2011年12月3日土曜日

自分らしく生きること

自分らしく生きることを求めるということは
自分らしく生きてほしくないと
言っているのも同じことだと
気づかずに言っているひとは
自分らしく生きていると
思い込んでいる人から見ても
滑稽だが
真に自分らしく生きている人から見れば
見慣れたコマーシャルの一コマに似すぎない
自分らしく生きているひとは
自分らしく生きることを求められるたびに
もっと無名なありきたりの幸せを得て
生きていきたいと思うのだが
相手はそれを許してくれないのを
知っているから
おざなりな答えをするだけである
自分らしく生きたいと願うひとは
自分らしく生きたいと願うことが
自分らしく生きることの
邪魔をしていることに気づかないので
いつまでたっても悩みの中にいる
自分らしく生きたいと思わずに
むしろ自分を殺して生きていきたいと
願っているひとは
自ずと自由な自分らしい生き方をしているのだが
その自由さゆえに不満を持っている
だがその不満が
自分らしく生きることにつながっているのだと
意識することはむずかしい
それは興味がないからでもあるが
生まれながらにして
定まっていたことであるからだ

2 件のコメント:

  1. 自分らしく生きようとすればするほど、
    本来の自分から離れていくのかもしれませんね。

    何も考えなくても、自分は自分。
    自分にしか出来ないことをするしかないのだから。

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  2. 中村ゆき子2013年1月27日 11:46

    本当に言いたいことを言える自分、
    本当は言いたいんだけど言えない自分、

    自分は滅多に怒ることはない
    怒る前に自分を責める癖がある
    気持ちに行き場がなくなると、
    ま、いいか
    で済まそうとする
    楽にいきるために逃げてきたやり方
    生まれながらに定められてるなら仕方ないな
    ちょっとしんどいけど

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