足のように

2012年2月7日火曜日

北京の時計

捨ててくるはずだった
いま
東京の机の上にある
北京の時計
コンビニで買った

時刻は1時を示している
東京の時刻は10時50分だから
時計は狂っている

今北京は9時50分の筈

だが
時刻を合わせる気持ちになれない

いつ
こんなにずれてしまったのか
帰国してまだ2か月も経っていない

いつ
狂ってしまったのか

平気な顔して暮らしている
自分

2012年2月6日月曜日

血まなこのなまこ

だれかをやっつけるために目くじら立てなくていい
そのだれかは
あなたより幸せですか
あなたの不幸せな部分は
どうすれば消え去るの

だれかが他人の不幸せを抱えて
寒い街角に立っているとして
その誰かはくだらないジョークのジュースを
作っては飲んでいる
くだらないジョークは
栄養たっぷりの飲み物になるのかな

あなたは自分の不幸せを忘れてしまう時があるね
どんな時に忘れるの
忘れている時は幸せなの

幸せってなんだっけ
目くじらが潮を吹いてまた
潜っていったけど
深く潜っていったけど

2012年2月5日日曜日

下手な比喩

ギザギザのところから裂けば
うまくいく筈だった
中身が簡単に取り出せる筈だった
それなのに
うまくいかないなんて

45年の彼の人生のよう

2012年2月4日土曜日

やあ!

手を上げて
やあ!
といいましょう

空気を震わせ
体も揺すって
飛び跳ねましょう

やあ!
と言って
好きな人に声をかけましょう
hugしちゃいましょう
ついでに手を握っちゃいましょう
仲良くしましょう

やあ!
といって
驚きましょう

悪いニュースは
誰かと一緒に
笑い飛ばしましょう
そのあと
10秒だけしんみりしましょう

やあ!

言うが早いか
投げ飛ばしましょう
つまらないあいつは
相手にするより
遠くへ放っちゃいましょう

やあ!
きょうも
なにかを忘れている私

私が元気に生きていく理由
どこかの紙にメモしたが
みつからず
思い出せないときは
勢い良く
気をそらしましょう

なにか思い出せたら
ラッキーです

やあ!

2012年2月3日金曜日

行って行ってロッテリア

ロッテリアにイッテリア
会社帰りに寄ってりや

ミスドで待つど
どうなってるんだ

ドナルドダックはどこなのか
マックに居るのはべつの
ドナルド

ケンタッキーに居タッキー
誰がまじないかけタッキー
ケンタウルスが倦怠期

そんなこと
ロッテリア
言っているなら
怒鳴るど君を

すぐに飛んでくよ
イスタンブール
椅子をたたんで
ブルーに塗っちゃう

券を買い
県をまたいで
県会議員股にかけて
記者会見駆け抜ける
歌のアルバム魔法のランプ
両国ランプ
イッテリア

ロッテリアに
行ってみーや


(あほ あほ)

2012年2月2日木曜日

冷房車なのだろうか

冷房車がやって来た
霊柩車のあとに続いて
雪の降りしきる夜の繁華街
暖房車はやって来ないのか
ダンボールの中で小さな天使とお喋りしながら
あなたは諦めた様子
バスの上に棺桶状の室外機が乗っている
道ゆく人の頭の上には
なにが乗っている?
深夜営業の店
二階の窓から見下ろしていた

また冷房車
また冷房車
また霊柩車

消防車は
熱い炎を消す有閑マダム

2012年2月1日水曜日

薄暗い部屋の窓から 2

どこまでも遠く続いている
青い海を見るたびに
その中にさらさらと溶けいってしまいたいと思った

風があのこたちの胸のリボンを旗めかせ
かすかな花の香りを運んでくるたびに
二度と帰らない旅にでてしまいたいと思った

星がいつもより
綺麗に見えた夜
誰かが私と同じ気持ちでいることが信じられたから
もう生きてきた目的は達成されたと思った

雪は夜の間にいつの間にかやみ
時代遅れの木の窓枠を不器用に化粧している

引き出しの中のパウダーは
彼と友だち
私は
その出会いのために
窓を開ける必要がある