2012年1月30日月曜日

余分な世界

どこに何が置いてあるか
分かっているのだ
こんなに散らかっているが

整然としていても
どこになにあるのか分からなかいより
いいだろう

誰がどこにいるのか
分かってはいないのは
誰のせいでもないのか
余分なものが
余分なものの陰にかくれ
余分な人が
余分な人に寄り添って
根をはって
守っている

森の木が大地をがんじからめにするように
僕たちが住むこの島は
静けさに包まれて行く

余分は死への序曲を奏でる
いつでもそうだ
そして余分は
余分ともう呼ばれない
そんな世界を夢見ている

1 件のコメント:

  1. そうそう、余分は、余分とは思っていない。
    当然の権利だと思っている。
    本人の頭の中では、確固たる存在意義がある。
    でも、どこかで余分と知っている。

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