「魔法の力」 マツザキヨシユキ
来る、来ない、来る…と花占いしてたら
いつの間にか未来になっていた
タイムマシーンにさらわれたのだ
そこには 見慣れない風景があった
人々の表情もどこか不自然に見える
それに 音がよく聞こえない
どうしたのだろう
私はどぎまぎしていた
するといきなり誰かが後ろから肩をたたき
私に向かって言った
「きょう、くる?
それとも行こうか」
私には行くも来るも
なぜか一緒のように思えた
上のほうで
柱時計の音がした
メッセージ☆
時々、過去に起こったことの前後関係が
わからなくなること、ありませんか。
そんな時はタイムマシーンに乗ってもきっと迷ってしまいます。
新しい気持ちで朝が迎えられたり、心が二日酔いだったり、
時と記憶の魔法の力は、きっと誰もが持っています。使いこなせればいいのですが…。
未来を迎えに行くことも、待ってることも、できますね。
返信削除でも、過去が後ろから、話しかけてきて、
こっちから行こうかって言われたら、
こわいですね。過去は、自分からだけいきたい。
過去は衣のようだと僕は思います。風呂に入るとき以外は身に纏っている感じ。地獄に行くとその衣を秤にかけて、罪の重さをはかるっていう話、怖いですよね。正しく生きればその衣は味方をしてくれると思っているのですが。
返信削除