夜を待つ朝は
無骨な薬缶の冷めた水の心
なんのために
生まれてきたのか
思春期は遠く過ぎ去ったのに
青春の蹉跌は
錆びて胸に刺さったまま
心臓が鼓動を打つたびに
これでもか、これでもか、と
痛みを投げかけてくる
夜は眠るもの
朝は希望を抱いで外に飛び出すものと
オトナは教えてくれたけど
むしろ 夜の闇の中にしか
希望は見出せないと今 感じてる
なんのために生きているのか
自己満足のためなのか
それとも他人を満足させるためなのか
そもそも意志や思いなどは無関係なことなのか
大事なことは
口を開けて待っていても
学びようはなかったのだ
夜を待つ朝は
無骨な薬缶の冷めた水の心
何のために生まれ何のために生きているのか、答えが解ればそれに従えますか
返信削除もし、完璧な答えがあったとしても今はまだしりたくない
何かのために生きているわけではないと思うし、生きていることの価値観は人それぞれなのだから。
ただ、生きるのは尊く、儚い
沈とした闇を待つ心は、部屋の片隅で忘れられた薬缶の水と同じ受け身で細やかな望みを懐いている
渇ききった心を湿らすのは冷めた水でも充分なのだけれど。