2013年10月28日月曜日

心 〜滝に打たれている〜

滝の音が耳についていて離れない
視線はウインドウ越しの道を見ているが
心は方々をさまよい
波打ち際や渓谷を行く列車や高校の夏の明るい教室や
恋人に別れを告げられた喫茶店や様々な場面で向き合った人びとの表情を
光速で辿るが
耳は滝の音と
今いる場所の音の中に動かずにいる
それを証明しようとするように
視覚もここにいて
ただ今を見つめている

心だけが
私の事情に関係無く心を乱して
自らでかけて行く
この時心は一つではないと心は悟っていた

1 件のコメント:

  1. 笑う心、怒る心、泣く心・・・
    笑う心の調子が悪かったら
    泣いてしまうのかな?

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