雪が、ふりだした。
消しゴムのカスを
極彩色の鳥が
啄んでいる
錆びた水が
海を目指して流れてゆく
トンネルで立ち往生している
フォークソング
いつかまた会えるねと約束するだろう未来
チャーシュー麺が
冷めながら呼んでいる
いい加減な速度で
生きるのはやめようよ
2011年6月24日金曜日
2011年6月23日木曜日
あなたはなにもとわないのに
すきなひとは
きらいなひとより
しまつがわるい
きになってしようがないから
ほおっておけないし
くっつきすぎて
きらわれるのがこわいから
あなたのことをかんがえると
ねむれないよるが
わたしをあせらせる
あなたのことをかんがえていないとき
わたしはへいおんに
くらしている
あなたは
わたしの
いちばんおおきな
むずかしいもんだい
あなたはなにもとわないのに
わたしはこたえばかりかんがえている
きらいなひとより
しまつがわるい
きになってしようがないから
ほおっておけないし
くっつきすぎて
きらわれるのがこわいから
あなたのことをかんがえると
ねむれないよるが
わたしをあせらせる
あなたのことをかんがえていないとき
わたしはへいおんに
くらしている
あなたは
わたしの
いちばんおおきな
むずかしいもんだい
あなたはなにもとわないのに
わたしはこたえばかりかんがえている
2011年6月22日水曜日
2011年6月21日火曜日
天空のラプソディ
夕飯。空豆の天ぷら。あと、おそばでござる。
夕飯。空豆の天ぷら。あと、おそばでござる。
夕飯。空豆の天ぷら。あと、おそばでござる。
夕飯。空豆の天ぷら。あと、おそばでござる。
夕飯。天ぷらの空。ござるあとで豆、おそば。
夕飯。天ぷらの空。ござるあとで豆、おそば。
おそば、飯のあと夕空。豆。ござる天ぷらで。
おそば、飯のあと夕空。豆。ござる天ぷらで。
天、夕空の豆。おそばで、らぷるとあござ飯。
あござ、天空の豆。おそばでぷらる飯。と夕。
ばお、空で夕。天ざる。おとご豆あの飯らぷ。
ぷら飯。天でお豆。空ござと、ある。夕そばで
らぷそで天空。豆とる夕、あの飯。おばござ。
夕飯。空豆の天ぷら。あと、おそばでござる。
夕飯。空豆の天ぷら。あと、おそばでござる。
夕飯。空豆の天ぷら。あと、おそばでござる。
夕飯。天ぷらの空。ござるあとで豆、おそば。
夕飯。天ぷらの空。ござるあとで豆、おそば。
おそば、飯のあと夕空。豆。ござる天ぷらで。
おそば、飯のあと夕空。豆。ござる天ぷらで。
天、夕空の豆。おそばで、らぷるとあござ飯。
あござ、天空の豆。おそばでぷらる飯。と夕。
ばお、空で夕。天ざる。おとご豆あの飯らぷ。
ぷら飯。天でお豆。空ござと、ある。夕そばで
らぷそで天空。豆とる夕、あの飯。おばござ。
2011年6月20日月曜日
投稿列車
投稿列車に乗って
まだ見たこともない街へ行ってみたい
嗅いだことのない香りを手に入れ
感じたことのない陶酔に浸りたい
大きなリスクは覚悟の上だ
夢を差し出して
わらしべ長者を真似て
もっと大きなものを手に入れるのだ
誰もが無理だというもの
手に入れた瞬間に自分をも見失ってしまうだろう
投稿列車がやってくる
駅にではない
今夜
ここに
きみは飛び込めるかな
なにも持たず
誰にも告げずに
明日はもうない
記憶さえ残らない
知ってるだろうか
今夜限りだということ
まだ見たこともない街へ行ってみたい
嗅いだことのない香りを手に入れ
感じたことのない陶酔に浸りたい
大きなリスクは覚悟の上だ
夢を差し出して
わらしべ長者を真似て
もっと大きなものを手に入れるのだ
誰もが無理だというもの
手に入れた瞬間に自分をも見失ってしまうだろう
投稿列車がやってくる
駅にではない
今夜
ここに
きみは飛び込めるかな
なにも持たず
誰にも告げずに
明日はもうない
記憶さえ残らない
知ってるだろうか
今夜限りだということ
2011年6月19日日曜日
木枠の外へ
木枠にはめられた硝子向こうに
うるさいほどの緑が息づいているが
静かなこの地に聞こえているのは
鳥や葉擦れの音ばかり
木枠にはめられた生き方など
もう嫌だと心はか細く叫ぶが
雑事にかき消されて鎮まってしまう
木枠のむこうには
破天荒な娘が
新しい人生を始めようと躍起になっているのだが
足を鎖で繋がれていて飛び出すことができず
それで自分を傷つけてしまう
一瞬
木枠が外れ
鎖がほどけたすきに
手を繋いで逃げ出そうとしたが
静けさがそれを遮った
その饒舌を
