2013年12月27日金曜日

日々の扉

もう気づくことはない
そんなふうに 思うことはなくても
毎日が新しいことの連続だった日々は
いつのまにか別世界を描いた絵のようだ

もう誤ることはない
そんなふうに 考えはしなくても
いつも間違った道に迷い込んでいたあの頃は
かさぶたとなってすでに消えた傷口のようだ

もう「いいひと」にはならない
そんなふうに 決意しなくても
すぐに人を信じてしまう性格は
皮膚に刻まれた曲がった笑い皺のようだ

もう私は私から抜け出したい
そんなふうに 望みはしなくても
そう願った日々の重い扉は
とっくに開け放たれていて出入りは自由だ

1 件のコメント:

  1. 昨日を幾度も積み重ねたキミは
    結構強くなっている
    自由と孤独をいったり来たり、
    泣いたり傷つくことで生きている証をみつけているの?
    いい人にならないと決めてもいい人になってしまう、それがありのままのキミ
    たとえ傷ついても
    前へすすむしかない
    傷つかない人は強くはなれない
    そんな一生懸命を笑う人はいない
    過去を振り返る重い扉はもう締めてしまおう

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