2013年10月17日木曜日

薄暗がりにたたずむこころ

薄暗がりにたたずむこころ
こんなに重い

丸いパイプの
ペンキが剥げたところに
同じ色を塗り重ねると
すると
そこは新品よりもいい色になる

薄々気づいていたこと
だけれど世間はそんなことばかりだ

十重二十重に
塗り重ねられた空は
今は亡きあの映画監督が作った映画さながら
高い天井から吊り下げてある

私は足もとと頭上を交互に見る

約束ごとのように
背後にお化けたちの気配がするが
気づかなかったことにしておこう

よんどころない事情があるのは
人間ばかりではない

薄暗がりは
私のこころを隠そうとしているが
すでに
隠せない大きさになってしまっている
私のこころ

1 件のコメント:

  1. 薄暗がりにいると落ち着くんだね。
    自分のこころと向き合えるから?
    足もとと頭上を何度も見返しても
    ありのままの自分に戻るしかない
    希望のこころと虚構の現実は常に背中合わ
    隠しきれないほど重く大きくなってしまっているけど
    ずっと隠して生きていくんだね。

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