ろくろっくびだよ
ろくろっくび
輪切りだよ
全員集合だよ
立ち見だよ
全員集合
立ち見だよ
切れるよ
断裁だよ
ギロチンだよ
夢じゃないよ
夢二だよ
8時だよ
全員立ち見だよ
中身はないよ
中身はない
ナイスだよ
ないっすよ
酢はないっすよ
夜は 友だちだよ
友だちは
お金がすきだよ
お金
金の玉を隠しているよ
金の玉
金の卵もだよ
隠して書く
かくして
カクカクしかじか
金の玉
隠したよ
寝込んだよ
布団かぶってた
いろいろうまくかぶってた
兜も座布団も
カラフルな座布団も
かぶってた
ぶたないで
ブタさん
ふた なくさないで
ふた三個なくさないで
ブタさん三個なくさないで
泣かないでいて
あなあけないでいて
赤坂付近にいかないで
いか たべないで
くま たらふく
たらも たべないでいて
手をつないで
繋がる
しわよせしないで
しないでって
市内で言わないでいて
しわよせしないで
幸せでいて
祈るから頼むから
ここにいさせて遺産わけて
勇んで胃酸で溶けないで
どかないで
どうか一つ
如月まで
どんどん
いかせて
いってみて
いってみせて
せめて みせて
攻めて
責めないでいて
見せしめて
せめて責めないで
このままでいさせて
このままいさせて
ください
第三者
このまま
いさせて
ください
2010年11月30日火曜日
2010年11月29日月曜日
2010年11月28日日曜日
姫
横たわる彼女に
Pizzaを一枚ください
本当の理由は誰にもわからない
黄色い線の内側で
掛け持ちなんです、っていって
いますぐGET!
細身なんですけどなかなかいいのがないの
いまから24時間受け付けます
眠りが浅いほう?
エスカレーターでは
なんかほんとにいいのかって思う
お客様にお知らせいたします
パワーが集まってる気がする
目的地の天候は晴れ
庭に出るといいよ
ボタンを押してください
きょうまた会う?
危険です
迷惑です
見えるのが霧氷
Pizzaを一枚ください
本当の理由は誰にもわからない
黄色い線の内側で
掛け持ちなんです、っていって
いますぐGET!
細身なんですけどなかなかいいのがないの
いまから24時間受け付けます
眠りが浅いほう?
エスカレーターでは
なんかほんとにいいのかって思う
お客様にお知らせいたします
パワーが集まってる気がする
目的地の天候は晴れ
庭に出るといいよ
ボタンを押してください
きょうまた会う?
危険です
迷惑です
見えるのが霧氷
2010年11月27日土曜日
注意
気をつけてビジネスをやりなさい
思いがけない邪魔が入る事があるから
思いがけないので避けられない
あなたが善良であっても関係ない
川べりを歩くときは
虫の襲来に注意しなさい
アットいうまに群舞する縄張りに
入ってしまうから
眼をやられないように
猫に触るときは機嫌を窺いなさい
急に咬むことがあるから
仲良しに見えて実はそんな気持ちはないから
咬まれて意外と傷つくから
平静を装っても何にもならない
鍬を振るときは後ろを確かめなさい
確かめた後に子どもが近づくことがある
鍬に当たると顔を怪我する
傷が残ることがある
君にその気がなくても
夜は犯罪者に襲われないようにしなさい
まだ犯罪者でない人が今日初めて犯罪に走る事もあるから
盛り場にいかず、戸締りをして、警報ブザーを携帯
甘い誘惑に惑わされる事もある
ひったくりや危なそうな呼び出し等々
用心に越した事はない
詩は安全ではないものがいい
心の隙間に入り込み今までの価値観を壊すものを読みなさい
短い言葉でピーンと来るもの、記憶を呼び起こすものもの
読みやすい心地よいリズム
詩は短くて一日のサイズのよう
一生を凝縮した一日のよう
宇宙を凝縮した君の部屋のよう
思いがけない邪魔が入る事があるから
思いがけないので避けられない
あなたが善良であっても関係ない
川べりを歩くときは
虫の襲来に注意しなさい
アットいうまに群舞する縄張りに
入ってしまうから
眼をやられないように
猫に触るときは機嫌を窺いなさい
急に咬むことがあるから
仲良しに見えて実はそんな気持ちはないから
咬まれて意外と傷つくから
平静を装っても何にもならない
鍬を振るときは後ろを確かめなさい
確かめた後に子どもが近づくことがある
