みんなが集まってチャリティをやっている
楽しみながら
社会貢献をしようとする集い
その輪から
弾かれて
節電モードの駅に入り
電車を乗り継いで家に逃げ帰る
弾かれたのは何?
この間まで
作ってきた街のオプションが
停止している
いくらお金をつぎ込んだことか
そのお金はもちろん帰ってこない
こんなものつくらなければよかった
明るすぎる街の姿を思い出す
レクイエムのようにテレビの音が流れている
才能ある若者が
暗い通路の影で
一生懸命
誰かと話している
ジェスチャーしたりして
笑顔を浮かべたりして
その脇を通りすぎていくのは
どこかの詩人が書いた時代の文脈ってやつかな
ぼくは手のひらの小さな画面を覗き込み
指で触れる
こんなこと
一日何回繰り返しているのだろう
そう頭の中で思った
何回も思った
これも
何回目だろう
新しいコミュニケーションの方法を知ると
返信削除知らないときは、できなかったから、なんとも思わないことが
できるようになったから、
やらないと、できないことになるのですね。
ももさん
返信削除そうですね。その一方で、出来たことができなくなる。
知らないうちに時代に流されたり、乗せられたりすることは、ひょっとしたらとても怖いことです。