自分の体にしがみつかないと
生きて
行けないんだね
アルパカちゃん
とある
寒い日に
アルパカちゃんは
裸になって
考えていた
いつも途中で
こんがらかって
やめてしまうのは
前の
ハンパな
カレシと一緒
アルパカちゃんは
縛られるのも
ぎゅっと押さえつけられるのも
じらされるのも
嫌いではない
だけど
相手に仕返しをしたくなる
公園の池の湧き水のそばで
アルパカちゃんは
自分のことを考えながら
いつの間にか
他人のことばかりを
考えていることに気づいて
「おえっ」と言った
きょうは
古い家に帰る
電車を乗り継いで
夕日の方向へ
走っていく
青春みたいに
胸を弾ませて
アノときみたいに
息をハーハー言わせて
自分の身体にしがみついてでも生きていけるアルパカちゃん! 古い家へ帰ろうが、新車に乗ろうがアルパカちゃんがアルパカちゃんでなくなることはない。
返信削除ハンパナカレシに仕返しに行くのカナ?オクノテ使ってアノ時みたいに息を止めて。