求めるものに近づこうとする打算的人生より
過ぎゆく過去を大事に味わう人生のほうが
いいのでは?
ホームレスの僕が思うことは
過去のいい思い出のことばかり
でもそれらに飽きると
今度は現在のことを思う
家賃を払うのは必要悪かということ
月や星は電気メーターにつながっていないということ
食の安全は少し古くなったら捨てろということ
食べたい僕たちにはゴミ箱を漁れということ
自分がよければそれでいいという思いを持った人が
さまざまなルールを決め
ルールの隙間に蔓延して
自分の善良さに不安を覚えると
弱いものに情けをかける
クリスマスが近づくと
マッチ売りの少女が
今日も街頭に立って
寒さに凍えながら
火をつけるための棒を売っている
本当に燃やしたいものは何?
少女は尋ねることはしないが
ホームレスの僕は自問する
本当に燃やしたいもの
燃やしてしまいたいものは
何?
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