2011年9月24日土曜日

僕は年老いて指揮棒を振る

僕は年老いて指揮棒を振る

それに合わせて
楽器を奏でる楽団は見当たらない
もちろん歌を唄う歌手もいない

僕はいつかみた映画の
ワンシーンのように
森の中で指揮棒を振る
たまに
鳥や獣が興味ぶかげにみているが
直ぐに
何処かにいなくなってしまう

だから
だいたいはひとりで
指揮棒を振っている

だか彼には
楽団とピアニストが
彼の動きや表情を注意ぶかく観ているのが見えるので
彼は
気を緩めることなない

彼の唇には
いくつかの国の言葉が
かわるがわるたち現れるが
すぐにどこかに消えてく

隠れていたものたちが
彼の指揮によって
たまに姿を見せたり見せようとしたが
彼はその気配を感じ
それを織り込んで
さらに先を指揮した

すると突然
ひとりの美少女が
砂浜の道を駆けていったかと思うと
また戻ってきて
親しげに彼の顔を覗き込んだ
彼は狼狽したのを悟られないように
海のほうを向いて
意味のないセリフを吐いた

美少女は屈託なく笑ったが
それができたのは
深い悲しみと向きあい
それを押しやる術を学んだからだった

僕はそれにやっと気づいた時
彼女の姿はその国になかった

波音が森の上空を回り
何処からか銃声が聞こえてくる
彼ももうここにはいない

僕は
いくつかの国の言葉を
詩のリフレインのように発して
携帯の電源を切り
森に還すため
土に沈めた

2011年9月23日金曜日

何のために


という字に
おいしそうな食べ物は
ついていない

釣針と違い
先にギザギザもない

何のためにあるのだろう

2011年9月22日木曜日

途轍もなく不思議なもののために

途轍もなく不思議
不思議に思うのは何処か
自分を何から引き受けたのか
流れているだけなのか
流れてさえいないのか

自分を放(ほう)っている時は
何が引き受けているのか
引き受けていないのか
放っているだけなのか

何が必要なのか
思考する必要があるのか
あるなら何処にあるのか
必要なものは必然か
必然は語っているのか
疑問を受け付けないのか
疑問さえ内在するのか
包み込むのか

自分は自分に必要なのか
必要は自分を探すのか

金髪の男が黄色いボールを投げ
それをもう一人の茶髪の男が
杓文字のような板で打ち返した
ボールはベンチの方向に転がり
さっきまで本を読んでいた
黒い髪の女が拾い上げて
茶髪の男に投げた
笑顔と一緒に
何か言葉を発した
男も言葉を発した

世界とは自分を中心に広がる時間と空間なのか
中心は別の所にあるのか
ないのか
中心が無数にあるのか
無数にあったのか
一つもなかったのか

黄色いボールから
女が遠ざかり
茶髪の男が近づいた
黄色いボールから
茶髪の男が遠ざかり
金髪の男が近づいた

巨木が緑を揺らし
銅像の周りを廻った
銅像も自分の中心を軸にして回った

巨木と銅像の間を
笑い声が波となり進み
エコーが小さい波としてやってきて
干渉して渦巻いた

その渦巻いた中心は
周りを巻き混んで
激しく回った

辺りの風景は
加速度に耐えきれず
中心を拡散し
何処かに追いやる力が働いた

働きは
エネルギーを移転し
移転する時に
風を起こし
ひかりを乱反射した

乱反射の中心で
必然が笑い声に移転し
黄色いボールを追った

いま
そのボールは
自分の視界になく
ここに存在しないかのようだが
ボールは
自分に向かっているかもしれない

途轍もなく不思議だが
自分の中心が
ボールに近づいている

黒い髪の女は
二つの目を頭の前側につけ
中心のバランスを
うまく取り
向かってくるものに
迷いを与えているのだ

2011年9月21日水曜日

優しい人に

優しくしてくれる人と会いたくない日に
いままでの生き方が悔やまれて
息ができず
濁った池のほとりに立って
正面からさしてくる夕日に
立ち向かうわけでもなく
途方に暮れていることさえ
あとからあとから
悔やまれてくる

