2013年12月14日土曜日

奇跡というもの

奇跡は何食わぬ顔をして
あんパンを食べている
ところで
そのあんはうぐいす色であった

奇跡はハッとして
帽子に手をやった
鳥のフンかとおもいきや
なんと金貨だった

奇跡は青空に
軌跡を描いて
行くべき道を
教えてくれたこともある

奇跡なんか起きたことがない
と言っている人がいるが
なんと滑稽なのだろう
気づかないなんて


☆蛇足

(奇跡はあまりに
ありがたがられるので
ありふれた格好で
ドアががたっと開くの待っている

ドアが開いたら
やさしい日差しが
あるいは
微かな風邪が
頬に触れるだろう

そのとき・・・・)

1 件のコメント:

  1. 中村ゆき子2013年12月15日 1:15

    なぜか人は叶わないことばっかり引きずって願っているね。
    叶うはずないと思いながら
    少しでもそれに近づきたいと思ってる。
    人から見れば他愛ないことでも
    自分にとっては奇跡。
    奇跡をねがうきもちは大事に温めて長く持ち続けたい。
    でも本当は奇跡は特別なことじゃなく
    日々起こりうるすべてのことが奇跡なんだね

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