お茶漬けです
塩を振りましょう
食パンには
ケチャップを塗りましょう
お茶を飲みましょう
水を飲みましょう
飴をなめましょう
雑誌と新聞と 本も読みましょう
着替えをしましょう
夏服と 冬の服も重ね着と洒落てみましょう
神社にお参りに行きましょう
贅沢気分で
お寺にも行ってみましょう
夜は星を見ましょう
いつもより輝きを増した夜空です
お正月は仕事を休んで
一年の計画を立てましょう
あの人もこの人も
余計な
仕事はせずに
ゆっくり自分を取り戻す
仕事している人ご苦労さん
新しい段ボールに
新しい希望を入れて
幸せを確かめましょう
どっこいしょ
いい具合
2010年12月31日金曜日
2010年12月30日木曜日
旅立って行きましょう
この場から旅立って行きましょう
知らない誰かさん
もうこの場にはいられないから
知らない誰かさん
本当は知っている誰かさん
布団をたたんで
後先は考えずに
思いついたものだけ
カバンに詰めて
未練は置き去りに
後悔はカバンに詰めて
手紙やプレゼント
写真のアルバム
パソコン
CDやDVDは置き去りにして
この場から旅立って行きましょう
風の強い朝に
窓のカーテンは開けっ放しにして
知らない誰かさん
もうこの場にはいられないから
知らない誰かさん
本当は知っている誰かさん
布団をたたんで
後先は考えずに
思いついたものだけ
カバンに詰めて
未練は置き去りに
後悔はカバンに詰めて
手紙やプレゼント
写真のアルバム
パソコン
CDやDVDは置き去りにして
この場から旅立って行きましょう
風の強い朝に
窓のカーテンは開けっ放しにして
2010年12月29日水曜日
すきま風
よろしく
すきま風
よろしく
気になる奴
寒いじゃないか
でも よろしく
すきまを通るの
たいへん
入って
もと通りになるの
人の形してるの
似てるの
淡雪と一緒だったのに
すきま風だけ
すきまから
入ってくる
淡雪とはお別れ
隙間と知り合って
お別れの心に
すきま風
ストーブつけたら
すきま風
温風になる
人は何になれるだろう
すきま風
よろしく
気になる奴
寒いじゃないか
でも よろしく
すきまを通るの
たいへん
入って
もと通りになるの
人の形してるの
似てるの
淡雪と一緒だったのに
すきま風だけ
すきまから
入ってくる
淡雪とはお別れ
隙間と知り合って
お別れの心に
すきま風
ストーブつけたら
すきま風
温風になる
人は何になれるだろう
2010年12月28日火曜日
気分屋さんの気分
鎌倉に行きたいと美穂はいう
だが鎌倉への道は分からない
海辺をスイーッと行きたいと美穂はいう
だがスイーッといける筈がない
窓の外は冬の景色
美穂はあたたかい部屋の中に居て居心地が悪そうだ
プリウスにはナビが付いているから
すぐに飛び出して鎌倉に行こうという
なぜ鎌倉なのかは話してくれない
鎌倉に行って何をするというのか
寒空の下 ぶらぶら街を歩き回るのだろうか
立ち食いしたり買い物をしようというのか
まあそれもいいのかも知れないが
夜になったらホテルにでも泊まろうというのだろうか
気分転換のために
それともまた海辺の道をスイーッと戻ってくるつもりなのか
美穂はしかしもう飽きてしまったようにあくび顔だ
10秒で変わってしまう美穂の気持ち
なかなか変わらないわたしの気持ち
天秤にかけたら…
と 思っていたら
美穂が小さくあくびをして
大江戸行こうか と言った
大江戸温泉物語になぜ行かなくてはならないのだろう
だが鎌倉への道は分からない
海辺をスイーッと行きたいと美穂はいう
だがスイーッといける筈がない
窓の外は冬の景色
美穂はあたたかい部屋の中に居て居心地が悪そうだ
プリウスにはナビが付いているから
すぐに飛び出して鎌倉に行こうという
なぜ鎌倉なのかは話してくれない
鎌倉に行って何をするというのか
寒空の下 ぶらぶら街を歩き回るのだろうか
立ち食いしたり買い物をしようというのか
まあそれもいいのかも知れないが
夜になったらホテルにでも泊まろうというのだろうか
気分転換のために
それともまた海辺の道をスイーッと戻ってくるつもりなのか
美穂はしかしもう飽きてしまったようにあくび顔だ
10秒で変わってしまう美穂の気持ち
なかなか変わらないわたしの気持ち
天秤にかけたら…
と 思っていたら
美穂が小さくあくびをして
大江戸行こうか と言った
大江戸温泉物語になぜ行かなくてはならないのだろう
2010年12月27日月曜日
古い友だちが訪ねてきそうな日
古い友だちが訪ねてきそうな日
二度と帰らない旅支度をしている
古いカバンに 持っていきたいものを出したり入れたりして
どんよりと曇った空の隙間から
濃い青色の空が覗いている
あの辺りから
虹がかかるだろうか
今日は特別な日らしい
何処かに置き忘れ
置き忘れたことさえ忘れていた日記帳が
突如あっけらかんと出現して
続きを書けと促してくる
続きなんて書ける筈ないのに
あしたになれば
この世界に私の痕跡はないだろう
その逆に
私の胸には深い傷が刻まれているだろう
小さい頃に見た柘榴の裂け目の鮮やかさに似た
そしてその傷の痛みのために
私のカラダは軽くなっていくだろう
友だちはそのことを察してやってくるのだろうか
古い友だち
どこからやってくるのだろう
今頃
近くの駅に着いただろうか
木の机の上で腕組みして
きょうは色々なことを考えている
不思議といつものような堂々巡りはせずに
一方通行で進んでいく思考
私には
色々なことが分からない
花火を見ている気分になってしまう
色々なことは何を意味しているのだろう
問いがいっぱいの頭の中に
もういいよ という声が通り過ぎる
そのせいで
私は深く考えるのをやめる
静かな町に
太陽が巡っていく
風は遠近法の中で通り過ぎ
思いは井戸水のように
汲み上げれば美しく輝き
私が外へと踏み出し歩き始めるとき
私は静止し
私以外のものが
動き始める
私が存在しなかったときと同じように
二度と帰らない旅支度をしている
古いカバンに 持っていきたいものを出したり入れたりして
どんよりと曇った空の隙間から
濃い青色の空が覗いている
あの辺りから
虹がかかるだろうか
今日は特別な日らしい
何処かに置き忘れ
置き忘れたことさえ忘れていた日記帳が
突如あっけらかんと出現して
続きを書けと促してくる
続きなんて書ける筈ないのに
あしたになれば
この世界に私の痕跡はないだろう
その逆に
私の胸には深い傷が刻まれているだろう
小さい頃に見た柘榴の裂け目の鮮やかさに似た
そしてその傷の痛みのために
私のカラダは軽くなっていくだろう
友だちはそのことを察してやってくるのだろうか
古い友だち
どこからやってくるのだろう
今頃
近くの駅に着いただろうか
木の机の上で腕組みして
きょうは色々なことを考えている
不思議といつものような堂々巡りはせずに
一方通行で進んでいく思考
私には
色々なことが分からない
花火を見ている気分になってしまう
色々なことは何を意味しているのだろう
問いがいっぱいの頭の中に
もういいよ という声が通り過ぎる
そのせいで
私は深く考えるのをやめる
静かな町に
太陽が巡っていく
風は遠近法の中で通り過ぎ
思いは井戸水のように
汲み上げれば美しく輝き
私が外へと踏み出し歩き始めるとき
私は静止し
私以外のものが
動き始める
私が存在しなかったときと同じように
2010年12月26日日曜日
19分の詩
2318
自分を満足させるために
自分はどうしたら良いのだろう
2319
あたたかい部屋でテレビを観ている
ホームレスに同情できるか
心のホームレスに
2320
もうすぐ電車が出発する
夜行列車は何処を走っていくのだろう
地図で追わず
心の中で追ってみると
あの日の風景が流れていく
目的地はどこだろう
2321
カップラーメンをたべよう
お湯を沸かそう
2322
冬になると首筋がかゆい日がある
変わらずにいてくれるものが
ありがたいと思う時がある
2323
兄さん兄さん
姉さん姉さん
2324
兄さんに死
2325
お湯を注ぐ
食欲がなせる技
お湯を注ぐと
ラーメンができる
できたら食べることが
予想されている
2326
一分に一個書きながら
ラーメンを食べるのは
46年間生きてきて初めての体験だと気づいた
2327
23時37分になったら
アップする
いつものように推敲は後回し
僕の人生みたいに
2328
雪でバスが立ち往生している
立ち往生という懐かしい響きに
安心感を覚える
立ち枯れの木々
たったままの椅子
座ったままの一日
2329
電話代がたまったまま
定められた期日が来ると
人類社会から
切り離される
また1本
2330
カメラを向けると
カメラ用の顔になる人
ならない人
気まぐれな人
あなたの好きな人はどっち?
