人命救助だって
夜はおやすみ
記者会見も
記者クラブも
監督官庁も
夜はおやすみ
眠れないのは
あなたとわたし
そして
人が操れないもの
電車だって
会社だって
役場だって
夜はおやすみ
でも本当は
働いている人がいる
起きている人がいる
眠れない人がいる
でも
誰かが蓋して
夜はおやすみ
ニュースは時々目を覚ます
再放送はボタン一つ
ニュースライターは夢の中で
徒競走
大事なことは
朝になるまで知らないことにします
そのほうが都合がいいこともあります
夜はおやすみなさい
それが大人の約束
どうか
朝には目覚めますように
明日こそ できごとを先送りしませんように
夜はテレビを視る人が少ないのでニュースが少ない。
返信削除本当はあっても蓋があるから大丈夫!
東京では、震災・復興に関するメディアの扱いは、もう「おまつり」になってしまいました。日常のニュースではありません。NHKはじめ、公共放送も、震災や原発関連のレギュラーの報道はありません。福島によく行きますが、福島では、毎日の生活の中にメディアが伝える復興関連のニュースがレギュラーで流れて聞こえてきます。2011年3月末、すでにNHKは、深夜の震災関連ニュースを放送していませんでした。1ヶ月も立たないのに、被災地の情報は激減し、その間も、立ち入り禁止で発見されない人びとが、無念の叫びをあげていました。そのことを、被災地のひとは、深夜の震災関連のニュースをみながら、日本中でも同じ思いでいてくれると信じていたのです。メディアだけがもういちばん最初にあきらめていました。
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