2013年3月30日土曜日

さくらがさいた

さくらがさいたと
さわいでる
さわいでいると
ひろめてる

さくらのしたで
さがしてる
ほんとのしあわせ
そこにない

さくらがちると
さがしてる
つぎにさくばしょ
さがしてる

さくらのはなは
すぐにちる
ひとのいのちは
いつちるの

さくらはなにも
おもわない
ひとがかってに
おもうだけ

2 件のコメント:

  1. ひとは勝手に、悲しがったり、嬉しがったり。

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  2. 中村ゆき子2013年3月31日 0:56

    濃いピンクの垂れ桜が玄関脇に咲く家がある。
    散歩の途中、その家の奥さんと目が合った。
    私は
    見事な桜ですね。と、言うと
    その人は
    幼い頃娘が亡くなりその代わりに桜を植えたんです。と話してくれた。
    どう言葉を返せばいいか戸惑っていたら、
    その人は
    最初の頃は亡くなった娘の年を数えていたのだけどいつの頃からか気持ちに区切りがつき、今は春が来て咲くのを楽しみにしているんです。は話してくれた。
    想いを花に託しそれに答えてくれるかのようにその人にとってはさくらは咲いてくれたように思えたのでしょう。
    咲いては散り、また咲くを繰り返し枯れかけた心を癒してくれたのでしょう。
    物言わぬ桜、散る桜も誰かの為になっている。
    でも、誰かのためになるからと言って人の命は散ってはならない、

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