誰も気づかなかった
ただ私だけが
木枠にはめてそれをみていた
うるさいほどの緑が息づいているが
静かなこの地に聞こえているのは
鳥や葉擦れの音ばかり
木枠にはめられた生き方など
もう嫌だと心はか細く叫ぶが
雑事にかき消されて鎮まってしまう
木枠のむこうには
破天荒な娘が
新しい人生を始めようと躍起になっているのだが
足を鎖で繋がれていて飛び出すことができず
それで自分を傷つけてしまう
一瞬
木枠が外れ
鎖がほどけたすきに
手を繋いで逃げ出そうとしたが
静けさがそれを遮った
その饒舌を
誰も気づかなかった
ただ私だけが
木枠にはめてそれをみていた
2011年6月18日土曜日
モコモコの根っこ
モコモコの木の元へ
電車に乗って
雲が
モコモコ
とどまっているな
気持ちは昂ぶっているようなのに
お腹はモコモコ
ベーコンが乗った粗悪なパンを
食べたから
カノジョは
きょうも
ほっぺに笑顔を
モコモコくっつけて
客を迎えているんだろう
車窓に緑が流れて
ひそひそ声が
長靴の話をしてた
雨の日に長靴の話か
モコモコ
首がこって痛いんだ
取り替えがきかない
ものばかり
電車に乗って
雲が
モコモコ
とどまっているな
気持ちは昂ぶっているようなのに
お腹はモコモコ
ベーコンが乗った粗悪なパンを
食べたから
カノジョは
きょうも
ほっぺに笑顔を
モコモコくっつけて
客を迎えているんだろう
車窓に緑が流れて
ひそひそ声が
長靴の話をしてた
雨の日に長靴の話か
モコモコ
首がこって痛いんだ
取り替えがきかない
ものばかり
2011年6月17日金曜日
ベイビートーク
コンビニでも売っている小さな幸せを買って
部屋に帰るベイビー
きょうもヤナこと我慢して
よく働いたぜベイビー
週末は誕生日記念の旅行に
あの人と行くんだじゅらんで予約したベイビー
お肌のケアが最近ちょっと気になるんだ
ハダラボとDFSで買ったランコム使っているんだベイビー
誰かの幸せの木馬にうまく飛び乗ってもいいかな
それじゃ虚しいだろうな悩むベイビー
自分のやりたいことやれるようにしたい
けどなにしたらいいのかずっと悩むだけベイビー
サラリーマンがツマミとビールをのんでるけど
サラリーマントークやめてほしいよベイビー
緩やかに話す素敵な人が笑顔を振りまいて
近づいてきたよ大丈夫かベイビー
苦しい思いを結晶にしていつまでも持っていたいんだ
涙なんかどうでもいいんだベイビー
部屋に帰るベイビー
きょうもヤナこと我慢して
よく働いたぜベイビー
週末は誕生日記念の旅行に
あの人と行くんだじゅらんで予約したベイビー
お肌のケアが最近ちょっと気になるんだ
ハダラボとDFSで買ったランコム使っているんだベイビー
誰かの幸せの木馬にうまく飛び乗ってもいいかな
それじゃ虚しいだろうな悩むベイビー
自分のやりたいことやれるようにしたい
けどなにしたらいいのかずっと悩むだけベイビー
サラリーマンがツマミとビールをのんでるけど
サラリーマントークやめてほしいよベイビー
緩やかに話す素敵な人が笑顔を振りまいて
近づいてきたよ大丈夫かベイビー
苦しい思いを結晶にしていつまでも持っていたいんだ
涙なんかどうでもいいんだベイビー
2011年6月16日木曜日
レコードに寄り添う
そうさ
そうさ
そうさ
いいのさ
いいのさ
いいのさ
前向きにいきることに
疲れても
なにも感じずにいたほうが楽だと
思えてきても
誰かに嘘をつかれて
傷ついても
うまくいかず
またゼロからやり直しになっても
いいのさ
いいのさ
いいのさ
大事なものを失っても
笑顔の作り方忘れても
いいのさ
いいのさ
私はあの人を
嫌いにならないだろう
はっきりと目醒めたこころが
旅立って行こうとしているのか
欠けてゆく月を追い
そうさ
いいのさ
スクラッチノイズが懐かしい
レコードに寄り添う
そうさ
そうさ
いいのさ
いいのさ
いいのさ
前向きにいきることに
疲れても
なにも感じずにいたほうが楽だと
思えてきても
誰かに嘘をつかれて
傷ついても
うまくいかず
またゼロからやり直しになっても
いいのさ
いいのさ
いいのさ
大事なものを失っても
笑顔の作り方忘れても
いいのさ
いいのさ
私はあの人を
嫌いにならないだろう
はっきりと目醒めたこころが
旅立って行こうとしているのか
欠けてゆく月を追い
そうさ
いいのさ
スクラッチノイズが懐かしい
レコードに寄り添う
2011年6月15日水曜日
2011年6月14日火曜日