繰り返し聞いた母の声は
正義と嘘つきの話を語っていた
繰り返していた
日々はいまも
繰り返しているようだか
いままでとは違い
私を守る砦は私の中にない

ウイルスが侵入しないよう
敵が攻撃をしてこないよう
びくびくするばかりだ

優しくしてくれる人と会いたくない日に
優しい人のことを思う

優しい人が
いつまでも生きていかれますように
幸せを感じられ
愛に恵まれますように
いつまでも優しい人で
いてくれますように

私も
優しい人に
なりたい

2011年9月20日火曜日

私はあなたに会いに行くことができる

世界のどこにいても
あなたに会いに行くことができる

たとえば
明日
台風の過ぎた砂浜が見える
いつも待ち合わせがうまくいかなかった
カフェで
会うことが
できなくても

夏の日差しが輝き
夜になり
月の独壇場となる
あの
海が見える場所までいけば
あなたと
会うことができる

たとえば
二人で計画した通り
2016年の初夏に
あなたの父と母が結婚式をあげた
あの教会で
衣装に身を纏って
会うことが
できなくても

お互いのことを知るために
歩いた
素敵な街並みと店で
紅茶を飲んでサンドイッチを
笑いながら頬張っている
あなたに
会うことができる

私は
いま一人で
言葉の通じない国にいるが
あなたに
会いに
行くことができる

あなたは私の気持ちをもてあまして
やはり言葉の違う国にに旅立とうとしているが
あなたがどこにいても
ふりかえれば
私に会うことができる

インターネットが繋がれば
私は詩を書き
あなたに読ませるために
ブログにアップし
tweetする

私はあなたに
会いにいくのだ

2011年9月19日月曜日

マオはくじらの肩の上

最近
中腹に上がっていることがおおい蒼いくじらだが
友だちのくじらは
ガーデンプールと
中庭を挟んだ温室プールにいる

父と母のくじらは
この辺りには来ていない
(ロープウェイに載せようとした時に
すでに載せられない大きさだったから
諦めたようだ)

下のは施設には
くまとしかがいる

潮が引いたときに現れる道を
荷馬車で運ばれたのだ

中州のような
低く小さな島に
ひしめき合って住んでいるので
たまにくまとしかは
恋人のようになる

くまは
ヤシノキに登っていることもある

人は
どこにいるのだろう
携帯の着メロが聞こえてくるほらあなの中か
商店の向こうに霞んで見えるビルのネオンサインのあたりか

日曜日に
観光電車が駅に着いたら
だれかに
きいてみよう

色んな疑問を放ったらかしに
したままだったから
質問がうまくできるか
わからない

猫は思った
そういえば
あの国では
知り合いの猫たちはみんな
マオとよばれていた

マオね
にゃーんだろうにゃん

2011年9月18日日曜日

あなた、きみ、わたし

あなたが連絡を断ったので
あながあいてしまった

きみがとても優しくするから
きみが悪い

私は大事なものを
わたし忘れてしまったので

あなたが開けた
あなはそのまま
きみが送ってくれた
きみどりの切符は期限切れ
わたで首を締めているのか
笑うような泣き声が聞こえてくる

2011年9月17日土曜日

自分のことは

よく見ると
見えてくるものがある
よく見ることを
心がけると
世界が変わってしまう

見ることができる量は
決まっているのだろうか
よく見れば見るほど
自分のことを
わすれていく

2011年9月16日金曜日

希望の姿

古い建物の窓から乗り出して
あなたは電話しているけれど
その建物が完成したときのことを
あなたは知らない
あなたのママは
まだあなたを産んでいなかったし
あなたのパパは
まだ知らない外国の人と付き合っていた

あなたが生まれた時
その建物は
もう生まれて20年が過ぎていた

建物は
完成したときのことをよく覚えている
オーナーのオジさんが初めて建てた建物だったから
友人知人関係者たちが集まって
お酒を飲んで
それはそれは大騒ぎしたものだと
オーナーのオジさんは
希望に胸を膨らませ
翌日
なんと結婚を申し込んだのだ

多くの人たちが
ピカピカの建物をたたえた
オジさんは
新しいお嫁さんを思いながら
くる日もくる日も
建物を大事にメンテナンスした

だから
建物は大活躍して
入居者を喜ばせ
オジさんに富をもたらした

そのオジさんも
いまは
もうここに
来ることはなくなってしまった

あなたは
窓から
雲が敷き詰めれた空や街の景色を
見るともなく見て
色んな表情を作りながら
電話している
くすんだ外壁から
あなたの鮮やかな色と優しい曲線が輝き
私は目を奪われている

