2012年7月19日木曜日

木の子ども

木の子どもは
父母(ちちはは)に抱(いだ)かれて空に顔を出す
笑顔の表面は
つややか

風も
やってきた小さな虫も
滑ってしまう

木の子どもは
父母に抱かれてオトナになる
清々しく薫る
花を咲かせる

誰も
その花に
見惚(みと)れないものはいない

木の子どもは
もう子どもではなくなった
だが笑顔は
あの日のまま


(李先生に)

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