2331
ほっぺ先が
ピーンといっている
2332
首吊りブランコって知ってる?
誰かがが毎朝漕いでるやつ
2333
ゴミを捨てに行かなければならない
ゴミ捨て場に きょうも
分別して捨てなければならない
種類ごとに出す日が決まっている
そうか
そうすればいいのか
2334
捨て方が問題だ
尖った夢は
2335
きょうは君の香りがバスルームに溢れていた
みたことのない花の香り
2336
もうすぐきょうが終わる
この夜に暮らしているみんなのきょうが
明日が来ないことはないだろう
みんなが信じているから
きっと明日は来るのだろう
絶望的な明日でも
希望が持てる明日でも
とにかくやってくる
絶望と希望が同義語に思える人にも
自分を満足させるために
自分はどうしたら良いのだろう
2319
あたたかい部屋でテレビを観ている
ホームレスに同情できるか
心のホームレスに
2320
もうすぐ電車が出発する
夜行列車は何処を走っていくのだろう
地図で追わず
心の中で追ってみると
あの日の風景が流れていく
目的地はどこだろう
2321
カップラーメンをたべよう
お湯を沸かそう
2322
冬になると首筋がかゆい日がある
変わらずにいてくれるものが
ありがたいと思う時がある
2323
兄さん兄さん
姉さん姉さん
2324
兄さんに死
2325
お湯を注ぐ
食欲がなせる技
お湯を注ぐと
ラーメンができる
できたら食べることが
予想されている
2326
一分に一個書きながら
ラーメンを食べるのは
46年間生きてきて初めての体験だと気づいた
2327
23時37分になったら
アップする
いつものように推敲は後回し
僕の人生みたいに
2328
雪でバスが立ち往生している
立ち往生という懐かしい響きに
安心感を覚える
立ち枯れの木々
たったままの椅子
座ったままの一日
2329
電話代がたまったまま
定められた期日が来ると
人類社会から
切り離される
また1本
2330
カメラを向けると
カメラ用の顔になる人
ならない人
気まぐれな人
あなたの好きな人はどっち?
2331
ほっぺ先が
ピーンといっている
2332
首吊りブランコって知ってる?
誰かがが毎朝漕いでるやつ
2333
ゴミを捨てに行かなければならない
ゴミ捨て場に きょうも
分別して捨てなければならない
種類ごとに出す日が決まっている
そうか
そうすればいいのか
2334
捨て方が問題だ
尖った夢は
2335
きょうは君の香りがバスルームに溢れていた
みたことのない花の香り
2336
もうすぐきょうが終わる
この夜に暮らしているみんなのきょうが
明日が来ないことはないだろう
みんなが信じているから
きっと明日は来るのだろう
絶望的な明日でも
希望が持てる明日でも
とにかくやってくる
絶望と希望が同義語に思える人にも
2010年12月25日土曜日
ノック
ノックする場所が間違っているのではないですか
あなたは毎日
靴のかかとで
ノックしてきました
舗装された道や
家の近くの狭い道
校庭に敷き詰められた砂利の上
電車の床
石段やエスカレーターの鉄の階段
そのほかにもありとあらゆる場所をかかとでノックしてきましたが
間違っていたのではないですか?
そのノックの音に誰も返事をしなかったのですから
あなたはこの先もノックを続けますか?
いつまでも飽きることなく続けるのでしょうか
ノックする場所を変えてみたらいかがですか?
そういうわたしも
長年続けてきて思い通りいかないことがあります
自分ではなかなか冷静に対応策をかんがえられないものです
いつ反応があるかわからないものに対しては
おっと
誰かが来たようです
ノックの音がしました
では また
あなたは毎日
靴のかかとで
ノックしてきました
舗装された道や
家の近くの狭い道
校庭に敷き詰められた砂利の上
電車の床
石段やエスカレーターの鉄の階段
そのほかにもありとあらゆる場所をかかとでノックしてきましたが
間違っていたのではないですか?
そのノックの音に誰も返事をしなかったのですから
あなたはこの先もノックを続けますか?
いつまでも飽きることなく続けるのでしょうか
ノックする場所を変えてみたらいかがですか?
そういうわたしも
長年続けてきて思い通りいかないことがあります
自分ではなかなか冷静に対応策をかんがえられないものです
いつ反応があるかわからないものに対しては
おっと
誰かが来たようです
ノックの音がしました
では また
2010年12月24日金曜日
2010年12月23日木曜日
眼差しを留めるもの
誰も自分のことなど解ってくれない
そんな眼差しが
道端の枯葉を見つめていた
枯葉は思った
木に茂っていたころ
同じ瞳がわたしを見上げていた と
雨が降り
風が吹いて
星が綺麗な夜に
枯葉は木から落ちた
枯葉が居なくなったところに
小さな空ができた
その空は
孤独な眼差しに満たされるのを
待って木に引っかかっている
そんな眼差しが
道端の枯葉を見つめていた
枯葉は思った
木に茂っていたころ
同じ瞳がわたしを見上げていた と
雨が降り
風が吹いて
星が綺麗な夜に
枯葉は木から落ちた
枯葉が居なくなったところに
小さな空ができた
その空は
孤独な眼差しに満たされるのを
待って木に引っかかっている
2010年12月22日水曜日
沼よ
駅のエスカレーターを昇りながら悩みごとの沼が体からはみ出ているあなただけれど
その沼には絵にもならないほど美しい小ぶりのはすの花がいくつも咲いている
はすの花はどれも首を曲げて悩んでいるけれど
そのせいであなたの悩みごとは空に向かい少しずつ蒸発をつづけている
あなたはその蒸発をむしろ止めたいと思っている自分に驚いているけれど
悩みごとは連鎖して他人のものまで絡みついて繋がっていくので際限がないことにもすぐに気付いてしまう
沼をはみ出させながらあなたはイルミネーションに彩られた並木道を歩いてゆくけれど
並木道からも気づくと沼がはみ出し始めて
歩いていく人の多くからも次々と沼がはみ出してきて
すぐにそれらが交わって混沌とした情景が生まれてしまう
あなたは知らん顔を装ってスタスタ歩いてゆく
目的地にいかなければならない
生きていくためのお金を稼がなければならない
一度一生生活するのに程よいお金が玄関先に置いてあったことがあったが
それは夢だったようだ
脇目も振らない振りをしてあなたは歩く
ブーツの下から泥が溢れてきて
ずぼずぼ音を立てている
その沼には絵にもならないほど美しい小ぶりのはすの花がいくつも咲いている
はすの花はどれも首を曲げて悩んでいるけれど
そのせいであなたの悩みごとは空に向かい少しずつ蒸発をつづけている
あなたはその蒸発をむしろ止めたいと思っている自分に驚いているけれど
悩みごとは連鎖して他人のものまで絡みついて繋がっていくので際限がないことにもすぐに気付いてしまう
沼をはみ出させながらあなたはイルミネーションに彩られた並木道を歩いてゆくけれど
並木道からも気づくと沼がはみ出し始めて
歩いていく人の多くからも次々と沼がはみ出してきて
すぐにそれらが交わって混沌とした情景が生まれてしまう
あなたは知らん顔を装ってスタスタ歩いてゆく
目的地にいかなければならない
生きていくためのお金を稼がなければならない
一度一生生活するのに程よいお金が玄関先に置いてあったことがあったが
それは夢だったようだ