2011年6月13日月曜日
中途半端な影法師
中途半端なサイズの私たち
中途半端に生きなければならない
原子核から宇宙の果てに伸びる
中途半端な幅の道を
中途半端な気分で進むだけ
中途半端な帽子を被った男と女は
相手のことを正反対だと思っているが二人とも同じ人間
優しさと残酷さの間を揺れてみても
中途半端に収まるだけ
中途半端な情熱を抱えて
中途半端な坂を上る
中途半端な坂を下る
中途半端な目的地
中途半端な時期に知り合った
異性の友だち
いつも中途半端に
開けっぱなしのドアを
ゆるりと通り抜けて
中途半端な欲望を
陰干ししにいこう
曇り空に
太陽が隠れている
中途半端な影法師が
一帯に
うようよあふれかえっている
中途半端に生きなければならない
原子核から宇宙の果てに伸びる
中途半端な幅の道を
中途半端な気分で進むだけ
中途半端な帽子を被った男と女は
相手のことを正反対だと思っているが二人とも同じ人間
優しさと残酷さの間を揺れてみても
中途半端に収まるだけ
中途半端な情熱を抱えて
中途半端な坂を上る
中途半端な坂を下る
中途半端な目的地
中途半端な時期に知り合った
異性の友だち
いつも中途半端に
開けっぱなしのドアを
ゆるりと通り抜けて
中途半端な欲望を
陰干ししにいこう
曇り空に
太陽が隠れている
中途半端な影法師が
一帯に
うようよあふれかえっている
2011年6月12日日曜日
猫のしっぽにつかまって
猫のしっぽにつかまって
いちもくさんに
さあ逃げろ
追っ手がくるぞ
けむに巻け
鳥のクチバシ鼻に付け
おっとり刀で
駆けつけろ
片道切符だ
お気の毒
小僧のフンドシ旗にして
居留守をつかい
やりすごせ
月のない夜に
攻めてゆけ
携帯電話を二台もち
アンドロイドを
助っ人に
無料通話で
けしかけろ
なにかありそう夏の宵
ユーストDJ
かなりマメ
クレームダンジュ
デモ行進
いちもくさんに
さあ逃げろ
追っ手がくるぞ
けむに巻け
鳥のクチバシ鼻に付け
おっとり刀で
駆けつけろ
片道切符だ
お気の毒
小僧のフンドシ旗にして
居留守をつかい
やりすごせ
月のない夜に
攻めてゆけ
携帯電話を二台もち
アンドロイドを
助っ人に
無料通話で
けしかけろ
なにかありそう夏の宵
ユーストDJ
かなりマメ
クレームダンジュ
デモ行進
2011年6月11日土曜日
百日紅(さるすべり)
今夜はお化けが出ます
間違いありません
妖怪ともいいます
幽霊の仲間です~あまり仲良くないけど
知らないうちに現れるのが通例
よく知っている誰かと話をしていると
その人がいつの間にかお化けだったりするのです
そんな感じ
だから注意しないと
結構長い時間、お化けと話してしまったということに
なるのです
お化けはいい奴でも悪い奴でもありません
相手の心のありように染まりやすい
だから自然に馴染むのかもしれません
私はお化けのカノジョと付き合っています
最初はお化けだと気がつきませんでした
あるとき〜ある合コンで
何人かで話をしているとその中に混じっていました
その夜
カノジョを送って行くことになったのですが
やっと辿り着くとそこは私の部屋でした
その時はそれが自然におもえたのです
そのことが変だとどこかに引っかかっていたのですが
その謎が溶けたのは
三日前の三日月の夜でした
カノジョが三日月を見ている姿が
お化けだったのです
それできょうも
街にお化けが出るという情報を聞いたのです
お化けと付き合うと
色んなことがどうでもよくなります
私はどうでもいいというのが魅力で
カノジョと付き合っています
私の周りから
友だちがドンドン消えて行きます
いつか
私もお化けになって
未知の感覚を手に入れたい
日常のしがらみからとき放たれたとき
無類の喜びが手に入ると思うのです
それで幸せになれると思うのです
きょう
カノジョは百日紅の木になっています
すべやかな肌に
私は頬を擦りつけるのです
間違いありません
妖怪ともいいます
幽霊の仲間です~あまり仲良くないけど
知らないうちに現れるのが通例
よく知っている誰かと話をしていると
その人がいつの間にかお化けだったりするのです
そんな感じ
だから注意しないと
結構長い時間、お化けと話してしまったということに
なるのです
お化けはいい奴でも悪い奴でもありません
相手の心のありように染まりやすい
だから自然に馴染むのかもしれません
私はお化けのカノジョと付き合っています
