2011年4月25日月曜日

彼は朝立っていった

彼は朝
立っていった

彼女は
立っていった彼を
包み込み
やさしさで満たす存在だった

彼は
出ていった
それから
立っていった

立っていってから
彼女は
彼を追っていった

彼は
追い抜かれる心配でいっぱいだった
胸がいっぱいだった

彼女は追い抜かず
すこし
あとからいった

彼は彼女に
いった
愛してると
すきだと

彼女も彼が好きだった
だから彼にいった
いかないでと

いくなら
一緒にいこうと

だが
彼は
朝立って
いった

それが
彼のいいところだわ

彼女は思った

2 件のコメント:

  1. 彼女は、おなかがすいたから
    きゅうりを、とってきた。
    彼のために、きゅうりがおいしそうだったから
    とってきって、お皿にのせた。
    彼は、きゅうりを
    とってくった。
    彼女は、きゅうりをご飯と海苔で巻いた。
    かっぱになった。
    彼は、かっぱをとってくった。
    とってもおいしい
    とってちってた。

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  2. ももさんへ
    谷川俊太郎さんと私を一緒に入れ込んでくれて、うれしいです。
    このコメント詩を読んで、「かっぱ かっぱらった」のもうひとつの解釈を発見させられました。ももさんの功績です。

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