鍬に当たると顔を怪我する
傷が残ることがある
君にその気がなくても
夜は犯罪者に襲われないようにしなさい
まだ犯罪者でない人が今日初めて犯罪に走る事もあるから
盛り場にいかず、戸締りをして、警報ブザーを携帯
甘い誘惑に惑わされる事もある
ひったくりや危なそうな呼び出し等々
用心に越した事はない
詩は安全ではないものがいい
心の隙間に入り込み今までの価値観を壊すものを読みなさい
短い言葉でピーンと来るもの、記憶を呼び起こすものもの
読みやすい心地よいリズム
詩は短くて一日のサイズのよう
一生を凝縮した一日のよう
宇宙を凝縮した君の部屋のよう
2010年11月26日金曜日
あやまらない
あやまると自分が消えてしまいそうになるので
彼女はあやまらない
あやまる必要がある時ほど
唇を真一文字に結んで
身をすぼめて待っている
あやまりたい気持ちが消えるまでいつまでも
固唾を飲んで
じっとしている
彼女の不用意な発言が
友だちを傷つけてしまっても
大事な約束を破ってしまっても
彼女はあやまらなかった
いつも
彼女の中に後悔とあやまりたい気持ちが押し寄せたけれど
彼女はあやまらなかった
あやまりたい気持ちが
彼女の中にあるとき
彼女は言い知れぬ自信が訪れていることに
気づくことがある
いつかあやまることができるようになるのを
待ち望んでいる自分に
自信をもつのだ
だから彼女は
あやまりたい気持ちから
逃げない
逃げないでじっとしている
彼女の中をなにかが行き過ぎる
いつか-
それも捕まえてみたいと
彼女は思っているのだ
彼女はあやまらない
あやまる必要がある時ほど
唇を真一文字に結んで
身をすぼめて待っている
あやまりたい気持ちが消えるまでいつまでも
固唾を飲んで
じっとしている
彼女の不用意な発言が
友だちを傷つけてしまっても
大事な約束を破ってしまっても
彼女はあやまらなかった
いつも
彼女の中に後悔とあやまりたい気持ちが押し寄せたけれど
彼女はあやまらなかった
あやまりたい気持ちが
彼女の中にあるとき
彼女は言い知れぬ自信が訪れていることに
気づくことがある
いつかあやまることができるようになるのを
待ち望んでいる自分に
自信をもつのだ
だから彼女は
あやまりたい気持ちから
逃げない
逃げないでじっとしている
彼女の中をなにかが行き過ぎる
いつか-
それも捕まえてみたいと
彼女は思っているのだ
2010年11月25日木曜日
直行
熟れた実を摘み
お口に入れる
直行
わけずに一回で
すぐ食べる
直行
寄り道せず
浮気もしない
直行
出張しても
遊ばす
観光も接待も無縁
お宿に直行
鈍行列車より
超特急が好み
時を惜しんで
直行
曲がったことが嫌い
直行
名前だって
ナオユキ
直行
詩を読んでも
行間は飛ばし
詩情も省いて
最後まで
直行
このひと
直行ばかりして
早死にしませんように
お口に入れる
直行
わけずに一回で
すぐ食べる
直行
寄り道せず
浮気もしない
直行
出張しても
遊ばす
観光も接待も無縁
お宿に直行
鈍行列車より
超特急が好み
時を惜しんで
直行
曲がったことが嫌い
直行
名前だって
ナオユキ
直行
詩を読んでも
行間は飛ばし
詩情も省いて
最後まで
直行
このひと
直行ばかりして
早死にしませんように
2010年11月24日水曜日
ブタさんは語る
ピンクの光るブタさんが
笑顔で横たわっているよ
こっちをみてる
サンタの帽子をかぶってるから
もうすぐクリスマスなんだろう
テーブルクロスはケーキとイチゴ柄
楽しげなジャズが流れている
ピンクの光るブタさんと
目が合っても
恥ずかしがらなくてもいいんじゃない?
ホタルみたいに体を光らせて
合図しなくても
分かってるさ
携帯くん
誰かから仲直りの電話でしょ
光の色で分かる
なんてウソだけど
女子部は先に帰ります
用意があるから
いいわ
気分がいいから
いいことにする
渡り廊下のベンチで待ってます
笑顔で横たわっているよ
こっちをみてる
サンタの帽子をかぶってるから
もうすぐクリスマスなんだろう
テーブルクロスはケーキとイチゴ柄
楽しげなジャズが流れている
ピンクの光るブタさんと
目が合っても
恥ずかしがらなくてもいいんじゃない?