建物は
オジさんのことを思っているが
窓から乗り出しているあなたのことも
きっと好きだ

私は
この建物に新しい風景を見出している
どこかに芽生える私の希望を
この建物に
重ねられるから

何もかも失った私には
希望の姿が眩しいほどに
よく見えるのだ

2011年9月15日木曜日

十年前の九月十五日に書いたもの

あしたのあしたはあさって
あさってのあさってはやのあさって

あさってのきのうはあした
あしたのおとといはきのう

きのうのしあさってはあさって
あさってのおとといはきょう

あしたになったら
どうなるだろう

じゅうねんごになっても
あしたはあしたかしら

2011年9月14日水曜日

愛を続ける

庭からは見えないんだ
橋からも見えない
木々の隙間からも見えない
テニスコートの向こうにも
風が渦巻いている場所にも
見えない

想像して
耳を澄ましても
聞こえないんだ
遠くの雑踏の中にも
子供たちのはしゃぎ声や
誰かを呼ぶ声の後ろからも
聞こえてこないんだ

触れないんだ
手を伸ばしても
近づいても
向かい合わせになっても
触れられないんだ
そこにいても
目を合わせても
触れられないんだ

2011年9月13日火曜日

夜の街

きつく締めて
硬く結ぶ

サッと抱いて
少し揺らす

月の舌で
肌を濡らす

夜の街で
影と暮らす

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2011年9月12日月曜日

片思いの月

月を見上げながら歩いていたら
道に迷ってしまった
こんなときに
旅先から
愛するあなたに電話するのは
やめよう

きっとあなたも
道に迷っているに
違いないから

月からみれば
2人は一緒も同然
いつも会うカフェの
飾り物の風見鶏が
青く光って見えている

また
あそこで
一緒にすごすんだ

そのとき
私は片思いの月
悲しくて身を細らせている

2011年9月11日日曜日

いやなプレゼント

目覚まし時計の中に
蝉を隠して
あなたに贈ろう

気まぐれに
ジリジリ鳴るよ
気まぐれなあなたに
目を覚ませ の合図

2011年9月10日土曜日

これも性格

ぼくのほっぺは
ふくらんでいる気がする

こんなにふくらんでいなくても
いいのに

おまけに拳はまるい気がする
熊に近い形に見える

体もずんぐりムックリしている気がする
下手するとムッツリナントカだ

だから
自分と似ていない形にあこがれるとすると
すらっとした細身で
ほっぺはスッキリしている形
ということになる

また
オタクで小心者
見栄っ張りでワガママ
自分が大事で
イベント好き
詩人を気取りたがり
特別感をもとめる
人を驚かすのが好きで
驚かされるのは嫌いな
気がする

とすると
同じように
社交的で勇気があり
素直で親切
特別なものを求めず
見栄を張らず自然体
人を驚かせない
性格に惹かれる
ということになる

そんなことを考えていたら
自分の形や
性格をなおしたほうがいいと
思えてきた

そして
いつものように
考えるのをやめてしまう

これも性格

2011年9月9日金曜日

詩人のスーパーカー

これは
ぼくが作った電気自動車なんだ
とその詩人は言った

*これは、最終行にもってきてもいいかな

巨きな会場の床一面に
テストコースが設置されている
きょうは昼の生番組で
スーパーカーを披露することになった

サングラスを掛けた司会者が
ゲストを呼び込む
私も一足遅れて一緒にでる
サポート役だからだ

さっきまで
会場内のレストランで打合せをしていたときには
客はまだ少なく
白けたらどうしよう という感じだったのに
いつの間にか二階の上のほうまで客はが入り
心配は別の心配に変わった
盛大な拍手と歓声に
圧倒され
失敗が怖くなったのだ

スーパーカーは
ゴーカートのようなおおきさで
床は紙でできている
ボディは夏休みの宿題と同じ
牛乳パックで作ってあるが
仕上げに凝ってある
ドライバーと
後部座席にもう1人乗れるが
きょうは
車の不具合を調整する使命で
私が同乗する

コマーシャルが終わり
サングラスの司会者がスタートを盛り上げた
ついに
走り始めた
だかあろうことかすぐに
ボディがしなって
よじれて失速した

2人でよじれを直しながら
平静を装い
走り続けようと
必死になった

実況のアナウンスが盛り上げようとしているが
無理だ!

いったいどこが
スーパーカーなのだ
といった様相だ

そのとき
ドライバーが振り向いて
後ろに設置された
ちいさなワイヤレスカメラに向かって
カメラ目線で言った

これは
ぼくが作った電気自動車なんだ

2011年9月8日木曜日

雨が降り
あたり一面が濡れた

あなたの頬に
マイナスの記号をつけたら
いままで生きてきた人生が
幸せになるか
不幸になるか

もし不幸になるなら
マイナスの記号は
不幸が訪れるときまで
とっておこう

雨があがり
地上に湿った風が吹き
見渡す限りの
光る街が現れ
海と地続きになる

風に置き去りにされた私は
どんな符号を待っているのか

2011年9月7日水曜日

土ぼこりの香り

急に雨が降ってきたんだ
ちょうど道に迷っていた
静かな町なのに
前からも後ろからも
左右の道や建物の間からも
ひとが出てくるんだ
みんなそれぞれ
何か用がありそうだったり
楽しそうだったり
さびしそうだったり
何かを抱えているみたいなんだ

そういう自分だって
他人からみれば
何かを抱えているように
みえるんだろう

雨の間を風邪が吹いて
木の下の乾いていた土が
けむりをたてる

曲がり角をまがり
みたことがない静かな道に入ったとき
外人のジャージ姿の人が
声を掛けてきたけど
何をいっているかわからないので
こちらも自分でもわからない言葉で
わからないと伝えて手を振った

