未来創作
みちるのブログ
2012年1月5日木曜日
最後の一枚
その一枚を脱がしてしまいさえすればいいのだ
そうすれば
すべてはうまくいく
それをずっと以前から
待ち構えていたのかもしれない
だが
その一枚はなんと近くて遠いことか
テーブルの向こうの暗がりに
まるで月夜の帆船のように
白い帆を張って誰かが訪れるのを待っているというのに
私の高ぶる感情の波が邪魔して
近づくことができない
生ぬるい風も立ち止まり
見守っているというのに
あれが最後の一枚なのに
立ち往生しているなんて
帆の放つ光の魔力よ
私を導いてくれ
すべての縛りから開放して
あの一枚の布に
手が掛けられるように
1 件のコメント:
Polly
2012年1月10日 21:50
手を伸ばせば届きそうで
届かない 夢への扉
あと一歩のところで
足がすくむ 弱気な自分
縛っているのは
紛れも無い この自分と
分かっているのに
再び 風が吹くのを待っている
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手を伸ばせば届きそうで
返信削除届かない 夢への扉
あと一歩のところで
足がすくむ 弱気な自分
縛っているのは
紛れも無い この自分と
分かっているのに
再び 風が吹くのを待っている