もう何度もやっているのに
いつも新しいことだと感じられるのは
毎回新規のファイルが生成されるからだろうか
長く生きていると
部屋中ファイルだらけになり
足の踏み場もなくなるから
時々ごっそり処分しなければならない
だか
処分の時を見極めるのは
難しい
気づいた時にはすでに考えすぎているから
さらに考えすぎればすぎるほど難しくなっていく
愛は執着し
片道切符は帰ることを邪魔して
捨て身で挑んでくる
大事なものたち
生まれ変わり新しい衣装を纏い
私の感じやすい部分を慰めて欲しい
見えない星の光ほどのかすかな眼差しで
見返して視線を結ぶから
古いファイルの中にいるのはこのうえない安心感と不安がある。
返信削除埋もれたものの中から何か見いだせるかもしれないと吹っ切れない自分がいる。
それは自分の足跡のようなものだから 処分する必要はない。それに埋もれていてもそこから抜け出し新しい足跡はつけることができる。
大事なものを生まれ変わらせ新しい衣装をまとわせ満足させるのはあなた自身。
かすかなサインはもうとっくに届いているはず。