2010年9月2日木曜日

毎日首つり

目を覚ますとき
毎日首がつられる

硬いロープで
喉を締め付けられて
気が遠くなる勢いで
目を覚ます

それでも
目覚まし時計で起きるよりは
自分らしい
と思う

眠るときは
馴れない手漕ぎボートで
小さな波を超えていく

目的地は見えず
永遠に近づけない
虚しさの重みで
沈んでいく

1 件のコメント:

  1. 中村ゆき子2013年1月15日 18:37

    眠る時、手漕ぎボートを漕ぐのをやめて波に任せてみたら?
    やがて、ボートは見知らぬ無人島に漂着するよ、きっと。
    そこであなたは、何にも考えず助けに来てくれる舟を待ってるだけでいいんですよ。
    手漕ぎボートは流されないよう硬いロープ で、しっかりくくりつけて。
    必ず助けに来てくれるから。

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