未来創作
みちるのブログ
2013年5月9日木曜日
戦争に行った
首がもげたぬいぐるみの胴体が
野原に転がっていました
だれも触ろうとする者はいません
ただ
雨 虫 植物 空気 霧 土埃 光の粒子だけが
触れました
そこに一緒に留まろうとするもの
去ろうとするもの
みな
触れた経験を持って
思っていました
持ち主は
戦争に行ったのだと
1 件のコメント:
中村ゆき子
2013年5月10日 0:17
行く手を阻まれた小さな戦士は、二度と陽の目を見ない暗闇に引きずり込まれたのだろうか。
過去も未来も見通したり左右出来るのは
もう自然の精霊だけなのかもしれない。
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行く手を阻まれた小さな戦士は、二度と陽の目を見ない暗闇に引きずり込まれたのだろうか。
返信削除過去も未来も見通したり左右出来るのは
もう自然の精霊だけなのかもしれない。