ホタルみたいに体を光らせて
合図しなくても
分かってるさ
携帯くん
誰かから仲直りの電話でしょ
光の色で分かる
なんてウソだけど
女子部は先に帰ります
用意があるから
いいわ
気分がいいから
いいことにする
渡り廊下のベンチで待ってます
2010年11月23日火曜日
ジュン
コロッケを分けるように
愛情を分けて
惜しみもせずに
ジュン
一生懸命生きることより
幸せを求めて生きる方がいい と
幸せから知らず知らず逃げて
気づかないものだと
そんな歌を聞かせて
誰もが自分の人生の主役をはっている
それを受け入れないと追い出しを食らう と
みんなに教えて
ジュン
愛情を分けて
惜しみもせずに
ジュン
一生懸命生きることより
幸せを求めて生きる方がいい と
幸せから知らず知らず逃げて
気づかないものだと
そんな歌を聞かせて
誰もが自分の人生の主役をはっている
それを受け入れないと追い出しを食らう と
みんなに教えて
ジュン
2010年11月22日月曜日
運命的な出会い ー婚活ではなくー
丘の斜面で夕焼けに照らされた彼女は
今描いているドローイングの話の途切れめで急にを目を瞑り
キスを求めてきた
彼女の顔をよく見るのは初めてだ
もうキスして戸惑いながらも
抱き合っていたけれど
僕が腕に力を込めて背中を引き寄せると
彼女はますます密着してこたえてきた
美大生の彼女は良家の子女で躾がきびしく
反発する気持ちを抱え
複雑な事情があり今はこの町に住み
三時間かけて学校に通っているという
抱きつくと互いの顔が見えなくなり
初対面の僕たちは安心な気持ちもしたけれど
少しすると淋しくなってきて
また顔を見てみることにした
その顔は
やはり初めて見る顔だった
お見合いのように気取ってほほえんでいる
変な状況だ
だがそれを二人ともが容認しているのはなぜだろう
ここは小さい頃に
鬼ごっこや缶蹴りをした小さな広場のすぐ隣だ
眼下に家々が見え
振り返ればこんもりとした森がある
僕たちはゆっくりと時間をすごすことにした
鼻の頭が冷たくなるまで
手を握り合って遊んでいた
帰り道
僕たちは明日のことを約束する必要はなかった
もう結ばれたも同然だから
会いたければいつでも自然に会えるのだ
そんな強い絆を感じていた
坂道は平地よりむしろ歩きやすかった
振り返りながらゆっくり歩く僕たちには
彼女の愛しい顔をみると
幸せそうな表情だ
一番星!
と彼女が指さした
えっ もう?
と指の先の空に目をやった時
後ろでコンと
鳴く声がした
きつね?
またきてコン
さよならコン
今描いているドローイングの話の途切れめで急にを目を瞑り
キスを求めてきた
彼女の顔をよく見るのは初めてだ
もうキスして戸惑いながらも
抱き合っていたけれど
僕が腕に力を込めて背中を引き寄せると
彼女はますます密着してこたえてきた
美大生の彼女は良家の子女で躾がきびしく
反発する気持ちを抱え
複雑な事情があり今はこの町に住み
三時間かけて学校に通っているという
抱きつくと互いの顔が見えなくなり
初対面の僕たちは安心な気持ちもしたけれど
少しすると淋しくなってきて
また顔を見てみることにした
その顔は
やはり初めて見る顔だった
お見合いのように気取ってほほえんでいる
変な状況だ
だがそれを二人ともが容認しているのはなぜだろう
ここは小さい頃に
鬼ごっこや缶蹴りをした小さな広場のすぐ隣だ
眼下に家々が見え
振り返ればこんもりとした森がある
僕たちはゆっくりと時間をすごすことにした
鼻の頭が冷たくなるまで
手を握り合って遊んでいた
帰り道
僕たちは明日のことを約束する必要はなかった
もう結ばれたも同然だから
会いたければいつでも自然に会えるのだ
そんな強い絆を感じていた
坂道は平地よりむしろ歩きやすかった
振り返りながらゆっくり歩く僕たちには
彼女の愛しい顔をみると
幸せそうな表情だ
一番星!
と彼女が指さした
えっ もう?
と指の先の空に目をやった時
後ろでコンと
鳴く声がした
きつね?
