2012年2月17日金曜日

こんな気持ちで立ち止まるのは初めてだ

改札口で立ち止まった
こんな気持ちで立ち止まるのは初めてだ
これからやるべきことは分かっている
たやすいことにちがいない

右手がポケットのなかで
携帯を握り締めている

足を互い違いに出して
前に倒れこめば自然と歩いて行けることもわかっている

だが最初に倒れこむ勇気が
いつから身についたのか
たどってみても何処にも行き着かないのだ

不幸な友だちのことと
不幸な幸せのこと を考えても
雑踏はその形を変えながら
いつもと同じように人々が混ざっているだけで無関心だ

ビルのガラスに夕日は反射するだろう
ガラスのビルにこの街は映り続けるだろう
ビルのガラスは気候の変化に不満はないだろう
ビルのガラスは中からも見えるだろう

夕日は背中を押してこない
前から眺めているだけ

靴紐がほどけたら
どうやって結んだらいいだろう
目的地に着いたら
どうやってカバンを下ろしたらいいのだろう

改札口は口を開けて
呼吸をしている
風邪を引いた人が
出入りしている

前から
お迎えが近づいてきた
こちらを見つめながら小走りでやってくる
この人のいうことを聞けばいいのだ
脳を平行移動させて行けば
何処かに無事にたどり着く

そこでやるべきことをやって
その幸せをかみしめて
家に帰ればいいだけだ
目を瞑って眠ればいいのだ
傷は癒えるものだ
むき出しの部分は
傷つくことを
いつでもやさしく受け入れている

1 件のコメント:

  1. 家に辿り着いた?かな?
    だいじょうぶ?

    おいで^-^!熊本に。
    気分転換にはなるかもよ。

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