細い腕が畑に埋まっている
畑から畑が腕伝いに上がってくる
畑と地上はやがて混ざり合い
入れ替わる
私を植えようと企んでいるのは
私の腕だ
だが腕は既に脳みそを混ぜながら
夕飯の用意をしているので
大根は自ら細く切られなければならない
まな板が水と混ざり合い
包丁は既に鍋の中で
味噌と入れ替わっているので
私はあなたのワンピースの袖を掴んで
竈にくべて
火を起こさなければならない
料理がそれを待っている
風呂が先か夕飯が先か
あるいは有る岩がさきか
後片付けが先か
細い腕は一本
大事な些事が掛けられているので
油断できない
油揚げを揚げるために
火を起こさなければならない
細い腕は腕まくりして
お尻とは区別が必要だ
トイレにいくときに
廊下が便器と入れ替わらないためにも
八方塞がりなのに脳の片隅の一部は冷めている。意識の中で埋まっていた意識が混ざりあい、入れ替わる。
返信削除全てが同化しないよう区別しないと、と油断出来ない。
難し!(>_<) レベル★★★★★ ┐('~`;)┌