小高い山の間を
小さな車が走り抜ける
柔らかい大地
こんもりした
緑の森の間を
小さな温泉池の横を
車窓に見ながら
盆地へと降りていく
沼には
ボートも浮かんでいる
雲が天を流れて
長い時間をかけて
見えないほど遠くへ遠ざかっていく
葉先が
雨に濡れるたびに
感じやすくなり
小鳥の羽が生み出す風や
そのさえずりに
センサーと化す
長く美しい橋は細い
そこには川も流れ
鍾乳洞の洞窟もある
まだ未開発の部分も
多く残す
時折花火が上がり
祭りも催される
春の次には
雨の多い季節が訪れる
小さな車が去っていく
だだ一台
また戻ってくると言い残して
丁寧な描写ですね。
返信削除小さな車が走り抜ける様子を、
空から眺めているような気分になりました。
束の間の、小さな旅。
何処の風景でしょうか?それとも、想像…?
わたしが生まれ育った町の風景は
返信削除この詩のとおりだよ。
な〜んにもない^-^;
都会の生活に慣れてる人には住めない
遠い遠い町。
さて、今夜は寝よう。と。
数年前に旅した阿蘇あたりのイメージで書いたものなんですが、いろいろ混ざったようです。
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