遠くに海鳴りの聴こえる部屋
夕日が楽しげにやってくる部屋
家族が消えてしまった部屋
いるのは私だけ
でも私はいないも同じ
息を潜めて
笑いあったあの時の写真を
くり返し引きちぎる
いるのは私だけ
でも
いつでもいなくなるのも私
でも
いるのは私だけ
あるのは愛だけ
聞き飽きた陳腐なアイで包まれているアイだけ
包んでいるのもアイだけ
遠くに海鳴りが消えていく部屋
夕日が楽しげに帰っていく部屋
家族が消えさらない部屋 部屋
あなたはきづいているのでしょう。
返信削除あなたが消し去りたいと思っていたこともさりげなく拾い抱きしめてくれていたのは家族だってことを。
遠い海鳴りを聞き、夕日を写しあなたは強くも弱くもなるのですね。
引きちぎった写真もそっと家族がつなぎあわせてくれてる。