小峰が大事にしている花
ベランダで咲いている綺麗な花
いつだったかてんとう虫が茎を登っていった
きっとその細い足に
水の流れを感じていたのだろう
小峰は別の流れを感じていた
花びらを染める鮮やかな色の流れだ
茎を伝わるうちに
見る見る変化していくその色は
花托に到達すると同時に
その花びらの色となる
そんなことは理科の時間には
習わなかったけど
小峰はそう信じていた
何かを思い
合わせて握られた手のひらの中で
息づいていた
小峰の思い
しっとりと熱い
愛のような
愛でない なにかのような
ヤッパ、小峰は、人間じゃなかったでしょ(>人<;)
返信削除AKIRAさん、そうですか?
返信削除人間じゃない証明にはなっていないと僕は思うのですが。
こんばんは。昨年の詩に、お邪魔しています。
返信削除理科は好きでしたか?
“花托に到達すると同時に その花びらの色となる”
紫陽花を見ていたら、その通りだと思いました。
花托の手前の花柄も、紫がかっていたので。
本当に学校で習わなかったかどうかはおぼてないんです。
返信削除いつも、興味のないことにはボーッとしていたので。
もっと好奇心があったらよかったな、といまさらながら思いますが、いまもボーッとしています。