9階にお化けがやってくる
9階のコピーは壊れている
1階でコピー機の会社の営業マンとサービスマンが
寛いで喋っている
そこは昼休みの食堂だ
だが上の階の夜の会社にお化けがやってくる
ヘアピンカーブをいくつも越えて登って降りてやってくる
お化けに悪魔が宿る
胸のドキドキが止まらない
体中の関節が悲鳴をあげている
体の中に筒が入っている
タケノコの皮のように体がむける
残業中の社長は暗がりで怯えて
発狂寸前だ
救いがどこにあるのか探す気にもならない
過ぎ去るのを祈るのみ
救いを求めたいのに、自分の中の何かが邪魔をして発信出来ないのですね。
返信削除声を出せば助けに来てくれる人はすぐそばにいるのに。じわじわ押し寄せる影に押し潰される前に
身を潜めてないで暗がりから飛び出してみたら?
いつも気付かなかった非常階段、すぐ横にあるよ。