またきてコン
さよならコン
2010年11月21日日曜日
人生くん
あたりまえのこと
ありきたりのこと
当たり障りのないこと
多い順に並べよ
つまらないこと
突き詰めたこと
つらいこと
多い順に並べよ
想像したこと
創造したもの
騒々しいもの
多い順に並べよ
並べたうえで
好きな順に
並べ直し
感想を述べよ
感情を述べよ
ところで
人生は
完走せよ
ありきたりのこと
当たり障りのないこと
多い順に並べよ
つまらないこと
突き詰めたこと
つらいこと
多い順に並べよ
想像したこと
創造したもの
騒々しいもの
多い順に並べよ
並べたうえで
好きな順に
並べ直し
感想を述べよ
感情を述べよ
ところで
人生は
完走せよ
2010年11月20日土曜日
美しい絵
その壁にいまは絵は掛かっていない
彼女が誇らしげに掛けておいた絵は
僕が踏みつぶしズタズタにしてしまったから
その壁はいまはもうない
別の場所に引っ越して行ったから
未来を夢見て出て行ったから
その彼女はいまはもういない
誰かにさらわれて行ったから
戻って来るのを待っているだけだから
彼女が誇らしげに掛けておいた絵は
僕が踏みつぶしズタズタにしてしまったから
その壁はいまはもうない
別の場所に引っ越して行ったから
未来を夢見て出て行ったから
その彼女はいまはもういない
誰かにさらわれて行ったから
戻って来るのを待っているだけだから
2010年11月19日金曜日
出会えない
見えないけれど
星は出ている
空に出て
こちらを見つめている
くらい空に
目を凝らしている
見られている
見ている
どちらでもいい
ぼくたちは
永遠に
交わらない
視線がぶつかっても
気づかないでいる
吐息がかかっても
風と区別がつかないでいる
星は出ている
空に出て
こちらを見つめている
くらい空に
目を凝らしている
見られている
見ている
どちらでもいい
ぼくたちは
永遠に
交わらない
視線がぶつかっても
気づかないでいる
吐息がかかっても
風と区別がつかないでいる
2010年11月18日木曜日
11.18
風が吹くたびに木の葉が落ちてくる
表参道を歩きながら
これは裏街道ではないとつぶやき
歩行のリズムに合わせて
思い出を回転させ
シャツフルしていると
前方から救急車がやってきて
目の前の路地をはいっていったので
その行く先に目をやると
高校生たちが制服を着て歩いていて
寒そうに身に巻きつけた布にしがみついていたので
あの布は今風に言うとなんて言うんだろうという考えに
脳みそを占領され
なんてちっぽけな脳みそなんだろうとおもい
その割に大きな頭を
凝り固まっていたい首でどうにか支えながら
きょうは誕生日だからなにかすこしでも自分の為に特別なことをしようと
きれいなショーウインドウを見ながら歩いてみることにすると
昔彼女とわかれてその後会うこともなかった喫茶店がリニューアルして
前の面影もなくなっていて
自分の面影も似たものだと思いながら
道が上り坂になり
風が吹いて落ちてきた木の葉が一枚どういうわけか
手のひらに入ってきてそれを握ってしまい
賄賂ではないだろう
木の葉の手紙か狐のお金か
どちらにしても昔は木の葉を集めて焚き火して
焼き芋を作ったものだと懐かしさがこみ上げ
信号待ちをしていると
信号が変わる前に美しい街の光景を写真に収めたいと思い
この場所この日がデジタルに記録され
これを見返すのは自分だけなのか
それともいまは婚活中のひとが
私と結ばれて一緒に観るのかなどど妄想し
そこにまた救急車が通り過ぎ
救急車は9×9×48なのかなどど考え
…
もうやめた
表参道を歩きながら
これは裏街道ではないとつぶやき
歩行のリズムに合わせて
思い出を回転させ
シャツフルしていると
前方から救急車がやってきて
目の前の路地をはいっていったので
その行く先に目をやると
高校生たちが制服を着て歩いていて
寒そうに身に巻きつけた布にしがみついていたので
あの布は今風に言うとなんて言うんだろうという考えに
脳みそを占領され
なんてちっぽけな脳みそなんだろうとおもい
その割に大きな頭を
凝り固まっていたい首でどうにか支えながら
きょうは誕生日だからなにかすこしでも自分の為に特別なことをしようと
きれいなショーウインドウを見ながら歩いてみることにすると
昔彼女とわかれてその後会うこともなかった喫茶店がリニューアルして
前の面影もなくなっていて
自分の面影も似たものだと思いながら
道が上り坂になり
風が吹いて落ちてきた木の葉が一枚どういうわけか
手のひらに入ってきてそれを握ってしまい
賄賂ではないだろう
木の葉の手紙か狐のお金か
どちらにしても昔は木の葉を集めて焚き火して
焼き芋を作ったものだと懐かしさがこみ上げ
信号待ちをしていると
信号が変わる前に美しい街の光景を写真に収めたいと思い
この場所この日がデジタルに記録され
これを見返すのは自分だけなのか
それともいまは婚活中のひとが
私と結ばれて一緒に観るのかなどど妄想し
そこにまた救急車が通り過ぎ
救急車は9×9×48なのかなどど考え
…
もうやめた
2010年11月17日水曜日
それを
あわてずに
いそがずに
しんちょうに
だいたんに
たのしく
いっしょうけんめい
たいみんぐよく
ためらいをすて
しんこきゅうしてから
ひとめをきにせず
しんけんに
なるべくしぜんたいで
それを
すると
いい