最初はお化けだと気がつきませんでした
あるとき〜ある合コンで
何人かで話をしているとその中に混じっていました
その夜
カノジョを送って行くことになったのですが
やっと辿り着くとそこは私の部屋でした
その時はそれが自然におもえたのです
そのことが変だとどこかに引っかかっていたのですが
その謎が溶けたのは
三日前の三日月の夜でした
カノジョが三日月を見ている姿が
お化けだったのです
それできょうも
街にお化けが出るという情報を聞いたのです
お化けと付き合うと
色んなことがどうでもよくなります
私はどうでもいいというのが魅力で
カノジョと付き合っています
私の周りから
友だちがドンドン消えて行きます
いつか
私もお化けになって
未知の感覚を手に入れたい
日常のしがらみからとき放たれたとき
無類の喜びが手に入ると思うのです
それで幸せになれると思うのです
きょう
カノジョは百日紅の木になっています
すべやかな肌に
私は頬を擦りつけるのです
2011年6月10日金曜日
2011年6月9日木曜日
いま
みにくいアヒルの子は
白鳥になれて よかったね
私はみにくいまま
おとなになってしまった
とりえのない人間
飛ぶこともできず
仲間からも疎まれ
一人で部屋にいる
空の彼方に群れて消えていく美しい鳥を見上げては
きょうも大きく溜息を吐く
お寺の鐘が人生を弔おうとしている
自分の下にあるものだけが
自分の友だち
地面の草とか
影とか
零した涙
瓶の蓋
タバコの包装紙
でも
こんな私にだって
愛をくれた人がいた
優しいことばをかけ
握手してくれた人がいた
愛の代償を返す力はないかもしれないが
どうにかしてなにかを返そうと思う
働きの悪い脳みそを励まし
チャンスをうかがいながら
計画を考える
いま
生きている
白鳥になれて よかったね
私はみにくいまま
おとなになってしまった
とりえのない人間
飛ぶこともできず
仲間からも疎まれ
一人で部屋にいる
空の彼方に群れて消えていく美しい鳥を見上げては
きょうも大きく溜息を吐く
お寺の鐘が人生を弔おうとしている
自分の下にあるものだけが
自分の友だち
地面の草とか
影とか
零した涙
瓶の蓋
タバコの包装紙
でも
こんな私にだって
愛をくれた人がいた
優しいことばをかけ
握手してくれた人がいた
愛の代償を返す力はないかもしれないが
どうにかしてなにかを返そうと思う
働きの悪い脳みそを励まし
チャンスをうかがいながら
計画を考える
いま
生きている
ページビュー合計 8,190 詩☆未来創作
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2011年6月8日水曜日
2011年6月7日火曜日
よろめく
私はまたまたよろめくよ
あなたが私を狙ったから
優しい言葉だけじゃなくって
鋭い目で見つめてきたから
手を握ると思ったタイミングで
別の人の話を始めたから
まだまだいきなり倒れこむよ
あなたを目がけて
笑顔同士のにらめっこ
自然な感じで出来たから
もう考えるのはよそうと思っていたことを
あなたがしゃべり始めたから
空では雲が流れていた
眩しそうにあなたは見上げ
私はあなたの形の良い鼻と
眉毛のラインとをじっくりと見ていた
スキなところを憶えておくよ
別れたあとで理由がつかめるように
嫌いになれるように
あなたが私を狙ったから
優しい言葉だけじゃなくって
鋭い目で見つめてきたから
手を握ると思ったタイミングで
別の人の話を始めたから
まだまだいきなり倒れこむよ
あなたを目がけて
笑顔同士のにらめっこ
自然な感じで出来たから
もう考えるのはよそうと思っていたことを
あなたがしゃべり始めたから
空では雲が流れていた
眩しそうにあなたは見上げ
私はあなたの形の良い鼻と
眉毛のラインとをじっくりと見ていた
スキなところを憶えておくよ
別れたあとで理由がつかめるように
嫌いになれるように
2011年6月6日月曜日
2011年6月5日日曜日
2011年6月4日土曜日
あなたは私を見つめて
どんな目にあっても
体は汚れない
洗えばきれいになっていく
いつか映画で見た
美しい水車小屋の
朽ちかかった板と柱の
ホコリを払い
あなたの心は住んでいる
風が木々を揺する音
水が岸にぶつかり渦巻く音
鳥がさえずりに来る
永遠の会話を
遠くの耳で聴いている
すべてを
緑色のものが覆ってしまいそう
雲は時々やってきて
それを心配そうに見守る
嵐の日も