脇目も振らない振りをしてあなたは歩く
ブーツの下から泥が溢れてきて
ずぼずぼ音を立てている
2010年12月21日火曜日
仕事
二階にあなたが探しているものがある
そのせいで
一階は水浸しだ
奥の階段を登り
鉄の扉を開け
次の木の扉を開けると
ガラスの向こうがブースになっている
テーブルの黒い天板の上には
マイクロホンが設置されている
ここから実況中継をするというわけだ
あなたがキューを振れば
ブースの男はカフを上げて
女と始めるだろう
ほら 二人とも
もう半裸状態だ
台本そっちのけでよくやるものだ
黒い天板に乗せられた女に
男が覆いかぶさっている
女は挑発的な眼をして腰を揺らす
いつの間にか室内なのに雨が降り出した
台風のような生温かい雨だ
もうわけがわからないほど
荒れ始めた
それで
あなたは何度もキューを振るのだが
何のキューなのか
もう誰にもわからなくなっている
BGMが高らかに盛り上がり
世界を嬌声が脅かす
男と女はいつまでも飽きることなく
つづけている
私は
あなたを置き去りにして
次の仕事場に向かわなければならない
夜空に浮かぶ月や黒雲さえ置き去りにして
そのせいで
一階は水浸しだ
奥の階段を登り
鉄の扉を開け
次の木の扉を開けると
ガラスの向こうがブースになっている
テーブルの黒い天板の上には
マイクロホンが設置されている
ここから実況中継をするというわけだ
あなたがキューを振れば
ブースの男はカフを上げて
女と始めるだろう
ほら 二人とも
もう半裸状態だ
台本そっちのけでよくやるものだ
黒い天板に乗せられた女に
男が覆いかぶさっている
女は挑発的な眼をして腰を揺らす
いつの間にか室内なのに雨が降り出した
台風のような生温かい雨だ
もうわけがわからないほど
荒れ始めた
それで
あなたは何度もキューを振るのだが
何のキューなのか
もう誰にもわからなくなっている
BGMが高らかに盛り上がり
世界を嬌声が脅かす
男と女はいつまでも飽きることなく
つづけている
私は
あなたを置き去りにして
次の仕事場に向かわなければならない
夜空に浮かぶ月や黒雲さえ置き去りにして
2010年12月20日月曜日
タクシーは待っていない
長い夢からさめて
ターミナルを出ると
放射能を撒き散らしたような
明るい鮮やかな夕空が待ち構えていた
とにかく何かしなければと
僕らはとっさに行く先のことを考えていた
そしてこの夕空が意味するところを見極められるはずだ
いつか観た映画の一シーンに答えがあるかもしれない
リニアがタクシーの向こうを走っていく
あのリニアは実験が途中なので
こんな日は危険だ
いや もしかするとあのリニアのせいで
空がこんな色になっているのかもしれない
どこかの時空にねじれて衝突して
夢の世界から何かが滲み出してしまったとも考えられる
タクシーに乗れば災難を避けて
田舎にたどり着けるだろう
街道を結ぶバイパスを二つ通り
東西に伸びる線路を横切って
あの村に行けば
とり返しがつかないことにはなるまい
僕らは連れ立って
人気のまばらなタクシー乗り場にきた
タクシーに乗ると
タクシーは行き先を尋ねることもなくドアを閉め
急発進した
バイパスの橋を渡ると
僕らは思い立って寄り道することにした
その家に入ると
主人は寝室で寝入っていた
僕らが入ると
主人は癇癪を立てて何かを叫び
やがてたしなめるように言った
昨日帰ってきたばかりなのに
直ぐに仕事があり
時差ぼけがきついが
望むところだ
生きている間中ずっと何かをし続けなければならない
寝ている以外は
寝る間も惜しんでしなければ
叱られた気分を抱えて僕らは外に出た
すると待っているはずのタクシーはいなかった
空には星が沢山出過ぎていた
いつもみる一等星より大きな星ばかりだ
その明るさに目がくらみ
ぼくらは思わず倒れこんだ
眠るためではなく
ただ明るさから逃れるために
藁の匂いがした
ターミナルを出ると
放射能を撒き散らしたような
明るい鮮やかな夕空が待ち構えていた
とにかく何かしなければと
僕らはとっさに行く先のことを考えていた
そしてこの夕空が意味するところを見極められるはずだ
いつか観た映画の一シーンに答えがあるかもしれない
リニアがタクシーの向こうを走っていく
あのリニアは実験が途中なので
こんな日は危険だ
いや もしかするとあのリニアのせいで
空がこんな色になっているのかもしれない
どこかの時空にねじれて衝突して
夢の世界から何かが滲み出してしまったとも考えられる
タクシーに乗れば災難を避けて
田舎にたどり着けるだろう
街道を結ぶバイパスを二つ通り
東西に伸びる線路を横切って
あの村に行けば
とり返しがつかないことにはなるまい
僕らは連れ立って
人気のまばらなタクシー乗り場にきた
タクシーに乗ると
タクシーは行き先を尋ねることもなくドアを閉め
急発進した
バイパスの橋を渡ると
僕らは思い立って寄り道することにした
その家に入ると
主人は寝室で寝入っていた
僕らが入ると
主人は癇癪を立てて何かを叫び
やがてたしなめるように言った
昨日帰ってきたばかりなのに
直ぐに仕事があり
時差ぼけがきついが
望むところだ
生きている間中ずっと何かをし続けなければならない
寝ている以外は
寝る間も惜しんでしなければ
叱られた気分を抱えて僕らは外に出た
すると待っているはずのタクシーはいなかった
空には星が沢山出過ぎていた
いつもみる一等星より大きな星ばかりだ
その明るさに目がくらみ
ぼくらは思わず倒れこんだ
眠るためではなく
ただ明るさから逃れるために
藁の匂いがした
2010年12月19日日曜日
マッチ売り
求めるものに近づこうとする打算的人生より
過ぎゆく過去を大事に味わう人生のほうが
いいのでは?
ホームレスの僕が思うことは
過去のいい思い出のことばかり
でもそれらに飽きると
今度は現在のことを思う
家賃を払うのは必要悪かということ
月や星は電気メーターにつながっていないということ
食の安全は少し古くなったら捨てろということ
食べたい僕たちにはゴミ箱を漁れということ
自分がよければそれでいいという思いを持った人が
さまざまなルールを決め
ルールの隙間に蔓延して
自分の善良さに不安を覚えると
弱いものに情けをかける
クリスマスが近づくと
マッチ売りの少女が
今日も街頭に立って
寒さに凍えながら
火をつけるための棒を売っている
本当に燃やしたいものは何?
少女は尋ねることはしないが
ホームレスの僕は自問する
本当に燃やしたいもの
燃やしてしまいたいものは
何?
過ぎゆく過去を大事に味わう人生のほうが
いいのでは?
ホームレスの僕が思うことは
過去のいい思い出のことばかり
でもそれらに飽きると
今度は現在のことを思う
家賃を払うのは必要悪かということ
月や星は電気メーターにつながっていないということ
食の安全は少し古くなったら捨てろということ
食べたい僕たちにはゴミ箱を漁れということ
自分がよければそれでいいという思いを持った人が
さまざまなルールを決め
ルールの隙間に蔓延して
自分の善良さに不安を覚えると
弱いものに情けをかける
クリスマスが近づくと
マッチ売りの少女が
今日も街頭に立って
寒さに凍えながら
火をつけるための棒を売っている
本当に燃やしたいものは何?
少女は尋ねることはしないが
ホームレスの僕は自問する
本当に燃やしたいもの
燃やしてしまいたいものは
何?
