そろそろ色んなことが終わる
梅雨雲と一緒に彼方に消えてゆく
あとには 見る限り
何も残っていないようだ
木に咲いた小さな花が
枝を揺すっているだけだ
着せ替え人形のような
あなたの姿は
しばらく漂っていたけれど
いつの間にか手頃な人を見つけて
手を取って歩いて行ってしまった
ここにいるはずの私は
語るのをやめると
ボロボロと崩れ
見る影もない
語り手がいなくなると
物語はなかったことのように
気配さえ見当たらず
オロオロと躊躇いびとが
茶を濁すだけ
「苦しみ」が終わるのはホッとするけど、
返信削除「終わる」のは大概さみしい。
でも、終わっても誰かが語り続けてくれたら、
誰かが書き留めてくれたら、何か残してくれたら
終わらない。
お茶はいつまでも濁らせておいてほしい。
ももさんへ
返信削除深いですね。
お茶を濁すっていう否定的なコトバが、肯定的に輝きはじめましたよ。