彼は朝
立っていった
彼女は
立っていった彼を
包み込み
やさしさで満たす存在だった
彼は
出ていった
それから
立っていった
立っていってから
彼女は
彼を追っていった
彼は
追い抜かれる心配でいっぱいだった
胸がいっぱいだった
彼女は追い抜かず
すこし
あとからいった
彼は彼女に
いった
愛してると
すきだと
彼女も彼が好きだった
だから彼にいった
いかないでと
いくなら
一緒にいこうと
だが
彼は
朝立って
いった
それが
彼のいいところだわ
と
彼女は思った
彼女は、おなかがすいたから
返信削除きゅうりを、とってきた。
彼のために、きゅうりがおいしそうだったから
とってきって、お皿にのせた。
彼は、きゅうりを
とってくった。
彼女は、きゅうりをご飯と海苔で巻いた。
かっぱになった。
彼は、かっぱをとってくった。
とってもおいしい
とってちってた。
ももさんへ
返信削除谷川俊太郎さんと私を一緒に入れ込んでくれて、うれしいです。
このコメント詩を読んで、「かっぱ かっぱらった」のもうひとつの解釈を発見させられました。ももさんの功績です。