照明が消えてしまったので
月を5つほど貸していただけませんか
そう言って
木戸を静かに開けて彼女は入ってきた
ちょうどいい月が
入荷したばかりだったので
私は迷わず
いい月があります
電球色のもので
やや黄色い感じです
表示してあるのはひと月分の値段です
と説明した
彼女は
安心した様子で
商品を手に取ると
昼光色のものも一つ貸していただけますかと言った
そして
鈴のついた横長の札入れから
きれいなお札を出して代金を払いつり銭を受け取った
私は
ありがとうございます
どうもありがとうございます
と丁寧に言って
彼女の後ろ姿を見送った
彼女は小峰ににているが
小峰ではないな
と思った
コ、コ、小峰は、
返信削除鈴のついた横長の財布を使うような
人なのですね。
月を売るお店・・・ファンタジックですね。
返信削除絵本になりそうです。
小峰が謎ですが。。
やはり小峰は謎なのです。
返信削除小峰シリーズの小峰とは、明らかに別人のようですね。
ええ~!
返信削除別なんですか。。。。