きょうは
あなたの心が激しく揺れているので
海は凪となっている
笑顔を照らす太陽が沈み
闇夜が世界を覆ってしまったので
海は彼方まで月の光を映して輝いている
遠い日の海の暖かな風
鮮やかな色のシャワーが
すぐそこにあり
あなたは一人でそれを浴びている
目に涙を溜めて
海はつながっていることを
何度も確かめようとするが
心の中でそれはつながらない
途方にくれる
どうしていいのかわからない
そうしているあいだに
月は傾き
闇が白み
世界と自分が照らし出される
眩しい太陽が闇を破壊にかかる
どこに逃げ帰ることもできずに
取り残された
あなたは
この世を渡るために両親からに与えられた
その名前の船に乗って
漕ぎ出している
注*
おとといのものを書き直しました
やがて、前へ進んでいくのですね。
返信削除希望を感じる詩です。
おとといの作品は、ごういうことだったんですね! 生まれてこの世にでて、歩き出すというのは、怖いですね。小さい頃の自分を思い出します。
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