「ありがとう」ばかりではなく
「さよなら」と伝えてたい
霜の降る月の夜に
狐がすすきの間から
顔を出し
きょとんとしている
その時
「さよなら」ばかりではなく
「もう会えません」と伝えたい
円型の大地に
波打ちながら風が渡っていく
吹き違い
混じりあいつつ
地にはりついて
「もうあえません」ばかりではなく
「幸せを祈っています」と伝えたい
やがて雪が振り
この辺りは一面真っ白になる
その上を
足跡が縫っていく
「幸せを祈っています」ばかりではなく
「・・・・・・・・」と伝えたい
黒板に書いた文字を消したら
教室を出て行きましょう
また明日もやってきます
その時に気持ちがいいから
・・・・・・・・に言葉をいれるとしたら、
返信削除あなたを忘れない かな。
でも、この詩にある言葉を言ったとしたら、「自分勝手やなあ・・・」って言われそう。 迷っているのか決断したのかわからないけど、明日になれば真っ白い地面に新しい足跡をつけるのかな?