月が眩しすぎる夜も
季節替わりが訪れる時も
緑は着々と
この星のこの地を覆おうとしていた
あなたは
いま
動こうとしない
そんなことが何回あっただろう
あなたは
音叉をトンとたたいて
過去と
これからくるだろう未来の
チューニングをしようと試みる
その
試み自体が
私には
美しい絵のように見えている
誰も言葉を発するものが
いないかのようだ
わたしが
何かの拍子で振り向いた時も
あなたはただ私を見つめて
立っていただけだった
体は汚れない
洗えばきれいになっていく
いつか映画で見た
美しい水車小屋の
朽ちかかった板と柱の
ホコリを払い
あなたの心は住んでいる
風が木々を揺する音
水が岸にぶつかり渦巻く音
鳥がさえずりに来る
永遠の会話を
遠くの耳で聴いている
すべてを
緑色のものが覆ってしまいそう
雲は時々やってきて
それを心配そうに見守る
嵐の日も
月が眩しすぎる夜も
季節替わりが訪れる時も
緑は着々と
この星のこの地を覆おうとしていた
あなたは
いま
動こうとしない
そんなことが何回あっただろう
あなたは
音叉をトンとたたいて
過去と
これからくるだろう未来の
チューニングをしようと試みる
その
試み自体が
私には
美しい絵のように見えている
誰も言葉を発するものが
いないかのようだ
わたしが
何かの拍子で振り向いた時も
あなたはただ私を見つめて
立っていただけだった
2011年6月3日金曜日
白い肌
トンチンカンなことばかり
当の本人大真面目
いつもあたふたしてるけど
ある蓋どれも開けたまま
恋もするけど嫌われて
いることさえも気がつかず
トボトボ帰る狭い道
シャワーの匂い色っぽい
傘のある日は雨降らず
貸したものみな返らない
陰口悪口おだてられ
いい気になって落ち込む日
お金を払い店を出て
割り勘のはず切り出せず
綿のある場所スカスカで
上でベッドの軋む音
煙がいつも寄ってくる
閉めても閉めても開けられて
ある蓋どれも閉まらない
温め足らず食べられず
賞味期限は五年前
仏の顔も霞む目で
見るもの君の白い肌
当の本人大真面目
いつもあたふたしてるけど
ある蓋どれも開けたまま
恋もするけど嫌われて
いることさえも気がつかず
トボトボ帰る狭い道
シャワーの匂い色っぽい
傘のある日は雨降らず
貸したものみな返らない
陰口悪口おだてられ
いい気になって落ち込む日
お金を払い店を出て
割り勘のはず切り出せず
綿のある場所スカスカで
上でベッドの軋む音
煙がいつも寄ってくる
閉めても閉めても開けられて
ある蓋どれも閉まらない
温め足らず食べられず
賞味期限は五年前
仏の顔も霞む目で
見るもの君の白い肌
2011年6月2日木曜日
私は夢見て…
私は古い家
建物なので
あなたのところへゆくことはかなわい
ただ思いをこめて念じるだけだ
私の隣には古い寺があり
今時はツツジの香りが立ち込めている
掃き清められた庭は
どこから見ても美しい
ツツジの香りの良さを
あなたに届けたい
そう願って私は念じる
あなたがやってくるように
ところで
私には
一人の男が住んでいる
私を手入れし磨き上げているうちに
若い一人の娘が
やってくるようになり
すぐに男と結ばれた
娘は海からやって来たのだ
娘は私に触れてうっとりとさまよい
冷たい木の表面で熱を冷ましながら
眠った
私の木肌はツヤを増し月光と愛を交わした
寒い朝には
男と娘は
寝床の中でいつまでも夢見ていた
私も夢を見た
夜
私も
私を包む者たちも
静かに聞き耳を立てていた
男と娘は
無口になって
思いを巡らせた
その行く手に
私は佇み手招きをした
男と娘は
私の中にいた
娘が海へ
帰っているとき以外は
私の中にいた
建物なので
あなたのところへゆくことはかなわい
ただ思いをこめて念じるだけだ
私の隣には古い寺があり
今時はツツジの香りが立ち込めている
掃き清められた庭は
どこから見ても美しい
ツツジの香りの良さを
あなたに届けたい
そう願って私は念じる
あなたがやってくるように
ところで
私には
一人の男が住んでいる
私を手入れし磨き上げているうちに
若い一人の娘が
やってくるようになり
すぐに男と結ばれた
娘は海からやって来たのだ
娘は私に触れてうっとりとさまよい
冷たい木の表面で熱を冷ましながら
眠った
私の木肌はツヤを増し月光と愛を交わした
寒い朝には
男と娘は
寝床の中でいつまでも夢見ていた
私も夢を見た
夜
私も
私を包む者たちも
静かに聞き耳を立てていた
