2011年12月6日火曜日

マリン



あなたのことを


きょうは


マリンと呼ぼう


 


あなたのうなじから


海の香りはしてこないけれど


あなたの瞳に


海の底の星空は映っていないけれど


 


きょうは


あなたのことを


マリンと呼ぼう


 


あなたは自分のことを


不器用だと言うけれど


 


私は あなたから


その器用な身のこなしを学んでいる



いつか


告げたことがあった


 


あなたはまた


人間関係が苦手だと言ったけれど


あなたの周りには


いつもあなたを求めて素敵な人が


集まっていた


 


マリン 


と呼んでも


マリリンモンローを連想しないでくれ


いっそプリンや風鈴の方がまだ近いのだから

 

 


きょうは


煩わしいことが片付いて


いま


何が煩わしかったのかさえ


リアルには思い出せないくらいに


脱力し


重力となって地面に落ちている


 


マリン


あなたは


あなたであって


あなたではない別の誰か


 


マリンは


私を


何と呼んでくれるのだろう


朝のベッドのシーツの中で


1 件のコメント:

  1. あなたは アクア
    私にとって なくてはならない存在だから

    アクアマリンの石が その証し

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