2013年6月28日金曜日

赤い魚

きみはいつ
自分は特別だ
と 気づいたのか

青い海原を跳んだとき
きみの体は逆光に縁取られ
視界の隅に自らの赤を見た
そのとき
きみは
自分が特別だ
と 気づいた

だが
また海に落ちて
群れをなす仲間たちと
一緒に泳ぐしかなかった

きみは特別な
赤い魚
いままでそうと知らずに
青い魚と群れて泳ぐ
特別な赤い魚

誰もがきみを
特別だと思う
まだそれに戸惑う
何もできない赤い魚



1 件のコメント:

  1. 中村ゆき子2013年6月29日 3:08

    赤いさかな、特別だと気づいても
    青い群れから離れなくてもいいんだよ
    特別だからと言って何も変わることはない。
    戸惑いながら泳いでいるの?
    ならば、いっそ群れから抜け出し
    孤独を選んでみるかい?

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