2011年4月5日火曜日

最高指令

原発の必要性を訴えるために
この際
計画停電を効果的にやらなければならない。
産業も病人も生かさず殺さずが方針だ。
多少の犠牲は出てもいい。
悲痛な面持ちでお詫びすればいい。
消費者心理を掴み
ニュースをコントロールして
エキセントリックな人々も利用して
悲劇を演出し
カッコつけたがりの権力者をうまく使いこなし
我々の組織を守らなければならない。
今までそうしてきたように。
我々の必要性を認識させ、
成長しなければ苦労の意味がない。

我々は産業界のエリートだ。
かつて銀行を国民の負担で救ったように
我々も救われるべきだ。
責任をとってやめなければならない者たちは
決して見捨てることはしないから
ここをうまく乗り切って
次のステージで好き好きやってくれ。

具体的には
秘密組織を発足したので情報を集約し
戦略を立て指示をくだす。

事故の影響が幅広いので
撹乱に使う情報と
ヤバイ情報の出し方が勝負だ。
さあ
取りかかれ。
これが最初の作戦だ。

---そうして
いつものように
資料が配られる

2 件のコメント:

  1. お芝居を見たくないのに見せられているとき、
    観客にされてしまっているとき、
    お芝居をしている人たちが権力をもっているとき、
    私はどうしたらいいのだろう。

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  2. AKARAさん
    それが世の中というもの、などどうそぶいてもだめですよね。ヤジを飛ばすというのも品がないし、黙って座っているのもしゃくにさわりますね。
    同じ価値観を持てる人と話をして、共感の輪を広げていくというのがいいような気がします。権力者より高いモラルをもって、連帯していけば、それはきっと力になると思います。

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