かみさまが
みている
きみじしんも
みている
いそがずに
しんちょうに
だいたんに
たのしく
いっしょうけんめい
たいみんぐよく
ためらいをすて
しんこきゅうしてから
ひとめをきにせず
しんけんに
なるべくしぜんたいで
それを
すると
いい
かみさまが
みている
きみじしんも
みている
2010年11月16日火曜日
星座の立場
そこをめくると
こんどは
当たりがでるか
めくりつづける日々
当たりのような
ハズレのような
よくわからない
脳みそ
役にたたない
くじ引きの人生
計算機
意味のない
暗い闇の中で
星座の居場所がたより
私のみちしるべ
星占いを見下ろす星
笑いも泣きもせず
表情ひとつ変えず
座って
こんどは
当たりがでるか
めくりつづける日々
当たりのような
ハズレのような
よくわからない
脳みそ
役にたたない
くじ引きの人生
計算機
意味のない
暗い闇の中で
星座の居場所がたより
私のみちしるべ
星占いを見下ろす星
笑いも泣きもせず
表情ひとつ変えず
座って
2010年11月15日月曜日
11月の誕生日
マカロン
小さなホールケーキ
色とりどりのキャンドル
幻灯機のおもちゃ
ペパーミントティー
メモリーに入れた曲
封筒に入れたカードと手紙
リボンをかけたプレゼント
誕生日のきみ
考えていること教えて欲しい
部屋を包むカーテン
柔らかな灯り
向かい合わせ
隣り合わせの時間
小さなホールケーキ
色とりどりのキャンドル
幻灯機のおもちゃ
ペパーミントティー
メモリーに入れた曲
封筒に入れたカードと手紙
リボンをかけたプレゼント
誕生日のきみ
考えていること教えて欲しい
部屋を包むカーテン
柔らかな灯り
向かい合わせ
隣り合わせの時間
2010年11月14日日曜日
ドトールコーヒー
東海の小島の磯の白砂に
ドトールコーヒー、ドトールコーヒー
じっと手を見る
ドトールコーヒー、ドトールコーヒー
こころよくわれに働く仕事あれ
ドトールコーヒー、ドトールコーヒー
からくれないに
ドトールコーヒー、ドトールコーヒー
たわむれに
ドトールコーヒー、ドトールコーヒー
やせがえる まけるな一茶
ドトールコーヒー、ドトールコーヒー
旨いコーヒー 村いっぱいの
ドトールコーヒー、ドトールコーヒー
ドトールコーヒー、ドトールコーヒー
じっと手を見る
ドトールコーヒー、ドトールコーヒー
こころよくわれに働く仕事あれ
ドトールコーヒー、ドトールコーヒー
からくれないに
ドトールコーヒー、ドトールコーヒー
たわむれに
ドトールコーヒー、ドトールコーヒー
やせがえる まけるな一茶
ドトールコーヒー、ドトールコーヒー
旨いコーヒー 村いっぱいの
ドトールコーヒー、ドトールコーヒー
2010年11月13日土曜日
週末の終末的な
電車に乗るお金がないときは
歩く
歩く元気がないときは
部屋にいる
部屋にいると
夕方に
夕焼け小焼けのメロディのチャイムが聴こえてくる
何のためのチャイムなのか
みんなはどんな気持ちで聞いているのだろう
みんなって 誰のことだろうう
テレビをつけると
内閣は売国奴だといっている
メロディのチャイムがまた鳴っている
きょう 何度目だろう
なにかせよと促す
なにかしなければ
なにかをでっち上げて
終わらせなければ
もう夕闇だ
電灯もつかない
夕闇だ
誰かに謝らなければ
チャイムをとめなければ
歩く
歩く元気がないときは
部屋にいる
部屋にいると
夕方に
夕焼け小焼けのメロディのチャイムが聴こえてくる
何のためのチャイムなのか
みんなはどんな気持ちで聞いているのだろう
みんなって 誰のことだろうう
テレビをつけると
内閣は売国奴だといっている
メロディのチャイムがまた鳴っている
きょう 何度目だろう
なにかせよと促す
なにかしなければ
なにかをでっち上げて
終わらせなければ
もう夕闇だ
電灯もつかない
夕闇だ
誰かに謝らなければ
チャイムをとめなければ
2010年11月12日金曜日
推敲しないままに
書いた途端に載せてしまう。とても乱暴だと思いながら。そして、画面に映して1回目の推敲。それから時々見返しては、少しずつ推敲している。まえにどんなことが書いたあったのか、当然自分でも分からなくなっている。
消える声
夜明け前の闇の彼方で誰かが泣いている
きのうもきょうも
いつから泣いているのだろう
誰が泣いているのだろう
人の声なのか
男なのか女なのか
狼なのか
それとも巨大な扉が軋んでいるのか
ぼんやりと夜が明けてくると
その声は聞こえなくなる
天体の発する何かのせいなのか
僕の耳の感度が落ちてしまうからか
あの声
あの悲しそうな声
苦しそうな声
いつか
あと10年もしたら
あの声は
喜びの声に聞こえるだろうか
ぼんやりと淀んだ朝の空に
ささやいてみた
この声は
あの声まで聞こえてる?
あの声は
親しい人
それとも
最も遠い人?
きのうもきょうも
いつから泣いているのだろう
誰が泣いているのだろう
人の声なのか
男なのか女なのか
狼なのか
それとも巨大な扉が軋んでいるのか
ぼんやりと夜が明けてくると
その声は聞こえなくなる
天体の発する何かのせいなのか
僕の耳の感度が落ちてしまうからか
あの声
あの悲しそうな声
苦しそうな声
いつか
あと10年もしたら
あの声は
喜びの声に聞こえるだろうか
ぼんやりと淀んだ朝の空に
ささやいてみた
この声は
あの声まで聞こえてる?