2010年12月18日土曜日
夜の空気
窓から入ってくる
月の灯りは
太陽から君への心遣い
闇の中に放りだされても
君は完全な独りきりにはならない
スピーカーから音楽を流し
本のページをめくれば
別の世界がハンモックのように
用意されている
君の想いを吸い込む夜気が
空のなかでシンとしている
月の灯りは
太陽から君への心遣い
闇の中に放りだされても
君は完全な独りきりにはならない
スピーカーから音楽を流し
本のページをめくれば
別の世界がハンモックのように
用意されている
君の想いを吸い込む夜気が
空のなかでシンとしている
2010年12月17日金曜日
君と
ゆっくりしよう
もう時間に邪魔されることはない
人目を気にすることもないから
コインを入れるように
君に愛情を注ぎ込もう
眼をつぶっていても
つぶることに飽きてしまって
また見開いても
まだ終わらない
港を離れた船が
沢山の出会いと別れを乗せてもどってきても
僕たちは
まだ始まったばかりだ
ゆっくり
空白だった時間を埋めるように
確かなものを確かめ
不確かなものさえ
確かにしよう
列の最後に並んでいた現実は
昨日みた夢のように消え
友達たちの輪の中から弾かれて
衝突した君
もう時間に邪魔されることはない
人目を気にすることもないから
コインを入れるように
君に愛情を注ぎ込もう
眼をつぶっていても
つぶることに飽きてしまって
また見開いても
まだ終わらない
港を離れた船が
沢山の出会いと別れを乗せてもどってきても
僕たちは
まだ始まったばかりだ
ゆっくり
空白だった時間を埋めるように
確かなものを確かめ
不確かなものさえ
確かにしよう
列の最後に並んでいた現実は
昨日みた夢のように消え
友達たちの輪の中から弾かれて
衝突した君
2010年12月16日木曜日
玄関にくる人
寒さが手を引いて忘れていた人を連れてくる
ぼくは黙り込んで西日の部屋で文庫本を読んでいる
玄関の前で誰かが立ち止まるが
音一つ立てずに
何か迷っているのか
いつの間にか陽は暮れてきて
ぼくは本を置き
外へ出ることにした
鉢合わせは勘弁願いたい
煮えきらぬものはもうたくさんだ
ドアを開ける風で吹き飛ばすよ
そうして
ぼくもバス停へと飛んで行く
ぼくは黙り込んで西日の部屋で文庫本を読んでいる
玄関の前で誰かが立ち止まるが
音一つ立てずに
何か迷っているのか
いつの間にか陽は暮れてきて
ぼくは本を置き
外へ出ることにした
鉢合わせは勘弁願いたい
煮えきらぬものはもうたくさんだ
ドアを開ける風で吹き飛ばすよ
そうして
ぼくもバス停へと飛んで行く
2010年12月15日水曜日
月の光に
ボローニャの石畳の道
路地を抜けていく風
聖堂の鐘の音
映画館の前の人溜まり
みんなは何処へ行ってしまったのか
思い当たる人に手紙を書いてみても
返事は来ない
待ち合わせは塔の下
宝飾店のウインドウを回り見ながら
再会し
夜の賑やかさの中に消えていった
もしかなうなら
月の光に乗せて
あの日の自分に手紙を出したい
あのひとを離してはだめですよと
路地を抜けていく風
聖堂の鐘の音
映画館の前の人溜まり
みんなは何処へ行ってしまったのか
思い当たる人に手紙を書いてみても
返事は来ない
待ち合わせは塔の下
宝飾店のウインドウを回り見ながら
再会し
夜の賑やかさの中に消えていった
もしかなうなら
月の光に乗せて
あの日の自分に手紙を出したい
あのひとを離してはだめですよと
2010年12月14日火曜日
虹色の隠しごと
隠しごとが入ったリュックを背負って
坂を上がってやってくる
その部屋で
隠しごとは暖炉の前に置いて
二人は求めあった
隠しごとはいつも
放置され
だんだんと熟成された
二人もお互いをよく知るようになり
いつも夢中で話したので
季節の使者がドアの外にやってきては
呼び鈴を何度押しても
気づくことはなかった
水銀灯がLEDランプに取り替えられ
道は冷たく光り
行きかう人の心は
メルヘンを探してさまよった
夜の新たな影法師が生まれると
過去形で語られていた物語を
読み手が追い越し
現在進行形になってしまい
二人は越えなければならない峠に差し掛かったことに気づかされ
目配せをしあった
それが最後で最初の会話となって行った
次の話が未来形で語られ始めたとき
隠しごとは
虹色に燃えながら炎の中にあった
坂を上がってやってくる
その部屋で
隠しごとは暖炉の前に置いて
二人は求めあった
隠しごとはいつも
放置され
だんだんと熟成された
二人もお互いをよく知るようになり
いつも夢中で話したので
季節の使者がドアの外にやってきては
呼び鈴を何度押しても
気づくことはなかった
水銀灯がLEDランプに取り替えられ
道は冷たく光り
行きかう人の心は
メルヘンを探してさまよった
夜の新たな影法師が生まれると
過去形で語られていた物語を
読み手が追い越し
現在進行形になってしまい
二人は越えなければならない峠に差し掛かったことに気づかされ
目配せをしあった
それが最後で最初の会話となって行った
次の話が未来形で語られ始めたとき
隠しごとは
虹色に燃えながら炎の中にあった
2010年12月13日月曜日
端っこの星
細長い部屋の端っこで
詩をかいている
ずっと端っこにいるのは
僕の好み
だからなのか
端っこが好きな人が好き
端っこを分かち合い
端っこでおしゃべりするのが
いい
真ん中で輝く星は
憧れの一等星
ぼくは端っこのやっと見えている星が好き
名前さえわからない
小さな星がなければ
きっと宇宙はもっと寂しい
大きな星が幾つ寄り集まっても
闇に消えゆく小さな星の
その沈黙に
敵わない
詩をかいている
ずっと端っこにいるのは
僕の好み
だからなのか
端っこが好きな人が好き
端っこを分かち合い
端っこでおしゃべりするのが
いい
真ん中で輝く星は
憧れの一等星
ぼくは端っこのやっと見えている星が好き
名前さえわからない
小さな星がなければ
きっと宇宙はもっと寂しい
大きな星が幾つ寄り集まっても
闇に消えゆく小さな星の
その沈黙に
敵わない
2010年12月12日日曜日
お金を配ってます
お金 余りましたので配ってます
どうぞお持ちください
詩を書いた方に差し上げます
今日書いた詩を見せてください
どんな詩でも結構です
詩をみせてください
一万円札ばかり
どうぞお持ちください
詩集を出した方
いつも詩を書いている方
詩人の方
詩集を見せてください
余ったお金を配っています
かわいそうな方のために
お金がなくて困っている方
詩が好きな方
どんな詩が好きか教えてください
お金を配ってます
残り僅かです
好きな詩を教えてください
未来創作を読んだことのある方
詩人の仲間と集まるのが好きな方
お金を配ってます
お金を差し上げます
どうぞお持ちください
詩を書いた方に差し上げます
今日書いた詩を見せてください
どんな詩でも結構です
詩をみせてください
一万円札ばかり
どうぞお持ちください
詩集を出した方
いつも詩を書いている方
詩人の方
詩集を見せてください
余ったお金を配っています
かわいそうな方のために
お金がなくて困っている方
詩が好きな方
どんな詩が好きか教えてください
お金を配ってます
残り僅かです
好きな詩を教えてください
未来創作を読んだことのある方
詩人の仲間と集まるのが好きな方
お金を配ってます
お金を差し上げます
2010年12月11日土曜日
2010年12月10日金曜日
網 あみ
マスコミに網かけられているが
彼女は気づいていないのかな
網の向こうから見つめている
何か喋っている
誰に向けてなのか
その誰かは網かけられてないのかな
網かけられると
不自由になるけど
ギュッと抱き締められ
安心感に浸れる
でも人に網かけて
いいものか
網かけられている様子があまりに哀れなので
神様に訊いてみたら
従順なひとが
なにも考えないで幸せを手に入れるには必要なんだと諭された
マスコミもつかいようということか
神の国も不景気で
リストラが進み
人の幸せの実現に
手がかけられないそうだ
神様の世界でも
民主主義が導入され
嘆かわしい状態が続いていて
選挙のためにも随分時間が取られるという
海に網かけて
お魚をとり
どこからか出直す必要ありそう
ですね
彼女は気づいていないのかな
網の向こうから見つめている
何か喋っている
誰に向けてなのか
その誰かは網かけられてないのかな
網かけられると
不自由になるけど
ギュッと抱き締められ
安心感に浸れる
でも人に網かけて
いいものか
網かけられている様子があまりに哀れなので
神様に訊いてみたら
従順なひとが
なにも考えないで幸せを手に入れるには必要なんだと諭された
マスコミもつかいようということか
神の国も不景気で
リストラが進み
人の幸せの実現に
手がかけられないそうだ
神様の世界でも
民主主義が導入され
嘆かわしい状態が続いていて
選挙のためにも随分時間が取られるという
海に網かけて
お魚をとり
どこからか出直す必要ありそう
ですね
2010年12月9日木曜日
メモのメ
メモしてる?
