あやまると自分が消えてしまいそうになるので
彼女はあやまらない
あやまる必要がある時ほど
唇を真一文字に結んで
身をすぼめて待っている
あやまりたい気持ちが消えるまでいつまでも
固唾を飲んで
じっとしている
彼女の不用意な発言が
友だちを傷つけてしまっても
大事な約束を破ってしまっても
彼女はあやまらなかった
いつも
彼女の中に後悔とあやまりたい気持ちが押し寄せたけれど
彼女はあやまらなかった
あやまりたい気持ちが
彼女の中にあるとき
彼女は言い知れぬ自信が訪れていることに
気づくことがある
いつかあやまることができるようになるのを
待ち望んでいる自分に
自信をもつのだ
だから彼女は
あやまりたい気持ちから
逃げない
逃げないでじっとしている
彼女の中をなにかが行き過ぎる
いつか-
それも捕まえてみたいと
彼女は思っているのだ
そうそう・・。
返信削除“あやまれない” 。
でも、きちんと謝ろうと想います。
次の日曜日あたり☆
(ハンカチを噛み噛みしながら)
日曜日あたりに謝ろうって
返信削除そう想ってたら、さっき妹から電話ありました。
姉なのに、ダメダメです^-^;
普段は、超仲良し姉妹なんだけど。ね☆
心の底流に謝りたい思いがいつも流れている。それは私の個人的なことだ。この謝りたい思いは、人には伝わるものではない。そういう普遍性を持っているものではない。たいへんわがままな思いなのだ。だから、外に出すときは、むしろ謝らないほうが伝わる。私が謝るとき、それは相手の心にアクセスするためだが、相手の中に、謝られたい思いを見出すことはめったにない。彼は、謝られたいのではなく、本当は謝られたくないのだ。
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