あの声は
親しい人
それとも
最も遠い人?
2010年11月11日木曜日
あなたにとって
あなたにとって
ここはどんな場所ですか
そう尋ねたくて
モヤモヤしているうちに
あなたは何処かに行ってしまった
私にとって
ここはどんな場所なのだろう
色々思い巡らせ
モヤモヤしているうちに
あなたは帰ってきた
買い物袋を
両手にさげて
ここはどんな場所ですか
そう尋ねたくて
モヤモヤしているうちに
あなたは何処かに行ってしまった
私にとって
ここはどんな場所なのだろう
色々思い巡らせ
モヤモヤしているうちに
あなたは帰ってきた
買い物袋を
両手にさげて
2010年11月10日水曜日
林檎をもって
小さな窓から世界を眺めてた
林檎をもって
外にでかけた
会社の窓から人々の様子を見渡した
ビルの中でみんなが働いている
賑わっている
とりとめもなく
手紙で呼び出されて外にでた
いつだって外にはでる
入りはしない
外から中を覗いてた
林檎をもって
中に入るため
部屋には鍵がかかってた
いつだって中には入る
出ていきはしない
林檎をもって
外にでかけた
会社の窓から人々の様子を見渡した
ビルの中でみんなが働いている
賑わっている
とりとめもなく
手紙で呼び出されて外にでた
いつだって外にはでる
入りはしない
外から中を覗いてた
林檎をもって
中に入るため
部屋には鍵がかかってた
いつだって中には入る
出ていきはしない
2010年11月9日火曜日
BATSU
明るく素敵なあの人が
あの人の中にはもうない
いつからいなくなったのか
自分にも分からない
いつまでどうしてやっていくのか
分からないまま
きょうも夕暮がやってくる
トンビが空に円を描く
飛行機雲より大きい円
マルを貰うのはいつ以来だろう
あの人の中にはもうない
いつからいなくなったのか
自分にも分からない
いつまでどうしてやっていくのか
分からないまま
きょうも夕暮がやってくる
トンビが空に円を描く
飛行機雲より大きい円
マルを貰うのはいつ以来だろう
2010年11月8日月曜日
あゆみ
強い動物の毛皮を纏うことで
荒地を渡っていく
わたしは旅人のよう
流れる雲が恋人
過去の自分は惜しげもなく捨てていく
そうしたいと願っているわけではないけれど
山のあなたの空遠く
革の私が歩いてく
荒地を渡っていく
わたしは旅人のよう
流れる雲が恋人
過去の自分は惜しげもなく捨てていく
そうしたいと願っているわけではないけれど
山のあなたの空遠く
革の私が歩いてく
2010年11月7日日曜日
夕暮れの部屋で
気づいてしまった本当のこと
言ってもいいですか
目の前のテーブルの上に置かれた
煤(すす)けたりんごのように
あなたの目の前に
投げ出しても
夕暮れの部屋で
出会ってもいいですか
今まで出会えなかった人に
リダイアルボタンを押すように
あっけなく
呼び出しても
言ってもいいですか
目の前のテーブルの上に置かれた
煤(すす)けたりんごのように
あなたの目の前に
投げ出しても
夕暮れの部屋で
出会ってもいいですか
今まで出会えなかった人に
リダイアルボタンを押すように
あっけなく
呼び出しても
2010年11月6日土曜日
ずれゆく質問
その写真に何が写っていますか
陽の光が差し込む大きな窓
花のない水玉模様の花瓶
大きな古い木のテーブル
刺繍の入ったナプキンに包まれたカトラリー
開けっ放しの扉の向こうの書斎机
壁に掛けられた何枚もの額
その中には鮮やかな色の抽象画やパステルで描かれた風景
……
その写真を見てどう思いますか
私が撮った写真
その時には見えなかった
やわらかく静かにそこにある時間
寒い季節のあたたかい陽だまり
誰もいない部屋のぬくもり
凛とした空気
自分と無関係の場所
でも懐かしく魅きつけられる
……
その写真を見てどうしたいですか
すさんだ自分の生活
すさみ切れない自分の生活
ものに溢れ雑多なものに埋もれて過ぎていく
遠くを見つめて進もうとする
足元の草花を踏みつけるような日々
キラリと光るプライドをポケットに忍ばせ
たまに握り締めている
どうしたいのか
……
その写真 いただけますか
ノルウエーの北の小さな町
青い港に泊まる赤い船
冬になると太陽が地を履い
ついには登ってこなくなる
静かな燃える眼をした町の人々
オーロラを見に来た人と同じ酒場で話をする
子供たちのことや仕事のこと バカンスのこと
それらのことは写っていない
いい写真ですね
ずっとカメラを手にしてきた
ビデオカメラで仕事もした
高いところに登ったり
狭いところにも入って撮影した
いい写真が撮れる自信がない
いいと思ってもよくある写真にしかならない
よくあるような写真を目指していたのでそれでいいのだが
いい写真がなかなか撮れない
いい写真と言われるとホッとする
これからどんな写真を撮りたいですか
観たことのない風景
想像では見ることができない
インターネットでも見られない
自分がその中に入らないと見られないもの
見ているその時に気づけないもの
たとえば君と会話するときに
変わっていく風景 というのがあると思う