何をメモしてる?
えっ
メモしてない?
何をメモしたい?
メモしたくない?
メモしてみたら!
メモしたらどうする?
メモあった?
メモ見つかった?
メモあったら
またメモする?
メモされる?
言ったことや買うものや
アドレスやパスワードや
メモ隠す?
メモ隠した場所メモする?
メモ 洒落てみる?
メモ 謎かけする?
メモ いたずらする?
目も当てられないメモもある?
もったいないメモもある?
モアレの目立つメモも
桃色のメモもある?
見つめてみる? メモ
見つめてみない メモ
見つめていない
見つめられている
メモに
貸しがある?
借りがある?
メモに
見つめられている
メモの目が
鈍く光った
何をメモしてる?
えっ
メモしてない?
何をメモしたい?
メモしたくない?
メモしてみたら!
メモしたらどうする?
メモあった?
メモ見つかった?
メモあったら
またメモする?
メモされる?
言ったことや買うものや
アドレスやパスワードや
メモ隠す?
メモ隠した場所メモする?
メモ 洒落てみる?
メモ 謎かけする?
メモ いたずらする?
目も当てられないメモもある?
もったいないメモもある?
モアレの目立つメモも
桃色のメモもある?
見つめてみる? メモ
見つめてみない メモ
見つめていない
見つめられている
メモに
貸しがある?
借りがある?
メモに
見つめられている
メモの目が
鈍く光った
2010年12月8日水曜日
幾つもの いつも
何度同じ言葉を繰り返してきただろう
それなのに彼等は何度でも
初めましてというようなな顔をして現れてくる
いったいカレンダーを何枚破いてきたことか
同じ歌を何度口ずさんだか
同じひとに何度おはようを言ったか
それなのに
いつも
どこからか新しい気持ちが湧いてきて
繰り返してきたことなど
まるでなかったことのようにされてしまう
優しいきみは
繰り返し打ち寄せる波打ち際で
来るものを待っているしかないことを
知らされ
黙って微笑んでいる
海の向こうに陽がしずむと
やがて
波音だけが聴こえてきて
きみの心は
ざわめきと凪とをくり返している
きみの微笑みだけが残る
明日きみに挨拶しよう
おはようと
左手を軽く降って
いつものように
それなのに彼等は何度でも
初めましてというようなな顔をして現れてくる
いったいカレンダーを何枚破いてきたことか
同じ歌を何度口ずさんだか
同じひとに何度おはようを言ったか
それなのに
いつも
どこからか新しい気持ちが湧いてきて
繰り返してきたことなど
まるでなかったことのようにされてしまう
優しいきみは
繰り返し打ち寄せる波打ち際で
来るものを待っているしかないことを
知らされ
黙って微笑んでいる
海の向こうに陽がしずむと
やがて
波音だけが聴こえてきて
きみの心は
ざわめきと凪とをくり返している
きみの微笑みだけが残る
明日きみに挨拶しよう
おはようと
左手を軽く降って
いつものように
2010年12月7日火曜日
ノックのように
いつかのきつねが声をかけてくれた
コン コン
それを聞いていた鳥が木の枝で
ケタ ケタ
僕はキーボードを
トタ トタ
すると誰かが電車に揺られつり革が
キー キー
体は
ゆっさ ゆっさ
世間が夜になる
だんだんと 夢の世界が
近づいてくる
誰のもとにも
やってきて
誘いかけてくる
だだいま
おやすみ
寝息が
スー スー
寝ずの番 きつねが
コン コン
コン コン
それを聞いていた鳥が木の枝で
ケタ ケタ
僕はキーボードを
トタ トタ
すると誰かが電車に揺られつり革が
キー キー
体は
ゆっさ ゆっさ
世間が夜になる
だんだんと 夢の世界が
近づいてくる
誰のもとにも
やってきて
誘いかけてくる
だだいま
おやすみ
寝息が
スー スー
寝ずの番 きつねが
コン コン
2010年12月6日月曜日
詩人の声が
優しい詩人の優しい眼差しは
心の中で戦い続ける静かな炎の穂先
炎を燃やすのは絶え間なく湧いてくる愛
地球が宇宙にぽっかりと浮き
何度太陽の周りを回っても
太陽が何度僕たちの頭上を通り過ぎても
詩人の言葉は繰り返し
僕らのうえに降りそそいでいた
優しい詩人の優しい声が
今日もどこかで語っている
詩でないものを
詩に囚われないように
心の中で戦い続ける静かな炎の穂先
炎を燃やすのは絶え間なく湧いてくる愛
地球が宇宙にぽっかりと浮き
何度太陽の周りを回っても
太陽が何度僕たちの頭上を通り過ぎても
詩人の言葉は繰り返し
僕らのうえに降りそそいでいた
優しい詩人の優しい声が
今日もどこかで語っている
詩でないものを
詩に囚われないように
2010年12月5日日曜日
プレゼント
冬の暖かい日差しの中で
夢を見たわ
どこからが夢で
どこまでが空想だったか
わからないの
冬の街を雨が通りすぎ
珍しく虹が掛かったの
そして
いつまでも消えずにいた
白いカーテンの揺れる部屋で
あなたは風がいいねと言って
ほほえみかけてくれた
私は
そう?
とわざとそっけなくした
それからあなたに
プレゼントの箱を手渡したわ
あなたは私の肩を抱き寄せて
いつもの挨拶のキスをした
夜がきて
朝がきて
沢山仕事をした
友達とお酒を飲み
旅行にも行った
ネイルも何度も塗りかさね
それと同じくらい嘘もついた
気づくと
いつもの場所の
古びた椅子にすわっていて
目覚めていたけれど
いつ
眼をあけたのか
もう忘れていたの
夢を見たわ
どこからが夢で
どこまでが空想だったか
わからないの
冬の街を雨が通りすぎ
珍しく虹が掛かったの
そして
いつまでも消えずにいた
白いカーテンの揺れる部屋で
あなたは風がいいねと言って
ほほえみかけてくれた
私は
そう?