さびしげな道に入ったはずなのに
相変わらずひっきりなしに
ひとびとがいき過ぎる
なかには迷い顔のひともいる

さあ
部屋に帰らなくては
傘をとって
ご飯と洗濯屋に行かなくては

雨が降っている
優しい雨だ
きょうは朝から
霧っぽい空気だった

夜の向こうに何があるのかな
すれ違うひとびとは
何処に帰るのかな
食事をしおわったら
どこかのラウンジに座って
誰かの前にいてみようかな

そのとき
雨は
土ぼこりを鎮めているだろう

2011年9月6日火曜日

ずっと話していない人は

ずっと話していない人のことを
考えている
窓の向こうでは
秋の虫が鳴いている

ずっと話していない人は
どうしてか
愛おしい
どうしてか
とても身近に感じられる

ずっと話していない人は
どこでなにして
いるのだろう
まさか私のことを考えている?
まさか まさか

ずっと話していない人は
ほんとは少し前に別れた人
あれからまだ髪も切っていないだろうが
昔別れた人みたい

2011年9月5日月曜日

恋の歌

材料はこうだ

厚めに切った食パン
真四角で小麦の感じがしっかりしていて、ややしっとりしているもの
蜂蜜
ココナッツパウダー
シナモン
ザラメの砂糖
隠し味に味噌
鶏の卵
無塩バター

出来上がると
それは
とてもおいしい
ものになる

どうしておいしいのかは
教えてくれない

ただ
あなたは
笑顔と神妙な顔を繰り返しながらそれを作り上げ
食べる時はまた別人になる

器用なあなたは
周りにいろんな問題を抱えているが
平気な顔をしている

それが
一番器用なところだと
一番私が知っている

2011年9月4日日曜日

あなたと航海 はじめちゃう

あなたが騒いだので
花火大会は
ぶち壊しになった

みんなが怒って車に乗り
列をなして田舎道を走り出す
臨時に設けられたガードレールは
工事用ヘルメットを並べたものだが
異様な縁石にしか見えず
その不始末を隠そうとして担当者は
外側に体操着を広げて並べた
だがかえってますます意味が分からなくなり
目立ってしまっている

花火大会はまたやればいいし
ガードレールも必要ない
騒いだあなたは
必要な人だから
助手席で
眠っていたほうがいい

あしたはここで
マラソン大会があるのだ
ホイールが外れた車が
続出して
渋滞が激しくなってきたのを
上で天の川が見下ろしている

愛する人が眠っている間に
つまらない考えは
捨ててしまおうと試みていだが間に合わなかった
もう
荒波に巻き込まれて
ヘラヘラ笑いながら
だんだん本当に楽しくなっていってしまった

言わず終い

電話してもいいですか

電話してみた

出なかった

ますます
電話したくなった

いつになったら電話に出られますか

電話しようとしたら
だれかから
電話がかかってきた

電話してもいいですか

その寂しがり屋に尋ねられ

それは私が別の人に
言おうとした台詞だ

答えた

その人は
私が話したかった相手から
電話がかかってきて
電話してもいいですか

だれかから
電話がかかってきた

言われた

言う

私は
電話してもいいですかと
自分が
言わず終いであることに
深く
絶望した

2011年9月3日土曜日

だれのもの?

揺れて霞んでいるのは
あなたの姿
香りがどこかに
残っていて
たまに気づくと
問いかけてくる

あなたが
わたしを愛しているのは
なにか
理由があるのよ
言葉にはできない
理由が


あなたにも
なにかが
問いけてくるのだろうか
不意に
どこかからか

それは
だれのものなのだろう
私には
分からない

2011年9月2日金曜日

弱虫の宣言

降りしきる蝉時雨の
都会の木立を抜けて
あなたから
離れていった

地下鉄にもぐり
当てもなく駅で降りて
また乗った

気づくと
知らない国にいた
飛行機を降りたのは半日前

あなたから離れたのは
一日前

知らない人に囲まれて
泣いていたのは
ずっと前
そしていまもだ

何かがこんがらかっているが
解く気持ちにならないのは
それが我が身を守っているから

そのことだけは
宣言しておこう

2011年9月1日木曜日

きちゃってよ、いますぐに。

いっちゃってよ いっちゃって それで きちゃって いっちゃってよ やっちゃってよ やっちゃって たまには やらずに よっちゃってよ くんじゃってよ くんじゃって そしたら ぬいて だしちゃってよ だしちゃったら いれちゃって じゅんじょは いいから ぬいちゃってよ すっちゃってよ すっちゃって どさくさ まぎれに もんじゃってよ いっちゃってよ いっちゃって くんず ほぐれつ きちゃってよ