その時シャッターを押して写ったもの
その時 心は捕まえなかったのに
写真だけが捕まえたもの
陽の光が差し込む大きな窓
花のない水玉模様の花瓶
大きな古い木のテーブル
刺繍の入ったナプキンに包まれたカトラリー
開けっ放しの扉の向こうの書斎机
壁に掛けられた何枚もの額
その中には鮮やかな色の抽象画やパステルで描かれた風景
……
その写真を見てどう思いますか
私が撮った写真
その時には見えなかった
やわらかく静かにそこにある時間
寒い季節のあたたかい陽だまり
誰もいない部屋のぬくもり
凛とした空気
自分と無関係の場所
でも懐かしく魅きつけられる
……
その写真を見てどうしたいですか
すさんだ自分の生活
すさみ切れない自分の生活
ものに溢れ雑多なものに埋もれて過ぎていく
遠くを見つめて進もうとする
足元の草花を踏みつけるような日々
キラリと光るプライドをポケットに忍ばせ
たまに握り締めている
どうしたいのか
……
その写真 いただけますか
ノルウエーの北の小さな町
青い港に泊まる赤い船
冬になると太陽が地を履い
ついには登ってこなくなる
静かな燃える眼をした町の人々
オーロラを見に来た人と同じ酒場で話をする
子供たちのことや仕事のこと バカンスのこと
それらのことは写っていない
いい写真ですね
ずっとカメラを手にしてきた
ビデオカメラで仕事もした
高いところに登ったり
狭いところにも入って撮影した
いい写真が撮れる自信がない
いいと思ってもよくある写真にしかならない
よくあるような写真を目指していたのでそれでいいのだが
いい写真がなかなか撮れない
いい写真と言われるとホッとする
これからどんな写真を撮りたいですか
観たことのない風景
想像では見ることができない
インターネットでも見られない
自分がその中に入らないと見られないもの
見ているその時に気づけないもの
たとえば君と会話するときに
変わっていく風景 というのがあると思う
その時シャッターを押して写ったもの
その時 心は捕まえなかったのに
写真だけが捕まえたもの
2010年11月5日金曜日
進め金閣寺
金閣寺の金色が光りすぎている
金色すぎる
金色を通り越し別の色だ
輝きすぎだ
君がくれたCDの
ジャケットの代わりにセロテープで貼り付けてある
その写真
大胆だ
その構図も
金色の建物がド真ん中に配置されている
渡されたとき
君が画像加工したと言っていた
いったい
どんな曲を入れてあるのか
いつものように
舌の先端を器用に内側に反らせて丸めながら
君が作ったCD
その写真を加工しながら
君はどんな思いを巡らせたのか
金閣寺と格闘し
金閣寺に癒され
金閣寺のことを思い出す
初めて行ったときのこと
ひょっとしたら
ふたりとも
同じようなこと
考えているかもしれない
同じようなこと
同じより
幸せな
金色すぎる
金色を通り越し別の色だ
輝きすぎだ
君がくれたCDの
ジャケットの代わりにセロテープで貼り付けてある
その写真
大胆だ
その構図も
金色の建物がド真ん中に配置されている
渡されたとき
君が画像加工したと言っていた
いったい
どんな曲を入れてあるのか
いつものように
舌の先端を器用に内側に反らせて丸めながら
君が作ったCD
その写真を加工しながら
君はどんな思いを巡らせたのか
金閣寺と格闘し
金閣寺に癒され
金閣寺のことを思い出す
初めて行ったときのこと
ひょっとしたら
ふたりとも
同じようなこと
考えているかもしれない
同じようなこと
同じより
幸せな
2010年11月4日木曜日
相談
最近調子が悪くてね。
君のことがうまく考えられない。
おまけに貯金も底をつき、とっておきのアンティチョークの瓶詰も
もうない。
近くにいたネコにもソッポを向かれ
何処かに消えてしまった。
シャツのボタンは割れるし、
カメラは壊れるし
おまけに十年使った傘は盗まれた。
このまま行ったらなにがおこるか分からない。
だから、君、
どうしたらいいか一緒に
考えてもらえないか。
君の相談には乗れないが。
君のことがうまく考えられない。
おまけに貯金も底をつき、とっておきのアンティチョークの瓶詰も
もうない。
近くにいたネコにもソッポを向かれ
何処かに消えてしまった。
シャツのボタンは割れるし、
カメラは壊れるし
おまけに十年使った傘は盗まれた。
このまま行ったらなにがおこるか分からない。
だから、君、
どうしたらいいか一緒に
考えてもらえないか。
君の相談には乗れないが。
2010年11月3日水曜日
訪れる枯葉
夕方に眠くなって
辛い思い出が回り始める
泣いているのは百舌鳥ではない
あれは誰かさんの歌声だ
枯れ葉が誰もやって来ない玄関に訪れる
訪れて足踏みをしている
君は虫ではなく枯葉だよ
君はお札でも
アルミホイルでもない
木の葉の枯れたものだよ
ビニールの表紙の
小学時代の国語辞典には
愛 の次に
アイ・オー・シー 国際オリンピック委員会
と書いてあった。
「あ」から順番に国語を憶えようとして僕は
それをなんども読んだ
それと似たようなことをし続け
果てるとき
はて?