とわざとそっけなくした
それからあなたに
プレゼントの箱を手渡したわ
あなたは私の肩を抱き寄せて
いつもの挨拶のキスをした
夜がきて
朝がきて
沢山仕事をした
友達とお酒を飲み
旅行にも行った
ネイルも何度も塗りかさね
それと同じくらい嘘もついた
気づくと
いつもの場所の
古びた椅子にすわっていて
目覚めていたけれど
いつ
眼をあけたのか
もう忘れていたの
2010年12月4日土曜日
2010年12月3日金曜日
2010年12月2日木曜日
坂
下り坂を登って行くと
平坦な場所に出た
そこからは上り坂だ
上り坂を下り
橋を渡り
いくつかの角を曲がり
いくつかの巨木や潅木の横を通り過ぎ
蔵の脇の細道を進むと
原っぱだ
草がそよそよと揺れ
それを見る 私の心もそよそよと揺れる
風のあとについて
低い丘の頂点まで行くと
眺望がひらける
しばらく下界を眺め
気分がよくなると また歩き出す
今度は丘から街へ続く道
下り坂を登る
平坦な場所に出た
そこからは上り坂だ
上り坂を下り
橋を渡り
いくつかの角を曲がり
いくつかの巨木や潅木の横を通り過ぎ
蔵の脇の細道を進むと
原っぱだ
草がそよそよと揺れ
それを見る 私の心もそよそよと揺れる
風のあとについて
低い丘の頂点まで行くと
眺望がひらける
しばらく下界を眺め
気分がよくなると また歩き出す
今度は丘から街へ続く道
下り坂を登る
2010年12月1日水曜日
2010年11月30日火曜日
このままでまってます。
ろくろっくびだよ
ろくろっくび
輪切りだよ
全員集合だよ
立ち見だよ
全員集合
立ち見だよ
切れるよ
断裁だよ
ギロチンだよ
夢じゃないよ
夢二だよ
8時だよ
全員立ち見だよ
中身はないよ
中身はない
ナイスだよ
ないっすよ
酢はないっすよ
夜は 友だちだよ
友だちは
お金がすきだよ
お金
金の玉を隠しているよ
金の玉
金の卵もだよ
隠して書く
かくして
カクカクしかじか
金の玉
隠したよ
寝込んだよ
布団かぶってた
いろいろうまくかぶってた
兜も座布団も
カラフルな座布団も
かぶってた
ぶたないで
ブタさん
ふた なくさないで
ふた三個なくさないで
ブタさん三個なくさないで
泣かないでいて
あなあけないでいて
赤坂付近にいかないで
いか たべないで
くま たらふく
たらも たべないでいて
手をつないで
繋がる
しわよせしないで
しないでって
市内で言わないでいて
しわよせしないで
幸せでいて
祈るから頼むから
ここにいさせて遺産わけて
勇んで胃酸で溶けないで
どかないで
どうか一つ
如月まで
どんどん
いかせて
いってみて
いってみせて
せめて みせて
攻めて
責めないでいて
見せしめて
せめて責めないで
このままでいさせて
このままいさせて
ください
第三者
このまま
いさせて
ください
ろくろっくび
輪切りだよ
全員集合だよ
立ち見だよ
全員集合
立ち見だよ
切れるよ
断裁だよ
ギロチンだよ
夢じゃないよ
夢二だよ
8時だよ
全員立ち見だよ
中身はないよ
中身はない
ナイスだよ
ないっすよ
酢はないっすよ
夜は 友だちだよ
友だちは
お金がすきだよ
お金
金の玉を隠しているよ
金の玉
金の卵もだよ
隠して書く
かくして
カクカクしかじか
金の玉
隠したよ
寝込んだよ
布団かぶってた
いろいろうまくかぶってた
兜も座布団も
カラフルな座布団も
かぶってた
ぶたないで
ブタさん
ふた なくさないで
ふた三個なくさないで
ブタさん三個なくさないで
泣かないでいて
あなあけないでいて
赤坂付近にいかないで
いか たべないで
くま たらふく
たらも たべないでいて
手をつないで
繋がる
しわよせしないで
しないでって
市内で言わないでいて
しわよせしないで
幸せでいて
祈るから頼むから
ここにいさせて遺産わけて
勇んで胃酸で溶けないで
どかないで
どうか一つ
如月まで
どんどん
いかせて
いってみて
いってみせて
せめて みせて
攻めて
責めないでいて
見せしめて
せめて責めないで
このままでいさせて
このままいさせて
ください
第三者
このまま
いさせて
ください
2010年11月29日月曜日
2010年11月28日日曜日
姫
横たわる彼女に
Pizzaを一枚ください
本当の理由は誰にもわからない
黄色い線の内側で
掛け持ちなんです、っていって
いますぐGET!
細身なんですけどなかなかいいのがないの
いまから24時間受け付けます
眠りが浅いほう?
エスカレーターでは
なんかほんとにいいのかって思う
お客様にお知らせいたします
パワーが集まってる気がする
目的地の天候は晴れ
庭に出るといいよ
ボタンを押してください
きょうまた会う?
危険です
迷惑です
見えるのが霧氷
Pizzaを一枚ください
本当の理由は誰にもわからない
黄色い線の内側で
掛け持ちなんです、っていって
いますぐGET!
細身なんですけどなかなかいいのがないの
いまから24時間受け付けます
眠りが浅いほう?
エスカレーターでは
なんかほんとにいいのかって思う
お客様にお知らせいたします
パワーが集まってる気がする
目的地の天候は晴れ
庭に出るといいよ
ボタンを押してください
きょうまた会う?
危険です
迷惑です
見えるのが霧氷
2010年11月27日土曜日
注意
気をつけてビジネスをやりなさい
思いがけない邪魔が入る事があるから
思いがけないので避けられない
あなたが善良であっても関係ない
川べりを歩くときは
虫の襲来に注意しなさい
アットいうまに群舞する縄張りに
入ってしまうから
眼をやられないように
猫に触るときは機嫌を窺いなさい
急に咬むことがあるから
仲良しに見えて実はそんな気持ちはないから
咬まれて意外と傷つくから
平静を装っても何にもならない
鍬を振るときは後ろを確かめなさい
確かめた後に子どもが近づくことがある
鍬に当たると顔を怪我する
傷が残ることがある
君にその気がなくても
夜は犯罪者に襲われないようにしなさい
まだ犯罪者でない人が今日初めて犯罪に走る事もあるから
盛り場にいかず、戸締りをして、警報ブザーを携帯
甘い誘惑に惑わされる事もある
ひったくりや危なそうな呼び出し等々
用心に越した事はない
詩は安全ではないものがいい
心の隙間に入り込み今までの価値観を壊すものを読みなさい
短い言葉でピーンと来るもの、記憶を呼び起こすものもの
読みやすい心地よいリズム
詩は短くて一日のサイズのよう
一生を凝縮した一日のよう
宇宙を凝縮した君の部屋のよう
思いがけない邪魔が入る事があるから
思いがけないので避けられない
あなたが善良であっても関係ない
川べりを歩くときは
虫の襲来に注意しなさい
アットいうまに群舞する縄張りに
入ってしまうから
眼をやられないように
猫に触るときは機嫌を窺いなさい
急に咬むことがあるから
仲良しに見えて実はそんな気持ちはないから
咬まれて意外と傷つくから
平静を装っても何にもならない
鍬を振るときは後ろを確かめなさい
確かめた後に子どもが近づくことがある
鍬に当たると顔を怪我する
傷が残ることがある
君にその気がなくても
夜は犯罪者に襲われないようにしなさい
まだ犯罪者でない人が今日初めて犯罪に走る事もあるから
盛り場にいかず、戸締りをして、警報ブザーを携帯
甘い誘惑に惑わされる事もある
ひったくりや危なそうな呼び出し等々
用心に越した事はない
詩は安全ではないものがいい
心の隙間に入り込み今までの価値観を壊すものを読みなさい
短い言葉でピーンと来るもの、記憶を呼び起こすものもの
読みやすい心地よいリズム
詩は短くて一日のサイズのよう
