衣服の下がどうなっているのか
私は知りたい
少し露出していて
カタチは現れているけれど
そこはかとなさすぎて
全体像を結ばない
透視するように
触診するように
その衣服の下の様子を
間近で感じ
問いながら
確かめながら
知りたい
誰をも介在させず
時間にさえ邪魔されず
記憶力も味方に引き入れて
その色と質感
触感も総動員して
私の中心部に定着させたい
あなたは
私の問いに答えなければならない
答え続けなければならない
外界との通信を断ち
私の探求に身を任せなければならない
衣服の下がどうなっているのか
あなたは
最後までその衣服を
枯葉のようにハラリと床に落とすことはなかった
私は無力なのだ
衣服の下に
エネルギーがあり
そこに行きつかないまま
燃料切れしてしまった
ポンコツ自動車のよう
「衣服の下が」の「私」さん。
返信削除めげずにがんばって!