時が経ったが
あの人の死が
あの人にとって
どういうものだったか
私は知らないまま生きている
あの人が好きなものを
あの人の写真に供えて
あの人に届けたいと願うが
このようなことを
あの人がどう思っているのか
私はわからないまま繰り返している
あの人が死ぬときに
私はそれを見ていなかった
あの人は
死んでいきながら
何を見ていたのか
私は訊くことができずに悩んでいる
あの人が死んでから
あの人がいなくなったが
あの人の気配は
私の周りにいまも残っている
あの人が生きていたら
あの人が死んでいるより
あの人は幸せだろうか
私は幸せかどうかわからない
あの人のことも私のことも
わからないまま生きている
あの人が死んでから
人々はあの人と会えなくなって
あの人には
新しい友だちが
出来ただろうか
あの人は死んだあと
体と記憶を失くし
ただの命となって
また会いにやってくるのだろうか
会いに行くのは私たちの方なのだろうか
どこに行けばいいか
分からないで迷う
私たちに答えは見つけられないまま
今日を生きていく
あの人が死ぬときに
返信削除私はそれを見ていなかった
あの人は
死んでいきながら
何を見ていたのか
私は訊くことができずに悩んでいる
というところ、ああ、そうだったのかと今の自分の状態に納得がいきました。ここから色々考えられそうです。ありがとうございました。
映画「きょうを守る」、私も見たいと思います。
もう会えない君について
返信削除改めて考えました。
私も私なりに書いてみましたが、
やはり無理に受け入れるべきことでないような気がしました。
不思議と亡くなった後の方が近くに感じることがあります。
それは見守られているという感覚です。
「きょうを守る」観たいと思いました。
コメントありがとうございます!
返信削除《きょうを守る》ぜひ、ご覧ください。
主題歌は覚和歌子さんの作詞です。