一生を凝縮した一日のよう
宇宙を凝縮した君の部屋のよう
2010年11月26日金曜日
あやまらない
あやまると自分が消えてしまいそうになるので
彼女はあやまらない
あやまる必要がある時ほど
唇を真一文字に結んで
身をすぼめて待っている
あやまりたい気持ちが消えるまでいつまでも
固唾を飲んで
じっとしている
彼女の不用意な発言が
友だちを傷つけてしまっても
大事な約束を破ってしまっても
彼女はあやまらなかった
いつも
彼女の中に後悔とあやまりたい気持ちが押し寄せたけれど
彼女はあやまらなかった
あやまりたい気持ちが
彼女の中にあるとき
彼女は言い知れぬ自信が訪れていることに
気づくことがある
いつかあやまることができるようになるのを
待ち望んでいる自分に
自信をもつのだ
だから彼女は
あやまりたい気持ちから
逃げない
逃げないでじっとしている
彼女の中をなにかが行き過ぎる
いつか-
それも捕まえてみたいと
彼女は思っているのだ
彼女はあやまらない
あやまる必要がある時ほど
唇を真一文字に結んで
身をすぼめて待っている
あやまりたい気持ちが消えるまでいつまでも
固唾を飲んで
じっとしている
彼女の不用意な発言が
友だちを傷つけてしまっても
大事な約束を破ってしまっても
彼女はあやまらなかった
いつも
彼女の中に後悔とあやまりたい気持ちが押し寄せたけれど
彼女はあやまらなかった
あやまりたい気持ちが
彼女の中にあるとき
彼女は言い知れぬ自信が訪れていることに
気づくことがある
いつかあやまることができるようになるのを
待ち望んでいる自分に
自信をもつのだ
だから彼女は
あやまりたい気持ちから
逃げない
逃げないでじっとしている
彼女の中をなにかが行き過ぎる
いつか-
それも捕まえてみたいと
彼女は思っているのだ
2010年11月25日木曜日
直行
熟れた実を摘み
お口に入れる
直行
わけずに一回で
すぐ食べる
直行
寄り道せず
浮気もしない
直行
出張しても
遊ばす
観光も接待も無縁
お宿に直行
鈍行列車より
超特急が好み
時を惜しんで
直行
曲がったことが嫌い
直行
名前だって
ナオユキ
直行
詩を読んでも
行間は飛ばし
詩情も省いて
最後まで
直行
このひと
直行ばかりして
早死にしませんように
お口に入れる
直行
わけずに一回で
すぐ食べる
直行
寄り道せず
浮気もしない
直行
出張しても
遊ばす
観光も接待も無縁
お宿に直行
鈍行列車より
超特急が好み
時を惜しんで
直行
曲がったことが嫌い
直行
名前だって
ナオユキ
直行
詩を読んでも
行間は飛ばし
詩情も省いて
最後まで
直行
このひと
直行ばかりして
早死にしませんように
2010年11月24日水曜日
ブタさんは語る
ピンクの光るブタさんが
笑顔で横たわっているよ
こっちをみてる
サンタの帽子をかぶってるから
もうすぐクリスマスなんだろう
テーブルクロスはケーキとイチゴ柄
楽しげなジャズが流れている
ピンクの光るブタさんと
目が合っても
恥ずかしがらなくてもいいんじゃない?
ホタルみたいに体を光らせて
合図しなくても
分かってるさ
携帯くん
誰かから仲直りの電話でしょ
光の色で分かる
なんてウソだけど
女子部は先に帰ります
用意があるから
いいわ
気分がいいから
いいことにする
渡り廊下のベンチで待ってます
笑顔で横たわっているよ
こっちをみてる
サンタの帽子をかぶってるから
もうすぐクリスマスなんだろう
テーブルクロスはケーキとイチゴ柄
楽しげなジャズが流れている
ピンクの光るブタさんと
目が合っても
恥ずかしがらなくてもいいんじゃない?
ホタルみたいに体を光らせて
合図しなくても
分かってるさ
携帯くん
誰かから仲直りの電話でしょ
光の色で分かる
なんてウソだけど
女子部は先に帰ります
用意があるから
いいわ
気分がいいから
いいことにする
渡り廊下のベンチで待ってます
2010年11月23日火曜日
ジュン
コロッケを分けるように
愛情を分けて
惜しみもせずに
ジュン
一生懸命生きることより
幸せを求めて生きる方がいい と
幸せから知らず知らず逃げて
気づかないものだと
そんな歌を聞かせて
誰もが自分の人生の主役をはっている
それを受け入れないと追い出しを食らう と
みんなに教えて
ジュン
愛情を分けて
惜しみもせずに
ジュン
一生懸命生きることより
幸せを求めて生きる方がいい と
幸せから知らず知らず逃げて
気づかないものだと
そんな歌を聞かせて
誰もが自分の人生の主役をはっている
それを受け入れないと追い出しを食らう と
みんなに教えて
ジュン
2010年11月22日月曜日
運命的な出会い ー婚活ではなくー
丘の斜面で夕焼けに照らされた彼女は
今描いているドローイングの話の途切れめで急にを目を瞑り
キスを求めてきた
彼女の顔をよく見るのは初めてだ
もうキスして戸惑いながらも
抱き合っていたけれど
僕が腕に力を込めて背中を引き寄せると
彼女はますます密着してこたえてきた
美大生の彼女は良家の子女で躾がきびしく
反発する気持ちを抱え
複雑な事情があり今はこの町に住み
三時間かけて学校に通っているという
抱きつくと互いの顔が見えなくなり
初対面の僕たちは安心な気持ちもしたけれど
少しすると淋しくなってきて
また顔を見てみることにした
その顔は
やはり初めて見る顔だった
お見合いのように気取ってほほえんでいる
変な状況だ
だがそれを二人ともが容認しているのはなぜだろう
ここは小さい頃に
鬼ごっこや缶蹴りをした小さな広場のすぐ隣だ
眼下に家々が見え
振り返ればこんもりとした森がある
僕たちはゆっくりと時間をすごすことにした
鼻の頭が冷たくなるまで
手を握り合って遊んでいた
帰り道
僕たちは明日のことを約束する必要はなかった
もう結ばれたも同然だから
会いたければいつでも自然に会えるのだ
そんな強い絆を感じていた
坂道は平地よりむしろ歩きやすかった
振り返りながらゆっくり歩く僕たちには
彼女の愛しい顔をみると
幸せそうな表情だ
一番星!
と彼女が指さした
えっ もう?
と指の先の空に目をやった時
後ろでコンと
鳴く声がした
きつね?
またきてコン
さよならコン
今描いているドローイングの話の途切れめで急にを目を瞑り
キスを求めてきた
彼女の顔をよく見るのは初めてだ
もうキスして戸惑いながらも
抱き合っていたけれど
僕が腕に力を込めて背中を引き寄せると
彼女はますます密着してこたえてきた
美大生の彼女は良家の子女で躾がきびしく
反発する気持ちを抱え
複雑な事情があり今はこの町に住み
三時間かけて学校に通っているという
抱きつくと互いの顔が見えなくなり
初対面の僕たちは安心な気持ちもしたけれど
少しすると淋しくなってきて
また顔を見てみることにした
その顔は
やはり初めて見る顔だった
お見合いのように気取ってほほえんでいる
変な状況だ
だがそれを二人ともが容認しているのはなぜだろう
ここは小さい頃に
鬼ごっこや缶蹴りをした小さな広場のすぐ隣だ
眼下に家々が見え
振り返ればこんもりとした森がある
僕たちはゆっくりと時間をすごすことにした
鼻の頭が冷たくなるまで
手を握り合って遊んでいた
帰り道
僕たちは明日のことを約束する必要はなかった
もう結ばれたも同然だから
会いたければいつでも自然に会えるのだ
そんな強い絆を感じていた
坂道は平地よりむしろ歩きやすかった
振り返りながらゆっくり歩く僕たちには
彼女の愛しい顔をみると
幸せそうな表情だ
一番星!
と彼女が指さした
えっ もう?
と指の先の空に目をやった時
後ろでコンと
鳴く声がした
きつね?
