2010年11月18日木曜日

11.18

風が吹くたびに木の葉が落ちてくる
表参道を歩きながら
これは裏街道ではないとつぶやき
歩行のリズムに合わせて
思い出を回転させ
シャツフルしていると
前方から救急車がやってきて
目の前の路地をはいっていったので
その行く先に目をやると
高校生たちが制服を着て歩いていて
寒そうに身に巻きつけた布にしがみついていたので
あの布は今風に言うとなんて言うんだろうという考えに
脳みそを占領され
なんてちっぽけな脳みそなんだろうとおもい
その割に大きな頭を
凝り固まっていたい首でどうにか支えながら
きょうは誕生日だからなにかすこしでも自分の為に特別なことをしようと
きれいなショーウインドウを見ながら歩いてみることにすると
昔彼女とわかれてその後会うこともなかった喫茶店がリニューアルして
前の面影もなくなっていて
自分の面影も似たものだと思いながら
道が上り坂になり
風が吹いて落ちてきた木の葉が一枚どういうわけか
手のひらに入ってきてそれを握ってしまい
賄賂ではないだろう
木の葉の手紙か狐のお金か
どちらにしても昔は木の葉を集めて焚き火して
焼き芋を作ったものだと懐かしさがこみ上げ
信号待ちをしていると
信号が変わる前に美しい街の光景を写真に収めたいと思い
この場所この日がデジタルに記録され
これを見返すのは自分だけなのか
それともいまは婚活中のひとが
私と結ばれて一緒に観るのかなどど妄想し
そこにまた救急車が通り過ぎ
救急車は9×9×48なのかなどど考え


もうやめた

2 件のコメント:

  1. ミッキーと同じお誕生日、おめでとうございます!
    いっぱい良いことがありますように。
    チョコレート工場で働きながら祈ってます。
    あま〜い香りがマツザキさんのもとへ届きますように♪

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  2. あっ、届いたかな。ありがとうございます…。

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