2014年1月4日土曜日

あなたと私

電車にとびのれば
すぐに生まれ育った街に行ける
そこには見慣れた道
街路樹
駅前のビル

まだ
あなたと私が一緒にいたころの
思い出が
影のように 遺ってる

もう一度出会いたいなんて言えない
あの頃の私たち
楽しすぎて
輝いていたから

いまは静かに時を
やり過ごしている
その時を
美しい色に染め上げたくて

暮れ行く街
遠く 道の見えなくなるあたり
まだ
あなたと私
ふざけながら
歩いていそうで

1 件のコメント:

  1. 中村ゆき子2014年1月4日 23:07

    君の文字を
    目でなぞる
    とっくに止まってしまっていたあの頃が
    今ならよみがえる
    思い出すのではなく
    君が思い出させてくれた
    思い出

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