死のうとしたときに
ふと違うアイディアが浮かび
引き返そうとした人
映画の主人公みたい
気取って
崖の上に立つ
苦しいことが晴れた空に蒸発する
というのは勝手な幻想
じりじりと心を焦がすだけだから
突風にあおられて
髪の毛が乱される
懐かしい香りが
鼻の奥を突いて
背中をなでてくる
時は流れているので
頭の中で続けられる描写は追いつかず
自然とあきらめてはまた始める
エンディングテーマが流れ始めた
なかなかいい曲だ
この曲にふさわしいラストシーンに
視界のすべてが巻き込まれてゆき
フェードアウト
あなたはどこの崖の上にたっているのですか?
返信削除私の、家の近くに101才の老人が一人でくらしています。
畑の中のプレハブで。呼び鈴がきこえないのでアルミのドアにはけん玉の木の玉がつってある。
元気ですかと訪ねると、「猫ちゃんと一緒に楽しく暮らしております」と答えた。
老人は野良猫にエサをやって可愛がっています。
ある夏の大雨の日、プレハブの家は水に浸かってしまい、おじいさんは息子夫婦の元へ引き取られていきました。
その後もアルミのドアの前には、からのエサいれと一緒に野良猫が・・・・
この話の続きをあなたに聞いてもらいたいのです。、だから私が行くまで空でも眺めながら待っていてほしいのです。