僕は後ろを向いて謝りたいんだ
謝ることを許してもらえますか
あなたは先に行ってしまっているかもしれない
そこは もう もぬけの殻になっていて
ただ古ぼけた色彩の景色が占領しているだけかもしれない
だけど
たった今まで漕がれていたブランコが
まだ止まれずにうごいているのはなぜだろう
誰かが名残り惜しんで
思い出しているのだろうか
僕は後ろを向いて謝りたいんだ
謝ることを許してもらえますか
僕は繰り返し誰かに尋ねている
帰ることはしないで
この場所から
あのとき謝らなかった君と
返信削除あのとき許さなかった私は
あのとき謝れなかった君と
あのとき許せなかった私になり
あのときの罪は
罰が悪そうにブランコを漕いでいる