男と娘は
無口になって
思いを巡らせた
その行く手に
私は佇み手招きをした
男と娘は
私の中にいた
娘が海へ
帰っているとき以外は
私の中にいた
2011年6月1日水曜日
躊躇いびとの終幕
そろそろ色んなことが終わる
梅雨雲と一緒に彼方に消えてゆく
あとには 見る限り
何も残っていないようだ
木に咲いた小さな花が
枝を揺すっているだけだ
着せ替え人形のような
あなたの姿は
しばらく漂っていたけれど
いつの間にか手頃な人を見つけて
手を取って歩いて行ってしまった
ここにいるはずの私は
語るのをやめると
ボロボロと崩れ
見る影もない
語り手がいなくなると
物語はなかったことのように
気配さえ見当たらず
オロオロと躊躇いびとが
茶を濁すだけ
梅雨雲と一緒に彼方に消えてゆく
あとには 見る限り
何も残っていないようだ
木に咲いた小さな花が
枝を揺すっているだけだ
着せ替え人形のような
あなたの姿は
しばらく漂っていたけれど
いつの間にか手頃な人を見つけて
手を取って歩いて行ってしまった
ここにいるはずの私は
語るのをやめると
ボロボロと崩れ
見る影もない
語り手がいなくなると
物語はなかったことのように
気配さえ見当たらず
オロオロと躊躇いびとが
茶を濁すだけ
2011年5月31日火曜日
2011年5月30日月曜日
2011年5月29日日曜日
2011年5月28日土曜日
u
u
アイスコーヒーは
まずブラックで飲み始め
量が少なくなったらミルクとガムシロップを入れる
二種類の味を味わうが私の主義
小さな楽しみを寄せ集めて
幸福感を得ている
そんな風に
その場限りのものを繋いで
引きずることにしている
私は私の周りに起きる
様々な事象をコントロールすることで
人生を築いていく
変化を暗示するコマに進み
突然変異することを
心のどこかで願いながら
u
水銀灯の光は
拡散して用を足している
道は人を通行させるために作られたが
人以外のものも受け入れている
あなたは慣れないカメラを持って
自転車で走っている
脛にアザを作って
夜明け前
午前11時
昼下がり
夕方
夜
深夜
あらゆる時間帯に
行ったり来たり
役目を果たし
行きたいところへ
いい香りのする方へ
u
崖の下のトンネル
川
坂
庭
電車が通過して行く
店
商品
接客
会話と笑い
ここに何がある
何もない場所は
どこにある
u
夜は恋を包む
御多分に洩れず
私たちの歴史を包む
一枚の布で包まれた体を
擦りせ合わせ
しっとりと絡ませる
思いはどう絡んでいるのか
すれ違っているのか
通りががった
光る目が目にしただろう
アイスコーヒーは
まずブラックで飲み始め
量が少なくなったらミルクとガムシロップを入れる
二種類の味を味わうが私の主義
小さな楽しみを寄せ集めて
幸福感を得ている
そんな風に
その場限りのものを繋いで
引きずることにしている
私は私の周りに起きる
様々な事象をコントロールすることで
人生を築いていく
変化を暗示するコマに進み
突然変異することを
心のどこかで願いながら
u
水銀灯の光は
拡散して用を足している
道は人を通行させるために作られたが
人以外のものも受け入れている
あなたは慣れないカメラを持って
自転車で走っている
脛にアザを作って
夜明け前
午前11時
昼下がり
夕方
夜
深夜
あらゆる時間帯に
行ったり来たり
役目を果たし
行きたいところへ
いい香りのする方へ
u
崖の下のトンネル
川
坂
庭
電車が通過して行く
店
商品
接客
会話と笑い
ここに何がある
何もない場所は
どこにある
u
夜は恋を包む
御多分に洩れず
私たちの歴史を包む
一枚の布で包まれた体を
擦りせ合わせ
しっとりと絡ませる
思いはどう絡んでいるのか
すれ違っているのか
通りががった
光る目が目にしただろう
2011年5月27日金曜日
2011年5月26日木曜日
ベッドから落ちながら
ベッドから落ちながら
考えた
あの人は私にとって
私はあの人にとって
何なんだろう
男と女の関係であるべきなのか
親友のようなものでいるべきなのか
足りないものを補う補完関係なのだろうか
それとも名付けることのできない
ややこしい関係なのだろうか
どうあるべきか
ベッドから落ちながら
フローリングの床に近づきつつ
私は突然悟った
そして
床に強く額がたたきつけられた
目が覚めると同時に
目覚まし時計が鳴り
誰かが玄関をノックした
考えた
あの人は私にとって