またきてコン
さよならコン
2010年11月21日日曜日
人生くん
あたりまえのこと
ありきたりのこと
当たり障りのないこと
多い順に並べよ
つまらないこと
突き詰めたこと
つらいこと
多い順に並べよ
想像したこと
創造したもの
騒々しいもの
多い順に並べよ
並べたうえで
好きな順に
並べ直し
感想を述べよ
感情を述べよ
ところで
人生は
完走せよ
ありきたりのこと
当たり障りのないこと
多い順に並べよ
つまらないこと
突き詰めたこと
つらいこと
多い順に並べよ
想像したこと
創造したもの
騒々しいもの
多い順に並べよ
並べたうえで
好きな順に
並べ直し
感想を述べよ
感情を述べよ
ところで
人生は
完走せよ
2010年11月20日土曜日
美しい絵
その壁にいまは絵は掛かっていない
彼女が誇らしげに掛けておいた絵は
僕が踏みつぶしズタズタにしてしまったから
その壁はいまはもうない
別の場所に引っ越して行ったから
未来を夢見て出て行ったから
その彼女はいまはもういない
誰かにさらわれて行ったから
戻って来るのを待っているだけだから
彼女が誇らしげに掛けておいた絵は
僕が踏みつぶしズタズタにしてしまったから
その壁はいまはもうない
別の場所に引っ越して行ったから
未来を夢見て出て行ったから
その彼女はいまはもういない
誰かにさらわれて行ったから
戻って来るのを待っているだけだから
2010年11月19日金曜日
出会えない
見えないけれど
星は出ている
空に出て
こちらを見つめている
くらい空に
目を凝らしている
見られている
見ている
どちらでもいい
ぼくたちは
永遠に
交わらない
視線がぶつかっても
気づかないでいる
吐息がかかっても
風と区別がつかないでいる
星は出ている
空に出て
こちらを見つめている
くらい空に
目を凝らしている
見られている
見ている
どちらでもいい
ぼくたちは
永遠に
交わらない
視線がぶつかっても
気づかないでいる
吐息がかかっても
風と区別がつかないでいる
2010年11月18日木曜日
11.18
風が吹くたびに木の葉が落ちてくる
表参道を歩きながら
これは裏街道ではないとつぶやき
歩行のリズムに合わせて
思い出を回転させ
シャツフルしていると
前方から救急車がやってきて
目の前の路地をはいっていったので
その行く先に目をやると
高校生たちが制服を着て歩いていて
寒そうに身に巻きつけた布にしがみついていたので
あの布は今風に言うとなんて言うんだろうという考えに
脳みそを占領され
なんてちっぽけな脳みそなんだろうとおもい
その割に大きな頭を
凝り固まっていたい首でどうにか支えながら
きょうは誕生日だからなにかすこしでも自分の為に特別なことをしようと
きれいなショーウインドウを見ながら歩いてみることにすると
昔彼女とわかれてその後会うこともなかった喫茶店がリニューアルして
前の面影もなくなっていて
自分の面影も似たものだと思いながら
道が上り坂になり
風が吹いて落ちてきた木の葉が一枚どういうわけか
手のひらに入ってきてそれを握ってしまい
賄賂ではないだろう
木の葉の手紙か狐のお金か
どちらにしても昔は木の葉を集めて焚き火して
焼き芋を作ったものだと懐かしさがこみ上げ
信号待ちをしていると
信号が変わる前に美しい街の光景を写真に収めたいと思い
この場所この日がデジタルに記録され
これを見返すのは自分だけなのか
それともいまは婚活中のひとが
私と結ばれて一緒に観るのかなどど妄想し
そこにまた救急車が通り過ぎ
救急車は9×9×48なのかなどど考え
…
もうやめた
表参道を歩きながら
これは裏街道ではないとつぶやき
歩行のリズムに合わせて
思い出を回転させ
シャツフルしていると
前方から救急車がやってきて
目の前の路地をはいっていったので
その行く先に目をやると
高校生たちが制服を着て歩いていて
寒そうに身に巻きつけた布にしがみついていたので
あの布は今風に言うとなんて言うんだろうという考えに
脳みそを占領され
なんてちっぽけな脳みそなんだろうとおもい
その割に大きな頭を
凝り固まっていたい首でどうにか支えながら
きょうは誕生日だからなにかすこしでも自分の為に特別なことをしようと
きれいなショーウインドウを見ながら歩いてみることにすると
昔彼女とわかれてその後会うこともなかった喫茶店がリニューアルして
前の面影もなくなっていて
自分の面影も似たものだと思いながら
道が上り坂になり
風が吹いて落ちてきた木の葉が一枚どういうわけか
手のひらに入ってきてそれを握ってしまい
賄賂ではないだろう
木の葉の手紙か狐のお金か
どちらにしても昔は木の葉を集めて焚き火して
焼き芋を作ったものだと懐かしさがこみ上げ
信号待ちをしていると
信号が変わる前に美しい街の光景を写真に収めたいと思い
この場所この日がデジタルに記録され
これを見返すのは自分だけなのか
それともいまは婚活中のひとが
私と結ばれて一緒に観るのかなどど妄想し
そこにまた救急車が通り過ぎ
救急車は9×9×48なのかなどど考え
…
もうやめた
2010年11月17日水曜日
それを
あわてずに
いそがずに
しんちょうに
だいたんに
たのしく
いっしょうけんめい
たいみんぐよく
ためらいをすて
しんこきゅうしてから
ひとめをきにせず
しんけんに
なるべくしぜんたいで
それを
すると
いい
かみさまが
みている
きみじしんも
みている
いそがずに
しんちょうに
だいたんに
たのしく
いっしょうけんめい
たいみんぐよく
ためらいをすて
しんこきゅうしてから
ひとめをきにせず
しんけんに
なるべくしぜんたいで
それを
すると
いい
かみさまが
みている
きみじしんも
みている
2010年11月16日火曜日
星座の立場
そこをめくると
こんどは
当たりがでるか
めくりつづける日々
当たりのような
ハズレのような
よくわからない
脳みそ
役にたたない
くじ引きの人生
計算機
意味のない
暗い闇の中で
星座の居場所がたより
私のみちしるべ
星占いを見下ろす星
笑いも泣きもせず
表情ひとつ変えず
座って
こんどは
当たりがでるか
めくりつづける日々
当たりのような
ハズレのような
よくわからない
脳みそ
役にたたない
くじ引きの人生
計算機
意味のない
暗い闇の中で
星座の居場所がたより
私のみちしるべ
星占いを見下ろす星
笑いも泣きもせず
表情ひとつ変えず
座って
2010年11月15日月曜日
11月の誕生日
マカロン
小さなホールケーキ
色とりどりのキャンドル
幻灯機のおもちゃ
ペパーミントティー
メモリーに入れた曲
封筒に入れたカードと手紙
リボンをかけたプレゼント
誕生日のきみ
考えていること教えて欲しい
部屋を包むカーテン
柔らかな灯り
向かい合わせ
隣り合わせの時間
小さなホールケーキ
色とりどりのキャンドル
幻灯機のおもちゃ
ペパーミントティー
メモリーに入れた曲
封筒に入れたカードと手紙
リボンをかけたプレゼント
誕生日のきみ
考えていること教えて欲しい
部屋を包むカーテン
柔らかな灯り
向かい合わせ
隣り合わせの時間
2010年11月14日日曜日
ドトールコーヒー
東海の小島の磯の白砂に
ドトールコーヒー、ドトールコーヒー
じっと手を見る
ドトールコーヒー、ドトールコーヒー
こころよくわれに働く仕事あれ
ドトールコーヒー、ドトールコーヒー
からくれないに
ドトールコーヒー、ドトールコーヒー
たわむれに
ドトールコーヒー、ドトールコーヒー
やせがえる まけるな一茶
ドトールコーヒー、ドトールコーヒー
旨いコーヒー 村いっぱいの
ドトールコーヒー、ドトールコーヒー
ドトールコーヒー、ドトールコーヒー
じっと手を見る
ドトールコーヒー、ドトールコーヒー
こころよくわれに働く仕事あれ
ドトールコーヒー、ドトールコーヒー
からくれないに
ドトールコーヒー、ドトールコーヒー
たわむれに
ドトールコーヒー、ドトールコーヒー
やせがえる まけるな一茶
ドトールコーヒー、ドトールコーヒー
旨いコーヒー 村いっぱいの
ドトールコーヒー、ドトールコーヒー
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