2011年5月11日水曜日

月屋の日誌より

照明が消えてしまったので
月を5つほど貸していただけませんか
そう言って
木戸を静かに開けて彼女は入ってきた

ちょうどいい月が
入荷したばかりだったので
私は迷わず
いい月があります
電球色のもので
やや黄色い感じです
表示してあるのはひと月分の値段です
と説明した

彼女は
安心した様子で
商品を手に取ると
昼光色のものも一つ貸していただけますかと言った
そして
鈴のついた横長の札入れから
きれいなお札を出して代金を払いつり銭を受け取った

私は
ありがとうございます 
どうもありがとうございます
と丁寧に言って
彼女の後ろ姿を見送った
彼女は小峰ににているが
小峰ではないな
と思った

4 件のコメント:

  1. コ、コ、小峰は、
    鈴のついた横長の財布を使うような
    人なのですね。

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  2. 月を売るお店・・・ファンタジックですね。
    絵本になりそうです。
    小峰が謎ですが。。

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  3. やはり小峰は謎なのです。
    小峰シリーズの小峰とは、明らかに別人のようですね。

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  4. AKIRA2011年5月13日 2:30

    ええ~!
    別なんですか。。。。

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