母が
足が痛いといいながら
寒いキッチンで
麻婆春雨を作っている
私はそれを覗き込む
いつもは〈中辛〉らしいのだが
きょうは〈甘口〉だ
私が子供のころ
辛いものが食べられなかったせいだろうか
今は母も私も
辛いものが大好きなのに
出来上がった麻婆春雨が
私の前に盛られ
母は横から
箸でつついてくる
なんとなく
ぎこちない
春がきて
あたたかい春雨に濡れて
家まで駆けて帰った
遠くて近い
あの日々
*みちるです。あなたの母の思い出はなんですか。私はきょう起こったことを、思い出を見つめるような視線でみちゃいます。
この詩を読んで
返信削除色々なことを想いだし
母のところへ
行きたくなりました
母の想い出、振り向いてもらえない想いでばかり。あははは~♪
返信削除母と言うあたたかいものに、触れたくて、ずっと待ってて
慰めてくれるのは、いつも、太陽と風と大地\(^o^)/~♪