私はあの人にとって
何なんだろう
男と女の関係であるべきなのか
親友のようなものでいるべきなのか
足りないものを補う補完関係なのだろうか
それとも名付けることのできない
ややこしい関係なのだろうか
どうあるべきか
ベッドから落ちながら
フローリングの床に近づきつつ
私は突然悟った
そして
床に強く額がたたきつけられた
目が覚めると同時に
目覚まし時計が鳴り
誰かが玄関をノックした
じんせいにさようなら
あなたとさよならするより
じんせいにさようなら
じんせいは
つまらない
つまらないから
いきづまる
あなたと
さよならしたくないから
じんせいに
さようなら
なんどもくりかえす
りんねなんかいらない
じんせいにさようなら
じんせいは
つまらない
つまらないから
いきづまる
あなたと
さよならしたくないから
じんせいに
さようなら
なんどもくりかえす
りんねなんかいらない
2011年5月25日水曜日
2011年5月24日火曜日
今はまだ言えないけど
くるぶしまでのソックス
始めてのキス
串焼きのタオルケット
煙たい朝の涙
四方山話の文集
やかんに容れたハチミツ
消毒済みのウエイトレス
消し忘れた欲望
座りっ放しのドアマン
見えそうで見えない未来
ときめくだけの柱時計
やられっ放しのだし巻き卵
コンクールに出す予定の指サック
澄まし顔のトンボ
ヤクルトをのむイリオモテヤマネコ
砕け散った夢のかけら
口を開けたままのポスト
すり鉢状の乳房
草色の手鏡
緩みきった緊張
額縁が溢れかえるの画廊
ずんだもちの差し入れ
やさしくない性格
クリームを盛ったデザート皿差し出す手
始めてのキス
串焼きのタオルケット
煙たい朝の涙
四方山話の文集
やかんに容れたハチミツ
消毒済みのウエイトレス
消し忘れた欲望
座りっ放しのドアマン
見えそうで見えない未来
ときめくだけの柱時計
やられっ放しのだし巻き卵
コンクールに出す予定の指サック
澄まし顔のトンボ
ヤクルトをのむイリオモテヤマネコ
砕け散った夢のかけら
口を開けたままのポスト
すり鉢状の乳房
草色の手鏡
緩みきった緊張
額縁が溢れかえるの画廊
ずんだもちの差し入れ
やさしくない性格
クリームを盛ったデザート皿差し出す手
2011年5月23日月曜日
月の夜から漕ぎ出す舟
きょうは
あなたの心が激しく揺れているので
海は凪となっている
笑顔を照らす太陽が沈み
闇夜が世界を覆ってしまったので
海は彼方まで月の光を映して輝いている
遠い日の海の暖かな風
鮮やかな色のシャワーが
すぐそこにあり
あなたは一人でそれを浴びている
目に涙を溜めて
海はつながっていることを
何度も確かめようとするが
心の中でそれはつながらない
途方にくれる
どうしていいのかわからない
そうしているあいだに
月は傾き
闇が白み
世界と自分が照らし出される
眩しい太陽が闇を破壊にかかる
どこに逃げ帰ることもできずに
取り残された
あなたは
この世を渡るために両親からに与えられた
その名前の船に乗って
漕ぎ出している
注*
おとといのものを書き直しました
あなたの心が激しく揺れているので
海は凪となっている
笑顔を照らす太陽が沈み
闇夜が世界を覆ってしまったので
海は彼方まで月の光を映して輝いている
遠い日の海の暖かな風
鮮やかな色のシャワーが
すぐそこにあり
あなたは一人でそれを浴びている
目に涙を溜めて
海はつながっていることを
何度も確かめようとするが
心の中でそれはつながらない
途方にくれる
どうしていいのかわからない
そうしているあいだに
月は傾き
闇が白み
世界と自分が照らし出される
眩しい太陽が闇を破壊にかかる
どこに逃げ帰ることもできずに
取り残された
あなたは
この世を渡るために両親からに与えられた
その名前の船に乗って
漕ぎ出している
注*
おとといのものを書き直しました
2011年5月22日日曜日
2011年5月21日土曜日
月のネックレス
月が一つ
闇空のてっぺんで明るく光っているだけなのに
海はその下に
煌めく光の路をつくり
プラチナで編み上げられた
ネックレスみたいに
海の胸元をゴージャスに飾っている
砂浜にいるのはきょうもあなた一人だから
その美しい光景も
ネックレスも
あなただけのもの
きっと誰かがくれたプレゼント
海の中に入っていくあなたは
自称 人魚
ぼくはそうは思わないけれど
泣き尽くして涙を枯らして
夜が白み始めると
あなたはここから去っていく
