2011年7月2日土曜日

涼風の便り

きょうはなにもいわなくていい
言わなくても分かっているから

ただ
あなたが何かを言おうとすることが
あなたの視線の先の木の葉を揺すって
遠く離れた私に
夜風を届ける

熱帯夜の湿った空気が
涼しい風に変わったのは
あなたがいたから

あなたがいて
私に何かを言おうとしたから




こんなことがあったら、ECOですよね。でも今日、私は実際に涼風をうけとったんです。

1 件のコメント:

  1. 素敵な詩ですね。
    とくに一行目に懐の深い広い愛を感じました。
    感動したので一言書き込みました。

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