昔 毎週3編 詩を書いていたんだけど
一つは ラジオで朗読する用
一つは ブログに載せる用
一つは 雑誌に載せる用
ターゲットが決まっていたので
幸せな気分で書いていた
書く際の留意点を自分で決めて
それに添って書いていた
その時書いた詩は
残っているものもあるが
なくなってしまったものもある
会社がつぶれた時に
人に迷惑をかけてしまうんだからと
処分される机やパソコンと一緒に運びだされるのを
気配だけ感じながら見送った
詩は埴輪のように
黙って笑い土に埋まっただろう
僕の中には
幸せだった感覚がまだ残っている
凍えそうになったときは
その残り火に手をかざして
体が冷えきってしまうのを防いでいる
やることがある
人のためにやることがある
もしやらなければ
また自分の書いた詩を見捨てる
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