誰もいなくなった海は
波を手持ち無沙汰に打ちながら
一人で何かを語り続ける
答えなのか問いなのかは
分からない
もうどれだけの時間が流れたのかも分からない
あなたは
昼間
仕事場で汗をかきながら働く
何かをおし殺し
自分に言い聞かせて
そして
海に行ったことは
波の中に入って行ったことは
友人には話さない
海と約束をしたからなのか
それとも
自分が消えてしまったあとに
なにも残さないという
決意の表れなのか
闇空のてっぺんで明るく光っているだけなのに
海はその下に
煌めく光の路をつくり
プラチナで編み上げられた
ネックレスみたいに
海の胸元をゴージャスに飾っている
砂浜にいるのはきょうもあなた一人だから
その美しい光景も
ネックレスも
あなただけのもの
きっと誰かがくれたプレゼント
海の中に入っていくあなたは
自称 人魚
ぼくはそうは思わないけれど
泣き尽くして涙を枯らして
夜が白み始めると
あなたはここから去っていく
誰もいなくなった海は
波を手持ち無沙汰に打ちながら
一人で何かを語り続ける
答えなのか問いなのかは
分からない
もうどれだけの時間が流れたのかも分からない
あなたは
昼間
仕事場で汗をかきながら働く
何かをおし殺し
自分に言い聞かせて
そして
海に行ったことは
波の中に入って行ったことは
友人には話さない
海と約束をしたからなのか
それとも
自分が消えてしまったあとに
なにも残さないという
決意の表れなのか
2011年5月20日金曜日
15分後 と 私
5分おきに気持ちが変わる
10分おきに違うことをやる
30分経つと悩みが何かを忘れている
1時間後にかかってくるはずの電話
3時間後にはベッドに入りたい
10時間後には灰色の机の上でパソコンに向かい
24時間後 私はこの世にたぶんいるだろう
3日後 気ままな旅に出たいけど
7日後 気ままといっても宿は予約してしまったから
1か月後 いつものように会社に通勤
3か月後 いつものように片想いだった相手のことは忘れ
半年後 アパートの更新日が過ぎ
1年後 季節はやはり初夏に違いなく
5年後 私の三回忌に
10年後 枯れた草花はそのままにしておいてください
50年後 誰も私のことを知らず
15分後 ブログに一つの詩がアップされている
10分おきに違うことをやる
30分経つと悩みが何かを忘れている
1時間後にかかってくるはずの電話
3時間後にはベッドに入りたい
10時間後には灰色の机の上でパソコンに向かい
24時間後 私はこの世にたぶんいるだろう
3日後 気ままな旅に出たいけど
7日後 気ままといっても宿は予約してしまったから
1か月後 いつものように会社に通勤
3か月後 いつものように片想いだった相手のことは忘れ
半年後 アパートの更新日が過ぎ
1年後 季節はやはり初夏に違いなく
5年後 私の三回忌に
10年後 枯れた草花はそのままにしておいてください
50年後 誰も私のことを知らず
15分後 ブログに一つの詩がアップされている
2011年5月19日木曜日
古い扉
朝の電車の中で
人いきれに耐えながら
なにを思っているの?
電車が揺れるので
輪っかに掴まっている
革の軋む音は
馴れてしまったせいか
聴こえてこない
つなぎとめられている
人の群れ
休日にはなにしよう
自分と相談
明日は晴れそう
生まれてから
色んなものを見て来た
危なくないものと
危ないもの
いつの間にか
自分が一番危なくなってる
会社に着いて
無意味な仕事をする
お金をもらうため
色んなことを学んだ
生きていく上で大切なこと
自分を優しい心にすることは
答えがわからないまま
忘れていた
古民家の古い扉
開ければ
教えてくれるかな
人いきれに耐えながら
なにを思っているの?
電車が揺れるので
輪っかに掴まっている
革の軋む音は
馴れてしまったせいか
聴こえてこない
つなぎとめられている
人の群れ
休日にはなにしよう
自分と相談
明日は晴れそう
生まれてから
色んなものを見て来た
危なくないものと
危ないもの
いつの間にか
自分が一番危なくなってる
会社に着いて
無意味な仕事をする
お金をもらうため
色んなことを学んだ
生きていく上で大切なこと
自分を優しい心にすることは
答えがわからないまま
忘れていた
古民家の古い扉
開ければ
教えてくれるかな
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