2012年10月15日月曜日

23時のラストオーダー

一人で入った
一人きりの不二家レストランの
美味しくないパフェは
何も知らなかったころの
血の混じった涙の味
塩素の香りのカットフルーツ
湿ったカビのようなシフォンケーキ
苦味だけが後味にのこるオレンジ
それを救うのは
無造作に丸くくり抜かれた小さなバニラアイス
喉と疲れた脳をほぐして
750円と刻印される
コンクリートで整備された都会の川のほとり
24時の閉店まで
どんな明日を描こうか

3 件のコメント:

  1. 中村ゆき子2012年10月16日 0:50

    決断して店に入っても、ラストオーダーと告げられると何もかも遮断されたような気がします。
    店員さんはこちらの思いなど知るよしもなくモリモリのパフェを運んで来てくれますが、大きく期待を裏切られると帰る足取りもおもーくなります。(TT)

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  2. 右に曲がれと言うのに、左に曲がってしまう人は、
    いつまでたっても着かないのはおかしいなあと思ってるうちに
    おかしなところにたどり着いても
    方向音痴の自覚がないので、何が悪いのかよくわかっていませんが、
    隣にいる人は、間違っていることがわかるのでひやひやしますが、
    思ってもいない展開に巡り合えると思ったとたん
    少し楽しくなったりするかもしれません。

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  3. 人生のラストオーダーっていうのがあるとしたら、何を頼みますか?
    私はなんだか「おいしくないもの」を頼んでしまいそうです。

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