道の端っこをしよんぼり歩くことを許してくれないか、世界さん。
こんな蒸し暑い月のない夜だから、
逃げ帰る自分の影も薄く、
存在をより薄くしてくれるから、
戯言や愚痴を言うことを許してくれないか、世界さん。
世界の友達さん。
見えないところにいる知り合いの皆さん
どうか気付かないで。ね。
僕のことに。
世界さん、いつか
懺悔してみましょう。
僕が立ったところが
自分と世界の交わる中心だと
大手を振っていえる日に。
今は、そのことに堪えられないから
道の端っこを進みます。
小さな自分のアパートに向かって。
小さな虫が鳴いているその上空を。
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