いつまでも地続きのどこかで
何を振り返ったらいいのか?
枯葉を頭に乗せて
何かに化けて輪廻するか
つぎは
枯葉になりたいから
木の葉に生まれたいと
カ行イ段の木に
狙いを定めて…
枯葉の意味を理解して…
辛い思い出が回り始める
泣いているのは百舌鳥ではない
あれは誰かさんの歌声だ
枯れ葉が誰もやって来ない玄関に訪れる
訪れて足踏みをしている
君は虫ではなく枯葉だよ
君はお札でも
アルミホイルでもない
木の葉の枯れたものだよ
ビニールの表紙の
小学時代の国語辞典には
愛 の次に
アイ・オー・シー 国際オリンピック委員会
と書いてあった。
「あ」から順番に国語を憶えようとして僕は
それをなんども読んだ
それと似たようなことをし続け
果てるとき
はて?
いつまでも地続きのどこかで
何を振り返ったらいいのか?
枯葉を頭に乗せて
何かに化けて輪廻するか
つぎは
枯葉になりたいから
木の葉に生まれたいと
カ行イ段の木に
狙いを定めて…
枯葉の意味を理解して…
2010年11月2日火曜日
旅
電車代が高いから
旅にも行かず
旅にも行かないから
同じ場所をグルグル周回し
同じ場所をグルグル周回するから
ストレスが蓄積され
ストレスが蓄積されるから
暴飲暴食をしてしまい
暴飲暴食をしてしまうから
体がもたついて
体がもたつくから
恋人にけなされ
恋人にけなされるから
気分が陰鬱になり
気分が陰鬱になるから
夜なかなか寝付かれず
夜なかなか寝付かれないから
眼がいつも赤く
眼がいつも赤いから
コンタクトをやめ
コンタクトをやめたから
世界がボーッとする
世界がボーッとするから
眼が少し旅に出る
おしまい
旅にも行かず
旅にも行かないから
同じ場所をグルグル周回し
同じ場所をグルグル周回するから
ストレスが蓄積され
ストレスが蓄積されるから
暴飲暴食をしてしまい
暴飲暴食をしてしまうから
体がもたついて
体がもたつくから
恋人にけなされ
恋人にけなされるから
気分が陰鬱になり
気分が陰鬱になるから
夜なかなか寝付かれず
夜なかなか寝付かれないから
眼がいつも赤く
眼がいつも赤いから
コンタクトをやめ
コンタクトをやめたから
世界がボーッとする
世界がボーッとするから
眼が少し旅に出る
おしまい
2010年11月1日月曜日
日課
夢を見るのが楽しみで睡眠に入る
そこには生きている手ごたえがある
目をさますとその充足感を頼りに
次々やって来る問題をやり過ごす
闘牛場のヒーローさながら
バッサバッサと身をかわす
だが最後には
決着をつけなければならない
だからこのシーンは未完のまま終わる
そこにはうらぶれた路地裏がある
トボトボ歩いて帰るしかない
夜明けのカラスが鳴いている
これからがお楽しみ
入り口を入ると
僕はほっとする
美容院の二階が今日のぼくの住居だ
さあ
でかけよう
昨日から練っていた計画どおりに
なにが出るかは
終わるまでのお楽しみ
死んでも平気
生き返るから
そこには生きている手ごたえがある
目をさますとその充足感を頼りに
次々やって来る問題をやり過ごす
闘牛場のヒーローさながら
バッサバッサと身をかわす
だが最後には
決着をつけなければならない
だからこのシーンは未完のまま終わる
そこにはうらぶれた路地裏がある
トボトボ歩いて帰るしかない
夜明けのカラスが鳴いている
これからがお楽しみ
入り口を入ると
僕はほっとする
美容院の二階が今日のぼくの住居だ
さあ
でかけよう
昨日から練っていた計画どおりに
なにが出るかは
終わるまでのお楽しみ
死んでも平気
生き返るから
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